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2006年7月

2006-07-31

3年ぶりの東赤石山、その1

前回、東赤石山に登ったのは、ほぼ3年前の2003年月8月1日。

東赤石山は新居浜市の南に位置する赤石山系の盟主とも言える山で、標高1707m。橄欖岩:からなるこの山はオトメシャジンなどの固有種が多いことでも知られる四国ではちょっと有名な花の山だ。

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東赤石方面。一番奥に聳えるのが恐らく東赤石山だと思う

6月初めに西赤石に登った折り、東赤石の雄姿を目にして、もう一度登りたいと考えていた。本来は7月30日に野草友達のRさんとその知り合いの方々と登る予定が、天候のせいで予定がずれて7月29日になった。29日は私は都合が悪く、末っ子に訊いたら、30日なら夏期講習が休みなので登ってもいいという。

画像は帰りの道中、金砂湖付近から撮影した。

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2006-07-27

センニンソウ、メハジキ。キンミズヒキ

マルバツユクサの自生している場所から、ほんの1キロほどのところに、私がよく立ち寄る野草のスポットがある。

秋にはサイヨウシャジンやワレモコウが咲く場所だ。サイヨウシャジンは花茎はすでに70センチほど上がっていたけど、さすがには生まだ咲いてなくて、蕾が固い。

代りに、今までここでは見たことがなかったメハジキが咲いていた。

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蓮とマルバツユクサ

そろそろ自宅の畑のツユクサも咲いてきたけど、先日、末っ子が母のお手伝いをするというので、朝から車で送っていた。

もう少しで実家に着くという頃、田んぼの中に蓮田が見えてきた。

そんなに朝早くの蓮の花を見たことがなかたので、あまりの綺麗さにうっとり。

私の住んでいる市内でも蓮田は結構あったはずだけど、ここ最近、急速に宅地化して、今年はまだ蓮の花をまともに見てなかったのだ。

末っ子を迎えに行った夕方、再び蓮の花をよく見ようと車を道端の邪魔にならないところにとめたら、こんな珍しいツユクサ群生していた。

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2006-07-24

北岳に登る、その13、広河原へ

休憩しているとヘリの音がやたら聞こえる。大樺沢上空辺りを飛んでいるが、どうやら物資を小屋に荷上げしているらしい。3連休を控えて、山小屋にも人が押し寄せるので、食料や水を大量に上げる必要があるのだろう。

ここからまだ1000mの下りが待っている。下りだから楽だと思っていたが、最近は下りのほうが足に負担がかかるので、気合を入れて下らねば・・。

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2006-07-23

北岳に登る、その12、下山

肩の小屋で、すでにパッキングしておいたザックを引き取り、いよいよ下山にかかる。

7時40分、出発。バスの時間までには4時間半ほどあるが、まずまずというところだろう。

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北岳に登る、その11、展望

最終日の14日はあまり眠れぬまま、4時過ぎになった。周囲の人たちもそろそろ起き始めている。外もうっすらと明るくなり始めたので、起きだして外に出てみる。

雨は降っていないが、やはりガスがかかっている。

5時には、朝食の用意が出来たことを小屋のおじさんが知らせにきた。気圧が低くて水加減を多めにしてあるのか、昨日も今朝もご飯が柔らかめ。朝から丼ごはんだけど、山に入るとお腹が空くので、しっかりと全部食べた。

外にもう一度出てみると、昨日よりは視界が利く。後は下るだけで、12時20分のバスまで時間は十分あるので、晴れても晴れなくても、もう一度ピークまで登ることにする。先輩のOさんに「登ります?」と訊いたら、今日は登られると言う。去年と違って、高山病の頭痛が今年は出てないそうだ。それではと、バッグに例の如くペットボトル、チョコレート、地図を入れて5時半に出発。

夕べ同じく肩の小屋に泊まった人たちの大多数は大きいザックを背負ってピークを目指している。恐らくこの後、間ノ岳や塩見岳方面に縦走するつもりなのだろう。間ノ岳に行く途中に綺麗なお花畑があるそうだ。

風は前日よりもきつくてちょっと寒いが、予定通り6時10分に山頂に着く。

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2006-07-22

北岳に登る、その10、お花畑

夕食までにはまだまだ時間があるので、肩の小屋周辺のお花畑を撮影してみる。

小屋に着くまでの稜線上にはいろいろな花が咲き乱れていたが、後でゆっくり撮影しようと思っていたのだ。

去年の仙丈小屋の周辺はキバナシャクナゲは多かったが、こんなにいろいろな花は咲いてなかったと思う。

ガスのために視界が悪くて、すぐ近くに寄らなければわからないが、ほんとに見事なお花畑だ。

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2006-07-21

北岳に登る、その9、山頂へ

キタダケソウを見た後、私とSさんはピークに行くことにする。Oさんは去年の仙丈での高山病のこともあり、今回はパスすると言う。昔、北岳のピークは踏んでいるそうだ。展望も今日のところは全然期待出来そうもないので、翌日もう一度登るときにご一緒するのも良いだろう。

午前11時過ぎ出発。コースタイムは登りが50分、下りが40分で丁度一時間半だから、12時半すぐには小屋に戻れるだろう。小さいバッグに地図、ペットボトル、非常食だけを入れて歩き始める。ガスっているのと風があるので前もって雨具を着用。

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北岳に登る、その8、キタダケソウとチョウノスケソウ

稜線上はガスがひどくてぼんやりとしか周囲が見えないけれど、それでも礫地に色とりどりの花が咲いていることはわかった。

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2006-07-20

北岳に登る、その7、ミネザクラ

ゆっくりペースが幸いしたか、Oさんも快調のようだ。

よかった。すでに御池小屋から400mは登っていると思われるので、後は300mばかり登ったら稜線に出るはず。そうすればあとはアップダウンもそれほどない。

この高さまで登るとさすがにチョコレートやキャラメルなどの行動食が美味しい。

15分ばかり休憩して出発。

雨がぽろぽろし始めたので折り畳み傘を差して歩く。降ったりやんだりという感じで、傘を差したり仕舞ったりを繰り返す。

白根御池から上を見上げたときも、視界があるのは下のほうだけで、標高2500以上にはガスがかかっているように見えた。

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北岳に登る、その6、シナノキンバイ

13日朝は5時起床。小屋の朝食時間が5時半なのだ。

前夜の睡眠不足を取り戻すべく、ぐっすり眠れた私とは対照的に、Sさんはあまり眠れなかったらしい。朝食後のコーヒーは200円なのだそうで、コーヒー中毒の私は迷わずお願いする。SさんとOさんも付き合ってくれ、山の中で優雅なコーヒータイム。

6時にはパッキングも完了。

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北岳に登る、その5、白根御池小屋

15時50分二股を通過後。トラバース道に入ると、今までの雪が嘘のようになくなり、辺りは針葉樹などの樹林帯に変わる。地図上では等高線とまったく平行についている道で、アップダウンはほとんどないようだが、それでもまったく平坦な道というわけではない。二俣からのコースタイムはわずか30分なので、そのまま休憩を取らずに行くことにする。Oさんも、幸い、その後は体調も戻ったようだ。

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2006-07-18

北岳に登る、その4、雪渓とサンカヨウ

トップのSさんは昔から歩くペースが速い。後ろをついて歩くと、普段、山にしょっちゅう登っている私にとっても、決して楽なペースではない。真ん中を歩くOさんが、少し苦しそうに見えたので、時間も時間だし二本目の休憩を入れる。14時40分。そろそろダケカンバも出てきたので、高度もかなり上がっていると思われる。

Oさんが頭を抱えている。「少し眠い」と言う。もしかしたら高山病が少し出ているのかも知れない。今日の行程は御池小屋までだし、それほど急ぐ必要もないので、ペースはゆっくりでもいいのだ。先頭がSさんだとどうしてもペースが速くなりそうなので、私がトップを歩く事にした。私のほうは最近は花を撮影しながらののんびりペースなので、Oさんにも負担が少ないだろう。

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北岳に登る、その3、ヤグルマソウなど

広河原から大樺沢二俣までのコースタイムは二時間半になっている。

白根御池小屋への分岐も通り過ぎ、1時間ほど歩いたところで一本取る。空は晴れてはいないが、雨の降りそうな気配もなく、登りの天候としては申し分ない。まずまずのペースで登っているので、すでに標高1800には達しているだろう。行動食として途中のSAでチョコレートやキャラメルなどを買ってきたが、四国を出るときにミカンを買えば良かったと思った。暑い時期の登りは水分をたっぷり含んだものが無性に欲しくなる。

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2006-07-16

北岳に登る、その2、ミヤマハナシノブ

野呂川の吊り橋を渡ると直ぐに、いかにも山小屋風の作りの広河原山荘の建物が目に付く。

この日の泊まりは白根御池小屋で、御池小屋には樹林経由のルートが直接小屋に通じているが、暑い時期だし、沢沿いのほうが涼しいとだろうと言うことで大樺沢(オオカンバサワ)経由のルートを取ろうと前もって話し合っていた。

トップを後輩のSさんに歩いてもらい、次に先輩のOさん、そして私。

Sさんは北岳には卒業後も家族で2度ほど登っているらしい。ルートも良く知っているので安心だ。広河原山荘の直ぐ横に道標が立っており、それにしたがって進む。

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