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御陵から池ノ段への200mあまりのアップダウンのコースもブナの多い道でした。
時刻はそろそろお昼近くで、この頃になると登山者も多くなってきて、反対側から御陵へと登ってくるファミリーや小さな子の多いグループも見かけました。危険なところもなく、よくこなれた道なので、登山初心者やファミリーにはうってつけのコースだと思いました。
比婆山の名前は今までにも聞いたことがあったのですが、登る前日にちょこっと調べたら、烏帽子山、池ノ段、立烏帽子山などを含めた数座の山を比婆山連峰といい、烏帽子山の次に向かう山は比婆山(御陵)となっているのです。御陵と言うからには誰かのお墓ということでしょうが、果たして誰が祀られているのでしょう?そこも良く調べればいいのに、そこまで突っ込んで調べることはしないのが私の悪い癖です。
まぁ、登ればわかるだろうと言うことで、ぶっつけ本番で登ります。
烏帽子山からはほんの少しだけ下って、ほんの少し登るようです。そして、その付近は感じの良いブナの自然林になっています。
烏帽子山というのは、全国にもいくつかあって、名前のように烏帽子の格好をしているところからその名前がついているのだと思います。実際、四国の烏帽子山も遠くから見ると烏帽子の格好をしていますが、この比婆山連峰の烏帽子山も遠目には烏帽子の格好をしているのでしょうか。
登ってみてもどこが山頂ともわからないほど、のっぺりとした山でした。
ブナが出てくると、やはり嬉しくなってしまいます。
そういえば、今年は5月初めには岡山の山にダイセンキスミレを見に行き、そのときにブナが多いことに感嘆したのでした。今年は中国地方に来るたびにブナを堪能しているようです。
出雲峠で、Eさんが皆にマメ大福を配って下さったので、早速、いただきます。お昼は結局、池の段というところで取ったのですが、そこまで結構な距離があったので、ここで大福を食べたのは正解だったようです。
朝方は冷え込んだものの、出雲峠までの道は風もなく、日も差し始めたので、歩いていると汗ばむほどです。薄着で出発したRさんや私は良かったのですが、しっかり着込んだKさんは「暑い」と言いながら、着ているものを1、2枚脱いで、ザックに仕舞い込みます。山歩きでは、風があるときは別ですが、歩き始めは寒いぐらいが歩くにはちょうど良いです。
10月半ばに登った三嶺以来、庭仕事が忙しかったり雨模様のすっきりしないお天気だったりで、半月ほど山から遠ざかっていました。
それが11月第一週の半ばは久々に好天が期待できそうです。そろそろどこかを歩きたいなと言う気持ちが募ってきて、そのほかの用事もあって、高松の山友達Rさんに携帯メールをしたところ、「3日にどこかに行きましょう」という返事が直ぐに返ってきました。
早速、電話してまずは歩く山域を決めます。今の時期なら、ブナの黄葉を見たいね~ということで、ちょっと遠いけど高速1000円を利用して比婆山に行くことになりました。いつもの山友達のTさんと野草友達のRさんは都合で参加できません。2人では淋しいので、今年に入ってからちょくちょくご一緒させていただく高松のEさんとKさんにもメールしたところ、お2人からもOKの返事が来ました。
イヌセンブリを初めて見たのと同じ頃に、やはり初めて見た花がサクラタデでした。
ところが、県境の山里に細々と咲いていたサクラタデはとうとう、去年は見ることが出来ませんでした。シロバナサクラタデのほうはそれでも、あちこちで見かけるのですが、ほんのり桜色をしたサクラタデのほうはなかなか見つけることが出来ません。
そんな折、去年、山友達が市内の休耕田に咲いているのを見つけてくださいました。
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