裏寒風を登る、その2、最初は植林帯歩き
寒風山の西尾根に取り付いて登り始めたのは7時20分でした。
この日のメンバーは高松の山友達のRさん、Eさん、Kさんです。このメンバーでは去年秋は広島の比婆山に登りましたし、ついこの前の5月には皿ヶ嶺に登っています。
登り口はいきなり手を使って木の根っこを頼りに這い登るというシーンで驚きますが、その後は植林帯の中の歩きとなります。ルートは割合はっきりしていて、赤テープもそこそこついているので、迷うことはありません。
寒風山の西尾根に取り付いて登り始めたのは7時20分でした。
この日のメンバーは高松の山友達のRさん、Eさん、Kさんです。このメンバーでは去年秋は広島の比婆山に登りましたし、ついこの前の5月には皿ヶ嶺に登っています。
登り口はいきなり手を使って木の根っこを頼りに這い登るというシーンで驚きますが、その後は植林帯の中の歩きとなります。ルートは割合はっきりしていて、赤テープもそこそこついているので、迷うことはありません。
7月3日は寒風山に西尾根経由で登ってきました。
寒風山は車で旧寒風山トンネルまで行けば、あとは2~3時間で山頂に着くという、気軽に登れる山です。四国では花の山としても結構知られた山です。
が、最初から裏寒風を登る予定だったわけではなく、前日に私の勝手な申し出で石墨山から寒風山にと変更させてもらったのでした。
このときの週末は山友達のTさんに頼まれて、彼女が同じく山友達のRさんに差し上げた55リットルザック用のザックカバーをRさんに渡そうと思っていたのでした。Rさんとは天気がよければ石立山に行こうと早くから話していたのですが、生憎と7月第一週はイマイチの予報です。石立は無理でもどこかに一緒に登ればザックカバーを渡せると思い、Rさんといろいろ行き先を検討しました。ササユリ目当てに石墨山にでも登ろうと決まったのが1日の夜のことでした。
しかし、話が決まったあとも、どうも気持ちがすっきりせず、ササユリにはまだ早そうだし、どこかもっと適当な行き先はないものか?とあれこれ考えていました。そういえば、裏寒風に登ったという話をどこかの掲示板で見たのを思い出し、裏寒風はどうだろう?という考えが湧いたのでした。
そろそろ山頂も近くなってきた頃、登山道の真ん中でクワガタムシを発見しました。
この前の東赤石のイモリといい、6月頃からの山歩きは動物や生き物を見ることが多いです。一方、ヘビなど出会いたくない生き物にも出会う機会が多くなりますね。
もう10日も前のことになりましたが、6月28日に、久々の低山歩きをしました。
コクランの花が咲く頃なので見てこようと思ったのですが、あいにくとコクランの花には少し早かったようです。でも、思ったほど暑くなく、いい汗をかきて下山後はさっぱりとした気持ちになりました。
これは余談ですが、一昨日の夜のこと、学生時代の山登りの同好会が会誌を発行するので、山の画像があれば提供して欲しいと頼まれていたのです。手持ちの画像はそれこそ何百枚とありますが、私としては最近の山歩きでは一番印象的だった白馬~雪倉~朝日山行の中から数枚を選び出し、編集担当の方にメールで送付したのでした。
添付する画像を選ぶにあたって、そのときの山行の画像をすべて入れてあるフォルダーをチエックしていました。白馬山頂での画像を見ていたら、ふいに涙ぐんでしまいました。あのときの感動が甦ったのです。期待と不安のない交ぜになったあのときの気持ち、ロングコースを歩けるのか?という気持ち、そして歩きとおしたときのなんともいえない充足感・・・そんな諸々を一瞬にして画像が思い出させてくれました。山はやっぱり素晴らしい・・・・へとへとになって歩き通した山ほど、強烈に残っています。こういう経験をすることの出来た人生にありがとうと言いたいです。
東赤石は標高差1000mの登りに加えて岩場歩きなどもあり、一旦歩き始めると8時間はかかるので大変ですが、その厳しい歩きを補って余りあるのが野草の種類の多さ、数の多さです。
ここだけにしか咲かないという固有種も多いです。
今回見た貴重な花を最後にご紹介したいと思います。
まずはシコクシモツケソウです。
権現越からの下りも、これで5度目ぐらいになり、そのうち4度は単独で下っているので道もかなりわかってきました。
去年まではこの下りの途中で寄り道してオオヤマレンゲを見ていたのですが、今回はすでに山荘付近でオオヤマレンゲの綺麗な花を見ているので、下りに専念します。
権現越へと下る道は結構急な道ですが、道の傍らでハンショウヅルが目にとまりました。
2年前にもっと下のほうで見かけて喜んだのですが、なぜか去年は見つけることが出来ず、がっかりしたのです。もしかすると、2年前に見た株は今年も見なかったので、すでに枯れてしまったのかも知れません。
どちらにしても、ここで見ようとは夢にも思わず、これも嬉しい出会いになりました。
トラバース道をかなり東に歩いてきて、もう稜線伝いの道と合流も間近と思われました、。
何気なく後を振り向いた目に、タカネバラのピンクが飛び込んできました。「ウソ~」こんなラッキーなことがあるんだろうか?
慌てて、後戻りして岩の上によじ登ります。タカネバラはイワをバックに咲いていたのです。
赤石山荘でお昼を食べようと思い、そちら方面に進んでいると、なにやら白い花が見えてきました。オオヤマレンゲです。
登山道沿いに1株育ってるんですね。
私はこちらのコースは滅多に登らないので、今まで気付きませんでしたが、まだ木が若いようですから、今年になって初めて花を咲かせた若い株なのかもしれません。
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