東赤石に登るときは休憩場所をたいてい決めています。
ここ、第一渡渉点ではたいてい二度目の休憩を取ることにしています(もっとも、こちらのコースを登ることは私にしては珍しいですが)
第一渡渉点に着く前から、その付近にヒメレンゲが群生しているのが見えていたので、着くなり撮影です。
この時期の東赤石は花が多いので、平日に来ても誰かしら歩いているものですが、この日は誰にも出会いません。瀬場谷で休憩している間にも、通り過ぎる人も皆無です。雨がちの週の中で貴重な晴れ間の一日だと言うのに、意外ですね。
毎年、6月になるといつ東赤石に登ろうか?と考えます。
去年は今までで初めて6月上旬に登ったのですが、そのおかげでキバナノコマノツメやユキワリソウを良い時期に見られました。今年は花がずいぶん遅れていて、20日過ぎでもキバナノコマノツメも咲いているようです。タカネバラにはまだ早いと思いますが、下見ぐらいにはなることでしょう。
問題は天気ですが、今年の6月はまともな梅雨でよく降ります。予報を見ると6月第4週は23日と24日しか晴れマークが出ていません。週末は避けて23日に登ることを週初めに決めました。
高松の山友達のRさんには石立山に誘われていたのですが、Rさんが登れる週末は雨の予報が出ているので、今回も単独で登ることにしました。この時期の東赤石は例年単独で歩くことが多いです。
行きつけのアウトドアショップの近くに何年か前から、ハナハマセンブリが咲くようになりました。
毎年、6月末~7月初めにかけては夏山用の装備や服装を買い足したり買い換えたりするために、そのアウトドアショップを訪れるのですが、今年もハナハマセンブリが去年より増えて咲いていました。
山道沿いにちらほらとツマトリソウが咲いていたのも途切れてしまい、二ノ森付近にしか咲いてなかったのかな?と思い始めていたとき、またしてもEさんの声が聞こえて後戻りです。
綺麗な色のツマトリソウがあるということです。
11時42分、一ノ森との分岐までやってきました。
この日は一ノ森へ行く予定はないので、ここでお昼休憩にします。
自宅で5時半ごろ朝食を食べてきたとは言え、すでに6時間経ってますから、お腹がペコペコです。すでに3時間以上歩いていますし・・・。
穴吹川源流を渡っていて、目にとまったのがネコノメソウの仲間です。
盛んに走出枝を出しているので、ツルネコノメソウと直ぐにわかりました。
春先に見るときはまだ走出枝を出してないので、タチネコノメソウなのかツルネコノメソウなのかいつも悩みます。
アズキナシの木の直ぐ向こう側にはヒメウツギの木が見えてきました。
この場所は標高1800mぐらいあります。ヒメウツギはここ剣山や西赤石の山頂手前などでしか、以前は見たことがなかったので、ヒメウツギ=高山にだけ自生と思い込んでいたのでした。
アズキナシを見た後、再び登山道に戻り、今度は行場を目指して歩きます。
尾根筋の登山道をそのまま剣山頂のほうに向かったことは、今まで20回近く来ている剣山ですが、多分1度ぐらいしかないと思います。
行場へ向かおうとしたとき、道沿いに何やら紫の花が見えました。
剣山に見ノ越から登るのはほんとに久しぶりなような気がします。
キレンゲショウマの時期や連休にはたくさんの人が訪れる剣山もこの時期にはさすがに登る人も少なそうです。6月のましてや平日ですから・・・。
周囲はさすがにひんやりとしていて、私にしては珍しく、歩き始めはウインドブレーカーを着てしまいました。
久々に神社の階段を登って歩き始めます。歩き始めは8時50分です。
6月14日、約2年ぶりぐらいで剣山の山頂を踏んできました。
剣山と言えば、山歩きを復活した10年前ごろには毎月のように登っていた山です。
2002年ぐらいだったでしょうか、初めてキレンゲショウマを見に行って以来、足繁く通ったことがありました。その頃は、キレンゲショウマが鹿に食べられることもなく、谷を埋めて咲き、尾根筋にはいろいろなお花が咲き、まさに花の山だったのです。
それがその2,3年後ぐらいからシカの食害がひどくなり、キレンゲショウマの自生地は見るも無残な有様になり、シコクフウロなどのお花畑も消えてしまい、見るに忍びなくて足が遠のいていました。
今回は山友達のTさんが新しい山靴を買ったので、靴馴らしにどこかに登らないとねと言っていたのですが、その候補地に剣山が上がりました。私自身も学生時代以来30年ぶりぐらいで本格的な登山靴を買ったのが04年の秋田駒行きの前のことでした。そのときもやはり足慣らしに剣山に登ったことを昨日のことのように思い出します。剣山はリフトもあるので、もし、慣れない靴で足が痛くなったときなど、リフト利用で簡単に下山できるのもよいところです。
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