山歩き

2005-05-20

笹ヶ峰・・新緑のブナ林を歩く

お天気もよさそうだし、私の予定もそれほどないので、山歩きにした。

昨日のうちに友人Yさんに携帯メール、Yさんの友人のNさんも同行するという。

集合は7時にした。家族の朝食を作って、洗濯物を干したら出発。

夕べは結局2時に就寝だから、睡眠時間は4時間ほど。

dsc00384 7時丁度に集合場所に着く。高速のSAのガソリンスタンドは早朝は遣ってないかもしれないので、高速に乗る前にガソリンを満タンに。

その後、すぐの高速松山道を西に向かう。

天気予報は晴れになっていたが、薄曇かな?

結局ノンストップで西条インターまで走る。一般道に下りたら、コンビニに。昼ごはんと飲み物の調達。そして、夕べ主人に払い込みを頼まれていることがある。コンビニで聞いたら、3分ほど引き返すと銀行があるらしいので、ここで払い込みを済ませてから出発することに。9時でないと銀行が開かないが、仕方ない。3時までに山を下れるかどうかはわからないから・・。

結局、これで時間を30分ほどロスしてしまった。

9時ジャストに用件を済ませたら、後は加茂川に沿って、走る。20分も走れば、笹ヶ峰登山口に向かう分岐に。

dsc00410 路はすぐに曲がりくねった山道になる。格別細くもないけど、大型車同士では対向できないような山道だ。緑の木の葉っぱや草の葉っぱがほんとになんともいえない瑞々しい色。

先ほどからウツギやノリウツギがあちこちに咲いている。

コンロンソウヤホウチャクソウもあちこちで見かける。2,3度車を降りては撮影したり、散策したりする。

フタリシズカも咲いている。

そのうち路は未舗装のがたがた

dsc00512 路になる。そういえば、この前に来たときもそうだったかな。

11時前にようやく登山口に到着。

靴を履き替えてすぐに出発する。

しばらくは沢沿いの急な登りだ。だけど、すぐにイチリンソウやナツトウダイが見えて、気持ちが和む。

Yさんが可愛いギンランも見つけてくれた。

他にもエンレイソウやマムシ草の仲間も時折見かける。

エンレイソウはもう種をつけているが、私が今まで見ていたエンレイソウとは少し違うようだね。調べてみなければ。

沢沿いの道から、路は右手に折れて、杉の植林に入る。手入れがよく行き届いた杉林で、日光も適度に差して、下草にはシロモジなどが生えている。

日を遮ってくれるので、涼しくて快適だ。

dsc00440 宿という昔の集落跡があるはずでそこで休憩するつもりだったけど、ちょっと早めに休憩する。というのも、Yさんが少し苦しそうだから。こんな平日に山歩きする人なんていないだろうと思ってたけど、2人連れの男の人にすれ違った。

休憩場所から10分ほど先に行ったところが結局、宿だった。この宿には小さな沢が流れているが、ここから上はブナやかえでの自然林に囲まれた道だ。

若葉の緑が目を楽しませてくれる。

こんな中でいるとほんとに寿命が5年は延びそうな気がするよ。

ここのブナは皿ヶ嶺のブナより大きくて、立派な木が多いみたいだね。

道の両側にはやはりエンレイソウやツクバネソウが多い。そして、二年前の秋にはアサマリンドウが咲いていた辺りに、ショウジョウバカマの咲き終わった株がいくつも見える。

dsc00471 新緑を楽しみながら登るうちに丸山荘に着いた。赤屋根は私が泊まった中一の頃も変わらないような気さえする。あの頃から何十年も経っているのが嘘のようだ。

ベンチに座って休憩を入れる。

ベンチの下になにやら野草らしきもの。よく見るとマイヅルソウだった。

よく見ると植えられたものだが、シャクナゲも咲いてる。

山頂方面と丸山荘をバックにシャクナゲを撮影してみた。

なんだか初夏らしい画像になったね。

dsc00482 この咲きどうするか迷ったが、時間もあまりないので、いけるところまで行くことにする。

ピークまではちょっときつそうかな?

丸山荘より先は、私も中一以来だからほとんど初めてのようなものだ。今までとは違いダケカンバなども生えている。やはり高山に来たなと感じるね。

ワチガイソウも咲いていたので撮影してみた。

dsc00479もうすぐで樹林帯を抜けて、笹原に入ると思うが、曇ってきたことだし、帰りの時間も心配なので、お昼にして下ることにする。

もう跡30分も登ればピークだったかなぁ。

まぁ、山は逃げないしね~。

途中まで下って見上げた笹ヶ峰はとっても綺麗だったよ~。

左は久しぶりで見たダケカンバ。

この木を見ると昔の八ヶ岳だの北アルプスだのを思い出すよね。

2005-05-05

剣山、大賑わい

去年の9月以来、7ヶ月ぶりで剣山に登ってきた。

パートナーはこれも小学校の時以来の末っ子。上の息子の山靴がちょうどいいかと思ったら、きついと言うので、仕方なく通学用の運動靴で登ってきた。

7時には自宅を出発するつもりが、末っ子がなかなか起きず、結局8時過ぎに出発。天気は上々過ぎるくらい。

dsc00532 途中で通る山里では早くも田植えが始まっている。

末っ子はよく寝ているはずなのに、車の後ろでまた寝ているよ(^^;)

南に向かって走るので、朝から暑い。

9時の時点で早くも気温は18度にまで上昇してる。

三頭トンネルを出て少し下った場所からは徳島の山なみが良く見える。

どうやら、今日登る剣山もジロウギュウも見えているよ。

一旦、美馬町に下って、コンビニでお昼ご飯と飲み物を調達。麦茶は家から持参したので、おにぎりとコーヒー、飴などを(行動食だね)

dsc00570

吉野川を渡ったら、再び山道を登り始める。剣山は山が深いので、ここからリフト乗り場までは車で約一時間半ほどかかる。

それでも3年前に初めて登ったときに比べると、車道はずいぶんよくなって、道幅が広がったよ。

どんどん登るが、今日はやたらと車の数が多いのはやはり連休中日だからだろう。

人家が途切れる辺りに今年も咲いていたよ。

ユキモチソウが10株ほど自生している。

そして、私の秘密の野草観察場所が3箇所ばかりあるんだよ。そこではニリンソウ、ルイヨウボタン、ヒトリシズカ、リンドウ、ヤマハコベなどが咲いていた。

ツルカノコソウやラショウモンカズラ、チャルメルソウも咲いている。

dsc00607 標高1200m地点を過ぎると芽吹きが始まったばかりだね。

夫婦池を越えると道はアップダウンがほとんどなくなるが、カーブが多いので対向車がいきなり現れて緊張することもある。

リフト乗り場の見ノ越まで近付いて驚いた。

というのも車がいっぱいで車道わきに駐車している車があるのだ。こんな山奥に来て、よもやこんんなに混んでるなんて。末っ子がぶつぶつ言うが、ともかく進んでみて駐車場所がなかったら、その時に考えようということで前進。

そしたら、警備員の人がおいでおいでしてくれて、リフト乗り場近くに駐車することが出来た。しかし、大型バスも含めてものすごい車。大半が県外・・それも四国外のナンバーかなぁ。

リフトは登りのみ利用することにした。

リフトの前方に見えているのが剣山だね。

dsc00611

リフト終点の西島駅には15分で着く。

すぐにリュックを担いで出発。

末っ子は実に二年近くぶりの山だが、今日はいいペースで歩いている。

中学に入って部活で鍛えているせいか体力がつたのかも。

反対に「お母さん、遅い」とせかされる

やれやれ、花の画像を撮る暇もありゃしない

dsc00629

まだまだ早春の花のクリンユキフデやエンゴサクがたまに咲いているだけ。

ほとんど花画像を撮ることもできず、ピークに着いた。ここで昼休憩。

山頂は人が多いといえば多いが、あの車の量からすればこんなものだろう。

それにしてもこの360度の大展望はいつもながら気持ちがいい。

下りは末っ子は登って来た尾根道(刀掛けの松経由)を下るが私は行場経由で下る。こちらのコースは誰も歩いておらず、静かな山歩きが楽しめた。

花もまだまだ咲いてなくて、トリカブトの若葉が出ているぐらい。去年ここで見かけたシロバナエンレイソウもまだ葉の芽が出たばかりみたい。

dsc00640

西島駅で待つようにと末っ子に言ってあったのに、姿が見えない。仕方ないので、そのまま登山道を下る。西島の直ぐ下からはコミヤマカタバミやスミレの花が楽しめる道になっている。

特にコミヤマカタバミはお天気がいいせいか、花が綺麗に開いていてとても可愛い。

登山口の神社近くではフウロケマンも見ることが出来た。

車まで下ってくると末っ子はとっくに、車の場所まで下って待ってた。

やれやれ、ほっとしたよ。

2005-04-24

アケボノツツジ

今日は新しい仲間と高知の稲叢山に行って来た。

新しい仲間とは他でもない4月初めに讃岐富士の頂上で知り合いになったMさんんとそのお仲間。二週間前にも一度、山に誘っていただいたのだけど、そのときは野暮用で参加できなかった。稲叢山は以前から行きたかった山なので、期待してた。この山はアケボノツツジとゴヨウツツジ、それに石楠花やオオヤマレンゲも見られる山なんだよ。

dsc002846時半に市内某所で集合。自己紹介をした後、すぐに出発。リーダーは60代初めの男性Uさん。UさんのRV車に今日のメンバー5人が乗り込み、高速をひたすら西に。

Uさんは驚くほど運転が上手で、高速を下りた後、ヘアピンカーブだらけの山道も何の不安もない運転で登山口の稲叢ダムに。左の画像がその稲叢ダムの画像。

私は久しぶりに連れてきてもらう山行で楽チンだ。ダムの周囲に沿って少し歩いた後、植林帯の中の山道を登る。最初からかなりの急登で、私の前を行く女性Mさんがちょっと苦しそう。足元にはチャルメルソウやあまり見たことのないスミレ、スズシロソウなどが見えるが、いつもと違ってパーティーを組んでいるので、立ち止まって撮影と言うわけにもいかない。

しばらくして樹林帯を抜けると雑木林に出る。すぐにアケボノツツジが尾根に咲いているのを発見。綺麗なピンクだね。dsc00294

日陰のはまだまだ蕾だけど、日当たりがいいところのはかなり咲き始めている。こういう光景を見ると登りのしんどさも吹っ飛ぶよ。

道はいつの間にか気持ちのいい尾根道に変わっているので、風が吹き抜けて涼しい。

ところどころにタムシバの真っ白な花も咲いている。

先週は大川山で見たばかりだけど、この山のほうが標高が高いので、今日も見ごろだよ。

dsc00305 歩き始めて一時間ほどでピークに到着。

ものすごい展望で、石鎚や笹ヶ峰、瓶が森などがはっきりと見える。こんなに展望がいい日も珍しいね。

記念写真を写した後、今度は別ルートを下る。

左のタムシバは尾根道の傍らに咲いていたものだけど、リーダーのUさんに教えられてタムシバの花びらをかじってみると、ハーブのようなさわやかな味と香り。Uさんは樹木のことからその他いろいろなこと、驚くほど博学でいらっしゃる。

dsc00308 左画像はこれもUさんが剥がしてくれたミズメという樹木の樹皮。この樹皮は湿布になるそうで、なるほどサロンパスそっくりの香りがする。

他にもシャラとヒメシャラの違い、リョウブの木、シロモジやアブラチャンの違い、アケボノツツジの芽の出方など、あらゆることを教えてもらえた。道はこの後、沢伝いのルートを下る。何でも稲叢トンネル横に下るそうだ。

さて、そこで今日の山歩きは終わりだと思ったら大間違いだった。

dsc00315

これから、今度は隣の西門山に登るのだと言う。

前を歩いているMさんは悲鳴を上げている。それはそうだろう、縦走すれば出来るのに、一旦下ってまた登り返すのだから。(^^;)

しかしこのルートでは四国スミレを見ることが出来た。この特徴のある葉っぱは検索したら間違いないね。

とにかく岩場の多い山で、その岩場に貼りつくようにしてアケボノツツジが咲いているのは絵になるが、惜しいことに近づけない。

dsc00318 ゴヨウツツジの木も教えてもらったが、樹皮がまるで松の木と同じようなごつごつした樹皮で、なかなか風格のある木だ。

これに真っ白な花が咲いたらどんなにか綺麗だろうと、想像を巡らすね。

途中、ガレ場っぽいところもあったけど、12時過ぎに西門山に到着。お弁当タイム。

その後すんなりと下るかと思いきや、またまた稲叢山ピーク手前の三叉路まで行く。結局一回りしてきたわけだ。

そこからは洞窟コースと言うちょっと険しいルートを下ったが、このルートも笹原あり、沢あり、岩場ありの変化に富んだコースだった。

下山は結局5時前だったね。

予想してたよりハードな山歩きだったけど、たまにはこんな山歩きもいいかな?

ゴヨウツツジの頃にまた来て見たいが、さて願いが叶うといいけど。

2005-04-15

マンジュリカ

一昨日、皿ヶ峰に登ったばかりだと言うのに、今日も里山散策。

昨日は久しく会ってない友人から朝のうちに電話があって、森林公園に行ったはいいがうちの一人の友人が虫や蛇がだめだと言うので、自然林の散策が出来なかった。

アスファルトの道ばかり散策していると、欲求不満になってしまったよ。

午後二時過ぎに用事が片付いたので、その頃にYさんに携帯メールを打つ。

そうしたら、Yさんも一緒に行くと言うので、3時前にうちに迎えに来てもらう。登山口までは10分あまり。今日はお弁当Dsc00195mitubatutujiもないので、荷物はデジカメとペットボトルのお茶、タオルだけ。リュックも持たず、ウエストポーチのみ。

ナガバノタチツボスミレはタチツボスミレの名の通り、立ち上がって咲き始めている。

仲には種をつけ始めているのもあるね。

登山道のわきに咲いている山桜も散ってしまっているのも目に付く。

その代わりにミツバツツジが花盛りだ。

DSC00196huderinndouao 大好きなフデリンドウも登り口付近に咲いている。西日が当たっているので、幸いにも全開だね。

この前の里山で見かけたのと比べると、栄養がいいのか花は大きめ。

直ぐそばにはピンクのフデリンドウも咲いていて驚いた。そういえば、去年、剣山で白い輪層を見たけど、あれもフデリンドウの色変わりだったのかな?

DSC00221itirinnsouこの前、葉っぱを確認したイチリンソウはもう見頃だったよ。イチリンソウとヒトリシズカのツーショットも撮れた。

ニオイタチツボスミレもやぶの中のあちらこちらで咲いている。

なんだかこんな低山でこんなに山の花が見られるのが夢のよう。

おまけにバイカイカリソウまで咲いている。

もう見られないかと思ったけど、その後も見かけた。ということは花の時期が今からなのかな?

DSC00263mannjyurika 頂上ではYさんが見たがっていた山桜の大木が丁度見頃だった。

喜ぶYさんを見て、今日、突然に来たんだけど、ほんとに良かったと思った。

山頂では他にもスミレ、マンジュリカが咲いていた。一週間前には咲いてなかったけど、このマンジュリカはどうやら花の時期が遅いようだね。

濃い紫の色はほんとの菫色。

なんともいえないいい色だよ。

頂上のたくさん蕾をつけているフデリンドウはまたしても蕾のままだった。

でも、ジュウニヒトエの白い花を見ることが出来たよ。

DSC00280sennbonnyari

下り道では今日もヒメハギやホタルカズラを見ることが出来た。

そして、私の大好きなこのセンボンヤリもね。

2004-12-01

ブナ

dsc00058dsc00035昔は山を歩いていてもブナの木のことは気にはとめてなかった。

それが今はとても気にかかる存在に。

ブナの黄葉を見たいなあと思って、昨日は県内の大滝山と言う山に行ってきた。
ここは標高わずか1000m足らずなんだけど、ブナが自生していて、それも割合大きな木なんだよ。

ほんとは黄葉が見たかったけど、去年と同じで、もう葉を落としていて、ブナの森はすっかり初冬の雰囲気だったよ。
熱いコーヒーがとても美味しかった。

2004-11-06

讃岐富士散策

dsc00062デジカメが直ったので、昨日は午後から讃岐富士に。
誰か誘っても良かったけど、たまには一人もいいなぁということで、一人で登山口まで車を走らす。
1時には登り始めるつもりだったのが、出かける前にちょっとした用事が入って、登山口には2時着。
飲み物はコーヒーとお茶。それにおむすびが一個。

登山口付近は10日前と同じく輝くような黄色のヤクシソウやシックな紫色のヤマハッカが咲き乱れている。
5分も歩くといきなりポケットの携帯がけたたましく鳴って驚いた(^^;)
仕事がらみの電話だったんだけど、山を登りながら携帯で話すのはいつもながら違和感を感じる。
現代人の宿命なのかな?

そういえば、4日には同期の山仲間のN君の奥さんから丁寧な手書きのお手紙をいただいていた。
N君は6月の末に大腸ガンから肝臓ガンに転移が進んで亡くなったのだった。
突然の訃報を同期のS君からの電話で知ったときは動転してしまった。
慌てて、ともかくも連絡の取れる同期の人6,7名にしたっけ。
みんな一様にショックを受けていた・・。

来年の一周忌の頃には、卒業以来で仲間で集まって追悼山行でもと思うけど、忙しい男の子たちは
時間が作れるかなぁ?

いろいろなことを取り止めもなく考えながら、足を進める。
5合目辺りでは10日前にはたった1、2輪しか咲いてなかったシマカンギクがもうあちこちで黄色の
群生を作っている。秋の陽射しを浴びて、輝くばかりのこの黄金色といったら!

7合目を過ぎた辺りで一株目のキッコウハグマを見つけた。
よかった、まだ咲いてくれてて・・。
この花はごく小さい花なので、携帯カメラでの接写は無理なのだ。
薄暗いところに咲いているのはデジカメのマクロでも無理だけど、頂上付近は明るいので、なんとか
撮影出来てほっとする。
ツルリンドウはさすがに花はもう終っていて、赤い実だけがあちこちに目立っている。
花仲間のSさんたちにツルリンドウの実の画像を送ったよ。

ピークには時間が遅いためか誰もおらず、捨て猫なのか猫が一匹、人恋しそうに近付いてきた。

下山路はきた道とは違う直登コースといって、北斜面をジグザグに通っているコースを下る。
このルート沿いにはセンブリやキッコウハグマ、ツルリンドウが多くてびっくりする。
特にツルリンドウの多さはどうだろう?

センブリも嬉しいことにまだ花を開かせているものがあって、なんとか自然光のもとでの撮影が出来たよ。
下ってきたのは4時過ぎ。
丁度、夕日が西の山の上に輝いてて、綺麗だった。
思わず携帯で夕日の好きなOさんに夕日画像を送りつけてしまった。
Oさん、迷惑ではなかったよね?

画像はキッコウハグマのお花。

2004-11-01

アルプスの乙女??

docu0001_73この画像は○十年前、北アルプス剣岳を望む剣沢で撮ってもらったもの。
大学二年の時の夏合宿だから、考えてみれば若かったなぁ・・。
夜行列車で上野を発ったのか新宿を発ったのか?
ともかく、早朝に富山駅に到着してマスのすしを買ったのだけは憶えてる。

このとき縦走したのは大日岳~薬師岳だが、最初から最後まで快晴に恵まれて
しかもカメラマンは同好会きっての名カメラマンの誉れ高いKさんが同じパーティーだったから
写真もいっぱい残っていて、そのぶん、記憶も鮮明だ。

この剣沢は夏にも残る雪渓のおかげで水も豊富で、東京から食料として持参したソウメンを
ゆでて食べたのだけど、パーティーの皆には大好評だった。
「さすが讃岐うどんの本場出身だけのことはある」とリーダーのNさんから変なお褒めの言葉も
いただいたっけ。
こんな理想的なテン場は滅多にないだろうね。眺めはいいし、水は豊富。
ウイスキーだって、万年雪の雪を取って来て、水割りにできるんだよ。

あれから○十年が経ったとは信じ難いけど、人間、死ぬときに、心の中にいくつの情景を
重い浮かべられるかが大切だよっって、言ってくれたのは、誰だったか・・。

顔はさすがにお見せできないのでぼかしてしまいました(^^;)

2004-10-29

ワイン片手に

2z42w6sh0047_i週末は雨らしいので、急に思い立って、今日は讃岐富士に登ってみた。
ワイン片手に、山歩きの余韻を楽しみながら、書いてみようかな。

昼前に市内のネット野草友達のOさんの携帯に電話したら、丁度歯医者さんの治療が終わったばかりなので
OKとのこと。

一時にいつもの場所で待ち合わせて、登山口には1時15分到着。
登山口からもう紫色のヤマハッカが群生していて、秋らしい眺めだ。
この前はなかったフユノハナワラビも見つけることができた。
Oさんは今年お初なのだそうで喜んでた。

台風23号の爪跡なのか、登山道は土が流されたようで石が道路表面に露出していて、ごろごろと少々歩きにくい。
たぶん、雨水がこの登山道を沢代わりに流れたのだろうね。
しかし、少々、土が崩れた跡はあっても雑木林の木々の根っこは安泰だ。
道は山の周囲をらせん状にほぼ一周するような感じでついている。勾配も緩やかで、知らない間に登っていると言う
感じかな。

シマカンギクも一年ぶりに鮮やかな黄色の花をつけている。
このキクは園芸種の小菊といわれても通用するほど、葉っぱも菊の葉っぱそのもの。
ヤクシソウ、アキノキリンソウとともに秋の黄色い花の代表だね。

林のなかをふと見上げたらセンブリの綺麗な花が見えた。
Oさんに教えてあげたら、小躍りして登っていった。
日が丁度いい具合にさしているので、撮影にも理想的かな。
私もデジカメが修理中なので携帯で撮影してみたけど、案外綺麗に撮れたよ。

嬉しかったのは先日蕾しかつけてなかったキッコウハグマが咲いていたこと。
草丈10センチちょっとの株に、これまた花径1センチ足らずの小さい白い花。
でも、よく見ると可愛いんだな、これが。
しべはほんのりと赤みを帯びてる。
他にも真っ赤なつるリンドウの実や、薄青い綺麗な花もいっぱいだ。

ピークでは久しぶりに登頂ノートにも名前を書き込んでみた。
ポットで持参したお湯でコーヒーを作って、またまたおしゃべりに興じたよ。
あ、携帯メールからは今日も画像付きのメールを何回か、問答無用で送りつけてしまいました。
送られた人、お付き合いいただいてありがとう(^^;)
楽しい山歩きになりましたよ。

2004-10-20

地図

dsc00053子供の頃から地図帳を見るのが好きだった。
暇なときは寝転がって地図帳を見ていた記憶がある。

山の同好会に入って道具を買い揃えた後、山に登る前にまず教えてもらったことは五万分の一の地図の畳み方とテントの張り方だった。
最初は歩くだけで精一杯だけど、そのうちに1本取るたびに(休憩のこと)胸ポケットからビニール袋に入れた折りたたんだ地図を出して広げては、これから歩くルートを読む。勾配は急なのか?尾根道なのか?そろそろ鞍部に出るか?とか・・。
山から下りてくると、自分の歩いたルートは赤線でなぞった。いつの日か地図が赤線で埋まることを夢見たこともあったなぁ。
北アルプス、南アルプス、上越や会津の山々の地図・・卒業するまでに40枚近くになったろうか?

結婚してこの家に来る時も地図と山の道具一式はすべて持ってきた。結婚しても山に登ろうなどと思っていたわけでもない。単なる記念といえばそれまでだけど、あの懐かしい日々が凝縮されている。
4年前にまた山を歩き始めてから、この地図を探したけどなかなか見つからなかった。何度もの引越しや荷物の移動で行方不明になっていたのだ。

それが半年ほど前にまたひょこっと出てきた。もう記憶のかなたにかすんでいた登山口や下山ルートもこれで思い出せる。
実際、4年の秋に登った南アルプスの赤石岳~塩見岳なんか、ずっと雨だったため写真も残っておらず、リーダーのH君が記録を提出してないので手がかりはこの地図のみだ。
今となっては実際の役には立たない地図だけど、お金では決して買えない大事なものだね。
入れてあるティッシュペーパーの箱も当時の○十年前のまま。

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