山肌を白く染めるタムシバを見に鬼ノ城山へ、その5、タムシバロードを歩く
展望台では果物を食べたり撮影を楽しんだりして、かなり長い間、休憩を取りましたが、この日は下山後にカタクリの花も見に行くので、そろそろ歩き始めないとやばいですね。
次なる目的地は北門なので、北門目指して歩き始めたのが10時50分ぐらいだったでしょうか。
展望台では果物を食べたり撮影を楽しんだりして、かなり長い間、休憩を取りましたが、この日は下山後にカタクリの花も見に行くので、そろそろ歩き始めないとやばいですね。
次なる目的地は北門なので、北門目指して歩き始めたのが10時50分ぐらいだったでしょうか。
登ってきたのは東門のすぐ傍なのですが、先ほど打ち合わせをした予定通り、反時計回りに歩いていきます。鬼ノ城山はいったん登ってしまうと、上はほぼ平坦な地家になっているので、あまりアップダウンなく一周できるようです。
急坂を登り始めると途端に汗が噴き出してきました。
この日は気温も上がりそうだし、よほど半袖ウエアを中に着込んでこようかと思ったのですが、朝は結構ひんやりだったので、長袖のウエアにしたのです。上に着ていたウインドブレーカーなどは勿論脱ぎ捨ててて登っているのですが、風邪がまだ治りきってないこともあって途中で少し咳き込んだり鼻水が出たりで、ふだんほど調子が上がりません。
それでも、早くもタムシバの真っ白な花が目に飛び込んできたので、ぱっとしない体調でもなんのその。花は元気をくれますね。
タムシバの群落を初めて見たのは、娘が大学に入学した年のことでしたから、もう15年も前のことになります。娘の大学入学手続きや住む部屋を探しに行くため、車を運転して山陽道を走りました。その頃は、まだ多度津~福山フェリーがありました。福山東インターから高速に乗りしばらく車を走らせていたら、海側の低山に何やら白い花が咲いている木が群落をつくっています。あれは何?
その頃にはすでにインターネットを繋いでいたので、必死で調べ回り、それがタムシバの木で白いのはタムシバの花だということをようやく調べたのです。
早春の靄に煙った山肌を白く染めたタムシバの美しさは忘れられない光景となりました。
その後、2011年に山友達の方と大江高山に行く途中でも福山周辺でタムシバの群落を見ています。一度は、その辺りにタムシバの群落を見に行きたいと、長い間ずーっと思い続けてきました。
それが、この3月初めに岡山の山仲間の方に誘われて総社の鬼ノ城山に登った時、タムシバの木があちこちにあり、しかも花芽がずいぶんたくさんついているのを目の当たりに見てきたのでした。どうやら今年はタムシバの当たり年のようです。タムシバ満開の頃に、もう一度、鬼ノ城山に登らねばと思っていたら、岡山のYさんご夫婦が下見をして下さり、どうやら4月最初の週末が見ごろのようです。
そんな訳で、いつものメンバーPさん、Rさん、私、そして岡山のYさんご夫婦で4月2日にタムシバのお花見に行くkとになりました。
3月1日は娘宅にいたのですが、娘と孫は就園前の親子の集まりに参加するそうで、午前中から午後にかけて私はお役御免でフリーとなりました。
こんな時はどこか花散策か軽い山歩きでもと思っていたら、丁度電話がかかってきました。電話は岡山在住の山仲間のYさんからで、タイミングの良いお誘いを頂きました。
下の尾根を登られていた単独男性の方は、私たちが休憩を取っている間に穂高山まで登ってこられました。
竜王山からは登ってくるルートがあるようですが、単独男性が登られた尾根は竜王山の西側の尾根です。ここ和気アルプスは、ほんとに様々なルートがあるようで、いろいろなバリエーションが組めるようです。
単独男性のお話では県北の山より、こちらのほうが面白いとか・・・。
それまで北の方角へ歩いていたのが、稜線が東に延びるようになります。
稜線がこの辺りで湾曲しているようです。
岩場を歩いていたら、視界に紫色が飛び込んできました。
和気富士を越えてほんの2~3分下ったら、一枚岩の上に出たようで、素晴らしく展望の良い場所に出ました。
赤い鳥居が登山口のようです。
8時27分、鳥居を通過しました。
今年に入って、毎週のように順調に山歩きが出来ていたのですが、1月の最終の週末は大事な来客があって山にはさすがに行けませんでした。関東で住んでいる息子が彼女を連れてきたのです。
その週は高松の山友達のRさんも娘さん夫婦が帰省されていて、お互いに山には行けなかったのですが、2月の最初の週末の7日はRさんも私も山に行けそうということです。丁度セツブンソウの季節でもあるし、和気富士に登ってセツブンソウを見るも良し、天気が良ければ雪山の毛無山でも良しと思っていました。せっかく岡山に行くなら岡山のYさんご夫婦にも声をかけてみようと思い、メールしたところ、Yさんたちも7日は大丈夫とのこと。
ところが、週末が近づくにつれ岡山県北の天気があまり良くありません。いくら毛無山に雪があっても曇り空や雪が降っているのでは、テンションも下がりますね。Rさんにどうしますか?と相談したら、和気富士にしましょうということで、行先は和気富士に決まりました。
花散策に時間を取られてしまったので、池の段からは越原越経由でセンターへと下山することにしました。
去年も下った道なので、様子もわかっています。
下山を始めたのは14時20分でした。
ススキが生い茂っている場所は踏み跡がはっきりしないので、そのうちに、適当に歩いて見ます。
もちろん、花の咲いている場所は踏まないように極力気をつけます。
すると、こんな花が・・・・
池の段に着いた時間が比較的遅かったせいか、山頂にいた方たちは全部でも5~6人と言う静かさでした。
5年前のブナの紅葉時には、なんと100人もいたことを考えると、嘘のような静かな山頂ですが、静かな山が大好きな私には嬉しい限りです。
おまけに、東の方角にはなんと大山が見えていました。
立烏帽子の下りにかかったら、後は鞍部まで下って池の段まで登り返すだけですが、登りは大したことないので、あと一息ですね。
ようやく立烏帽子の駐車場も近くなってきたかなと言う頃、見覚えのあるサンインヒキオコシの花が咲いていました。
去年はそれが何と言う花なのか、歩いている途中ではわからず、帰宅してから調べてわかったのでした。
最近のコメント