コバノボタンヅル
コバノボタンヅルが9月末から咲き始めた。
ボタンヅルの変種だそうで、野山にごく希に自生しているそうだ。
去年の秋にネット花友さんから種を分けていただいたものだが、ボタンヅルとどこが違うか、あまり知らずに育てていた。
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コバノボタンヅルが9月末から咲き始めた。
ボタンヅルの変種だそうで、野山にごく希に自生しているそうだ。
去年の秋にネット花友さんから種を分けていただいたものだが、ボタンヅルとどこが違うか、あまり知らずに育てていた。
今年は関東のほうでは金木犀の花などもずいぶん早く咲いたようで、10日ほど前に東京の後輩と電話で話をしていて「こちらはまだ金木犀が咲いていない」といったら、ずいぶん驚かれた。
我が家ではここ2年、金木犀が9月と10月に二度咲きしてくれたのに、今年は開花が遅かった。ようやく金木犀の香りがかすかに漂ったのが、3日ほど前のこと。
急いで見に行くと、淡い黄色の蕾がついていた。
山荘からものの100mも下らないところに、林道が咲いていたのを、来るときに見かけていた。帰りによく見ようということになっていたのだが、車を止めて観察すると・・・・・。
なんと、普通のオヤマリンドウだとばかり思っていたそのリンドウたちはすべてアサマリンドウだったのだ。こんなに山荘の近くに咲いていたのに、山荘の方もご存じなかったらしい。
山頂は晴天ならば360度の大パノラマだそうだが、ちょっと残念なことに近くの展望はあっても雲がかかってうんと遠くまでは見えない。
下りは車道を下ろうということになり下り始める。
梶ヶ森山頂は今ではアンテナが立っているが、その昔、私が中学のとき登った写真ではアンテナは勿論なかった。その代わりガスに巻かれた画像になっていたはずだ。
下りかけたら、山頂までワンボックスカーで登ってきたご夫婦に話し掛けられた。「途中で会いませんでしたが、どちらから来られたんですか?」どうやら登山道があることをご存知ないらしい。結局、この日ほかに梶ヶ森に来ていた人でお会いしたのはこのご夫婦だけ。
山荘にはちょうど12時ごろに到着。梶ヶ森は山頂付近はなだらかなので、駐車場もゆったりとしていて、山荘自体も広いスペースがある。
お昼は途中でおむすびなどを用意していたが、コーヒーを飲ませていただいてお手洗いを借りようということに。私もこの山荘には中学のときに泊まって以来、一度も立ち寄ったことがないのだ。幸い、平日にもかかわらず営業中だったが、私たちだけ。
コーヒーは梶ヶ森の有名な名水仕立てだそうで、とてもまろやかで美味しい。コーヒーを立ててくれている間、アルバムを拝見する。梶ヶ森に咲く花のアルバムだ。春にはマンサクやトサミツバツツジ、イチリンソウ、トサノコバイモなどが咲くらしい。
そして、秋の花のところにはセンブリやウメバチソウ、アサマリンドウの写真まである。
ここはオヤマリンドウだけと思っていたら、アサマリンドウも咲くらしい。山荘の方に尋ねたら「咲く場所はわかりません」とのこと。
やがて、広いスペースに出たら、そこは竜王滝の駐車場だ。
歩いて10分ほどで竜王滝に行くことが出来、そのルートはそのまま梶ヶ森への登山道にと続く。膝の痛みさえなかったら、ほんとは竜王滝から歩くつもりだった。徒歩だと山頂まで1時間20分と、ハイキングにはぴったりのコースらしい。以前来たときには竜王滝のそばの沢でイワタバコの画像を撮影している。
滝までちょっと歩きたいと言う気もあったが、とりあえず、山頂まで先に行って、下りに時間の余裕があれば滝に寄ろうと言うことになった。
集落の途切れた場所に大きなイチョウの木が生えていて、もう銀杏の実がいっぱいなっている。車道にも銀杏が落ちているようだ。
そのイチョウノ木の周囲を回り込むように、ヘアピンカーブを曲がると、そこからは集落はなくいよいよ山道だ。
途中、閉鎖されたレストランが一軒あるが、ここまで食事をしに来る人はちょっといないだろうな。四国は人口が少ないので、山の中の食堂や施設が成り立っていくのは大変だ。
高速高知自動車道を大豊インターで下りると、しばらくは今まで南に向かっていたのを北に向いて走る。つまり梶ガ森は高知でも徳島寄りに位置する山だ。同行の野草友達のRさんもドライブで5年程前に一度来ているそうだ。
標識はきちんと出ているので道に迷う心配もないし、一昨年にこの近くの南大王というところに福寿草を見に2回も着ているので、記憶はまだ新しい。梶が森方面には南大王に向かう道を途中で右折する。
高知の梶ヶ森で、秋の一日を楽しんできた。
昨日は4度目の梶ヶ森ということになる。
一番初めに梶ヶ森に登ったのは、中学2年の夏休みだ。
私が行っていた中学では夏休みになると、山好きの先生たちが校内で希望者を募って四国の山々に連れて行って下さった。今では事故がおきたときの責任問題などもあって、余りそういうことも行われていないようだが、昔は良い時代だった。
そのときの写真もどこかにあるはずだが、流石に直ぐには出てこない。
梶ヶ森は土讃線の大田口駅や豊永駅から直接登山ルートがあるので、その昔はたぶんどちらかの駅から登ったと思うが、記憶は完全に消えうせている。あの時代は高速など通じておらず、日帰りは到底無理なので8合目にある、山荘梶ヶ森に宿泊したようだ。
秋の花散策は、また蕎麦畑のお花見にもぴったりの季節だ。
蕎麦は種まきから収穫までがわずか60~80日と短いのと痩せた土地でも栽培が楽なので、山間部ではよく栽培されている。
讃岐はうどんが有名だが、実は山間部ではソバ畑も見ることができる。
10日前にはまだ花が開いてなかったタンナトリカブトも、今回は綺麗に咲いていた。
トリカブトといえば猛毒が有名だが、猛毒よりも何よりも、花の形がどことなくエイリアンを思わせる形で、私はあまり好きではない。
園芸店などでもアコニタムと言うラベルをつけてよく売っているが、まだ自宅で育てたことはない。
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