大展望の冬の剣山へ、その2、石鎚が見えていた?
まずはいつものように剣神社で登山の無事を祈って参拝します。

まずはいつものように剣神社で登山の無事を祈って参拝します。

娘一家が帰省しないお正月だったので、何もかも手抜きをして今回の年越しは比較的楽に済みました。
こんな時でないと初日の出など見られないので、行こうかなと話していたら、主人が6時過ぎに起こしてくれたので自転車で丸亀城に行ってきました。

鞍部を過ぎて、いよいよ最後の登りが待ち構えていますが、下蒜山からの下りほど下らなかったので、登りもそれだけ楽かな~?と甘い考えでいたら、これが結構厳しかったです。
鞍部から中蒜山方面を振り返るとこれが良い感じです。

フングリ乢ではこれからの登りに備えて、水分補給をします。
300mも下ったということは300m以上の登り返しが待っているということです。

まだまだ先が長いので、少しだけお腹に食べ物を入れたら、お次の中蒜山目指して出発です。
下蒜山を10時34分に歩き始めます。

雲井平からの眺めは素晴らしく、何より今まで歩いてきた道も、今から歩こうとしている道もすべて見えるのが良いですね。四国の山にはこんなロケーションはちょっとないような気がしました。
汗をかいたのでリンゴを食べて一休みしたら、今度は下蒜山山頂目指して歩き始めます。

登山口からすぐは平坦な道になっています。
道沿いにはロープが張られていて、何か貴重な花でも咲くのかな?と思いながら歩いていると、ヤマラッキョウが咲いていました。

お昼休憩した場所から少し登ったら、西側の展望が開けてきました。
お日様がすでに少し西に傾いているので、日が当たった山肌が紅葉してとても綺麗です。

1449mの切禿からはいったん下りになります。
あ…、また登らないといけないのに、どこまで下るんだろう?勿体ない・・・
GさんとBさんの行く手に聳えているのがサガリハゲの手前のコブ。
ほんとのサガリハゲはそのまだ向こうにあるらしいです。
う~~ん、なかなか手強いですね。
後ろを振り返ると、1449m峰から下っている尾根に、いろいろな木の葉が・・・

紅葉した木々の向こうに見えているのは矢筈山から黒笠山へと伸びる稜線でした、
これもコハウチワカエデかな?
黄色いシロモジはこの辺りではすでにほぼ落葉していました。
いよいよサガリハゲへの登りが始まったかと思ったら・・・
またまた下ります。
一体、どこまで下るんでしょう?
それにしても、このコースはブナの大木、ミズナラの大木が多くて見ごたえがあります。
この辺りまで来たら、困ったことにスマホが急に充電切れになって電源が落ちました。やばい…ログを取っているのにログが途切れるので、慌ててザックからモバイルバッテリーを出して、スマホに繋ぎます。

今度こそ急登が始まったようです。
何かを掴まなければ登れないような状態です。
ここにもアオハダの赤い実。検索したらこの果実を食べてみた方がいるようで、「苦い」とありました。その前に毒性はないのかしらん?
見た目は美味しそうなんですけどね。

樹に間から時おり見えるのは黒笠山。
私は登ったことがないのですが、Mさんの折り紙つきです。

見上げると、標高1500から上は落葉した木が多いですね。
紅葉の盛りは、この頃は標高1000m~1400mだったようです。
Gさん夫婦とは、この時はそれほど離れていなかったのですが、それなのに二人ともかなり上のほうに見えます。
それだけ勾配が急だということです。
道はないので、自分で登りやすいところを登っていきます。

見事に赤く染まっています。

これは真っ赤に燃えたドウダン・・
いろいろな色が混ざっています。
ブナが数本固まって生えているところも美しく染まってます。

ブナの褐色とシロモジの黄色。

時折、大木が出てきます。
前の3人はすいすい登られますが、私はなかなか足が上がらず困ります。
西側のカエデの紅葉が見事で、急坂を登りながらも視線はついついそちらへ・・・
ぁ・…いったいいつまでこの急坂が続くんだか?
前の3人は大岩の手前で、私たちを待ってくださってるのですが、これがなかなか追いつけないのでした。じっとしていると、後ろへ転がりそうな急坂で、ストックもきかないので、小さなササを掴んで登るよりありません。
Gさんがあと90mほど登ったら(垂直距離で)少し平らになるので、頑張ってそこまで登って休憩にしましょうとの提案。
しんどいけど、仕方ないか・・・・

南には天狗塚や牛ノ背が木々の間から姿をの祖かせています。

この急登のコースのすぐ西側の紅葉はカエデが固まって生えていて、これがなかなか見事でした。
かなり上のほうで待ってくださってるGさん。
あのあたりまで行ったら、少し平坦になってるのかしらん??
そろそろお腹も空いたし、休憩したいのですが・・・

体はしんどいのですが、ブナの紅葉に目がくぎ付けです。
ようやく先ほどの岩場の上に差し掛かりました。

それでも、まだ急坂が続きます。
いったい、いつまで続くんだか?
急坂が少しマシになったので、佇んで眺めると、ナナカマドの果実が見えました。
葉はもう枯れかけていますね。
四国のナナカマドはちゃんと紅葉したのかな?
ここまで来たら、剣山と次郎笈が姿を現しました。
思ったより近く見えますね。
それまでの急登がやっとこさで、普通の登りになりました。
やれやれ・・・
あの赤い実は?
果実が上を向いて生っているのでおそらくヤマボウシですね。
ズームして撮影したら、やはりヤマボウシでした。
12時48分、少し平坦な場所に出たので、ここで休憩となりました。
約80分ほど、急登であえいだことになります。
各自、お昼にしますが、この先もまだ登りが待っているので、私はおむすびを一つだけお腹に入れました。コーヒーを飲んでる時間はなさそうです。この日は5人分のレギュラーコーヒー持参だったのですが・・・

13時18分、今度こそサガリハゲ目指して登り始めます。
先ほどまでの急登は影を潜めたようで、ほっとしました。
もう駐車地点まで、そう遠くはないだろうなと思われる頃、上を見上げると華やかな紅葉が見えます。

自念子の頭へはほんのひと登りで行けるようで、登山者でなくドライブのついでに登られる方がほとんどのようでした。

それまで花の終わったアサマリンドウをたくさん見ていたのですが、ここで初めて咲いているアサマリンドウを見ました。

伊予富士といえば、私の中では展望が良いのと、笹原が素晴らしいこと、そしてアサマリンドウがたくさん咲く山というイメージがありました。
今回の登山口は登り始めて1時間ほどで伊予富士に着くという、ずいぶん楽なコースらしいです。
そして、このコースも、やっぱりアサマリンドウがたくさんありました。

苗場山&東京から帰ってきたのは10月7日のことだったのですが、その週の週末に、山仲間のPさんからお誘いがあって、13日に四国の紅葉も見に行きましょうということになりました。
石鎚は紅葉の時期は混雑するらしいので、石鎚は避けてそれより少し標高の低い山ということで、Pさんにコースはお任せしてありました。その頃は帰って間もない頃で、さぼっていた家事だの庭仕事だの剪定だのが忙しかったのです。するとPさんからラインで「伊予富士から東黒森はどうですか」という連絡がありました。伊予富士から西はまだ歩いたことがなかったので、二つ返事でOKします。林道歩きが長いですが・・・とあったので、私としてはてっきり寒風茶屋~桑瀬峠~伊予富士~東黒森、そして長い林道歩きを経て寒風茶屋へ戻ってくるのだろうと思っていました。
集合は大野原の某所に6時となりました。

翌5日はぐっすり眠ったおかげで、5時半には目覚めました。
民宿の朝食は8時にお願いしてあったので、外が明るくなり始めたころに、ウインドブレーカーを羽織って散歩に出かけました。

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