雑感

2005-07-03

大渇水、一転、豪雨

6月中の空梅雨はどこへやら、7月1日から一転、豪雨の毎日だ。

私の住む市では被害者まで出てしまった。6月全体での総降水量が20ミリちょっとだと言うのに、この3日間での雨量の合計が200ミリ。ちょっと極端過ぎるよ。

だいたいにおいて、讃岐は昔から日照りに喘いできた土地だ。県土が狭く川はどれも小さい。流れる距離が短いから仕方がないが、雨の降らないときは流れる水の量はごく少なく、それがひとたび大雨に見舞われると、今度はあふれそうになる。

dsc00926 大雨の最中に、3株目のリシリヒナゲシが咲いた。高温多湿に弱いので、一番に軒下に避難させといたのだ。3日間降り続いた雨のせいで、気温も下がっているので、今のところ、綺麗に咲いている。

昨日の早朝の豪雨で、駄目になりそうな苗もたくさん出た。一番弱かったのはニコチアナライムグリーンとバーバスカムで、この二種類はどちらも大きな柔らかい葉を持つ。この葉っぱが強い雨に打たれてダメージが大きそうだ。不幸中の幸いだったのは、一箇所ではなく軒下にも分けて置いてあったので、そちらはなんとか助かったこと。発芽して、ようやく本葉が出始めたアプリコット色のジギタリスもやっぱり駄目っぽいよ。だけど、これは親株があるし、何より種がたくさん「採取できているので、また播きなおせばいいね。

雨も十分過ぎるほど降って、畑は地中深くまで潤ったようなので、今日は育苗箱に育った苗を植えつけることにした。夏の間の適度な雨を何とか期待したい。

作業時間が1時間ほどしかなかったので、まずはヤグルマソウ、エキウムなど抜きたくても土がコチコチで抜けなかったものを抜いてしまう。次に、先日、ビオラなどを抜いた後の場所を耕して、化成肥料を入れ、(普段はマグアンプ+化成+堆肥が多いが)ダンギク、センニチコウ、マリーゴールドを植えつける。そして、ゴジカやバーベナハスタータの苗も一部を植えつけた。ダンギクは苗の数が多すぎるのと、まだ十分に育ってない苗が多かったので、半分ほどは、再び、育苗箱に植え替えをした。(夕方、急に実家の母が来たので、この苗は持って帰ってもらった)

dsc00892 画像は早くも花穂があがろうとしているバーベナハスタータだよ。この種はprimroseさんに去年いただいたもの。

dsc00931 こちらはアストランチャの鉢の中から勝手に出てきた、どうやらスカビオサの花らしい。アストランチャは1ヶ月ほど前に行きつけのHCでポット苗を見かけて、連れ帰ってしまった。何度も種まきしているのに、一向に発芽しないので、業を煮やしたというところ。

ところが鉢に植え替える際に、傍らからなにやら出てきてる。小さかったので、そのまま一緒に鉢に植え替えたら、少し大きくなってスカビオサらしいと気づいた。

蕾も持っているから、思わぬ儲け物だね。本体のアストランチャのほうは蕾が出来ていたのに、この暑さのためか蕾が駄目になってしまった。

スカビオサといえば、去年はディープ・クイズ・レッドなど種から育てたものが数本あったんだけど、畑に地植えだったためか、今年は跡形も無く消えた。やはり珍しいものは鉢のほうがいいのかなぁ?

2005-06-30

フランスの花の種

今日も野暮用で高松に・・。

空は曇っていて、直射日光がないだけまだましだけど、空気が湿気を帯びているのでムシムシしている。

用事を終えて帰り道、坂出に開店した大きいHCに立ち寄ってみた。売り場はすごく広いのだけど、置いてある花の種類はそれほど多くはなさそうだ。山野草などは駄目にするといけないのか、全然見当たらなかった。水辺の植物として、ポンテデリカが置いてあった。それとセイヨウニンジンボクの草丈1m近くのもの。

店内に入ったら種売り場をチエック。いいものみっけ。

dsc00865 ずっと探していたマウンテンフロックスの種だ。

このマウンテンフロックス、トーホクシードから出ているけど、この2年ほど探しても見つからなかった。

2002年秋に種まきして2003年の初夏に咲いたんだけど、とっても好みだったんだよ。

maunntennhurokusus これがその2003年の7月に撮影した画像。ほんのり淡いピンクがなんともいいでしょう?

花びらも透けるほど薄くてそれも好きなところかなぁ。

2005年のブリティッシュシードのカタログに入っていたので、そちらからでも取り寄せようと思っていたけど、これで種は確保だね。

dsc00864 そしてこれも楽しい戦利品。

フランスの花の種がワゴンセールで一袋100円で売られてた。今までイギリスの花の種は何度も取り寄せているけど、フランス産の花の種を見たのは初めてだよ~。

パッケージもなんとひし形なんだよ。

外から触っただけで、中の種がどっさり入ってるのがわかる。花の名前の表記はデルフィニュームはそのままDELPHINIUMだけどルピナスはLUPIN、スカビオサはSCABIEUSEとなっていて、どうやらこれがフランス語での花の名前らしい。一袋100円だから、全部で50本発芽すれば、充分もとは取れるかなぁ(^^;) たぶん、輸入しすぎて売れ残ったものだろうから、あまり過剰な期待は禁物だけどね。

あ、そうそう、リシリヒナゲシはあれから昨日朝には可憐に咲いてくれました。

dsc00838 やっぱり一番花は6弁花だったよ。それでも、この36℃を越す厚さの中での開花、あっぱれだね。

2005-06-15

夏山の計画は・・

昨日は東京在住の後輩と二時間近くも長電話をしてしまった。

予定がうまく合えば、夏に一緒に仙丈に登ろうという話を前々からしているんだよ。

しかし彼女もいろいろと用事を抱えているので、6月末にならないと7月の予定がわからないらしい。

一昨日、山道具の店で買い求めた南アルプスの登山用の地図を広げながら、話が弾む。私は甲斐駒には黒戸尾根から登っていて、仙丈だけが赤線がぽっかりと抜けている。

縦走するといっても一泊では縦走も難しく、結局、北沢峠から一日は仙丈に、もう一日は甲斐駒にということになるかなぁ。

dsc00769 画像は大学3年のときに北海道合宿の後、この後輩と北海道をぶらぶらした時のもの。

利尻をバックに写したんだけど、電話でも「なぜ、このとき、ついでに利尻に行かなかったのかなぁ?」と話したことだよ。

若い頃は時間だけはたっぷりあったけど、もしかしたらお金がなくて行けなかったのかな?

さて、なんとか都合がついて南アルプスに行けるといいけど。

dsc00807 この前から私が広げている地図とガイドブック。もっとも一番下の五万図とガイドブックは30年前のものだから実用には遠いかも。

左の地図は2005年版の最新のもの。最近はこんな言い地図も出ているんだね。

昔の地図なんて懐かしむだけの存在かと思ったらそうでもないらしい。山用具のお店のオニイサンが言うには「昔の峠道歩きがブームになっていて、結構、高く売れるらしいですよ」だって。

最新の地図には昔の峠道などは記載されてないものが多いらしいよ。ふーむ。

2005-06-09

種採取の日々

入梅前の乾燥した時期を有効に使おうと、今日は布団干し、客用の座布団干し、様々な洗濯、それに種の採取と大忙しだ。

採取した種は湿っぽそうなものはしばらく乾燥させてからジップつきのナイロンの小袋に。

すでに数人の方に種は発送したよ。

dsc00887 一応、こんな風に種の種類だけ、袋に書いておく。

今年は20種類以上の種を採取したろうか?

原種チューリップ、レシージェーンなんてのも種をたくさんつけてるが、さて、採取したほうがいいかな?

2005-06-06

樹木の花

昨日、ここに貼った白い樹木の花、早速、名前がわかりました。

ネットの野草仲間として、親しくお付き合いさせていただいてるヨックモックさんが早くも調べてくださいました。

オオバアサガラ・・エゴノキ科だそうです。お忙しい中、ほんとに有難うございました。

それにしても、いつも思うんですが、桜でもそうですが、花が咲いてないと樹木にはなかなか目がいきませんね。

dsc00758 あらためてご覧下さい。

オオバアサガラの花です。花穂は15センチほどもあって、緑の中でひときわ目を引く花だね。

検索したサイトに書いてあったとおり、沢沿いに生えていたよ。

dsc01006 しかし例外もあって、このビワの花などは咲いていても一向に気付かないような地味な花だね。うちの庭にも私が嫁いできた時から植わっているビワの木があるけど、この地味な花に気がついたのはようやく7,8年前のことだよ。

dsc00267 今は丁度こんな風に美味しい実がなっていて、こちらのほうがよほど目立つね。一体に、実のなる木の花は地味系が多いかな?

あ、私の友人でビワにオレンジ色の袋掛けをしているのを見て「あの綺麗な花は何?」とのたもうた人もいるにはいたけど(^^;)

dsc00670 この花も樹木の花だけど、これはまたずいぶん派手な花だね。

むこれもうちの庭に昔から植わっている、キンシバイです。

この造詣の妙としかいいようのないシベを見るたび、ため息が出てしまうね。

あ、そうそう、明日は裏庭のタイサンボクの画像を撮らなきゃ~。

2005-05-23

紫尽くし

dsc00515今日、デジカメで撮影した花をチエックしたら、偶然にも紫色の花ばかりだったよ。

午後からは用事で高松に行ったのだけど、1ヶ月前にはそれほど見かけなかったけど、道路の両側は見事なばかりのナヨクサフジ。

このナヨクサフジ、勿論、私の子供時代には見かけなかった帰化植物。

5年ほど前から気付いたが、年々、増えているようだ。

道端に咲いていると、車を運転していてもつい目が行ってしまうほど、綺麗な色だね。

dsc00513 これは白っぽく見えるけど、淡い紫色のセンダンの木の花。

これも高松に向かう途中にある小さい山に生えているのだけど、この山は全山がこのセンダンの木に覆われている。

私の家の敷地内にも勝手に生えてきたことがあるけど、ずいぶん強い木で、切ってもも切っても新芽を出すのには困ったものだった。

dsc00523 こちらも今日行った高松の某所で撮影したもの。

この季節には必ずどこかのアスファルトの隙間から顔を覗かせるヒナキキョウソウだよ。

可憐な姿に似合わず、強靭な生命力の持ち主だ。

マクロ撮影でも充分鑑賞に耐えるほど、綺麗な花だけど、今日は風が強くて、遠景で捉えてみた。

dsc00511

こちらは園芸種で、チリアヤメというらしい。

二年前にネット花友さんが送ってきてくれた苗から、昨日になってようやく花が咲いた。二年以上も咲かなかったので、もう半ば花は諦めていたんだけど、こんな可愛い花が咲いてくれたよ。

どうやら一日花らしいけど、種が採取できるらしい。楽しみだね。

dsc00531 こちらも園芸種で4年程前に購入したクレマチス。どうやらインテグリフォリア系らしいけど、細かい銘まではわからない。

ツルではなく、立性のクレマチスで、早春までは地上部は消えてなくなる。

今年は何が良かったのか、思いの他、大きい綺麗な花を咲かせた。

dsc00547 この淡い紫色のはたぶんカラフトハナシノブだと思う。

去年、systemさんに種をいただいたものがあの猛暑の最中に花を咲かせた。その花から採取した種を育てたものだよ。

今年はそれほど暑くならないうちに咲いてくれてほっとしている。

それにしてもハナシノブの仲間はよく種をつけるね。

今年は3種類のハナシノブが計30ポットも育ってしまったので、うちでは地植えにしました。

2005-05-13

レオ君、逝く

レオ君とは3月のブログにも書いたんだけど、うちの飼い犬、キキとララの兄弟犬。

娘と私が3月に会いに行ったときには元気だった。私はそれでも時々、友人の家を訪ねたときにレオには会っていたが、娘はたぶん15年ぶりにレオをみたんじゃないかなぁ。

それもこれも虫の知らせというやつだろうか?

DSC001061siro 昨日・・友人から携帯メールで「レオがさっき亡くなりました」と。

丁度、別の友人とお昼を食べていたところで気付かず、夜になって、メールを開いて知った。

最後の一週間ほどは注射に連れて行ったそうだが、昨日の朝まで、友人がそばを通ると目を開けていたそう。そして昼頃に眠るように死んだそうだ。

もう16歳ぐらいになるから人間なら相当な御爺さんだ。

友人一家に可愛がられて、幸せな一生だったと思う。

それにつけても・・うちのキキやララとのお別れもそう遠くはないのだろうな。

2005-05-07

五月のバラ

bara五月 この僕が帰る
まばゆい 五月
紅いバラは 思い出のバラは
君の庭に咲くだろうか
(さよなら)
水を花びらにあげて
涙の水を
恋のバラに 悲しみのバラに
君の白い ほほ寄せて
忘れないで 忘れないで
時は流れ過ぎても
むせび泣いて むせび泣いて
別れる君と僕のために

 

(さよなら)
五月 花開きめぐる
二人の 五月
紅いバラを 美しいバラを
僕のもとに 届けておくれ
(さよなら)
dsc00754 花に唇を寄せて
二人の花に
恋の夢を 消えさらぬ夢を
追い求める 一人泣いて
忘れないで 忘れないで
時は流れ過ぎても
むせび泣いて むせび泣いて
別れる君と僕のために

 

忘れないで 忘れないで
時は流れ過ぎても
むせび泣いて むせび泣いて
別れる君と僕のために
独身時代にFM放送からエアチエックした曲で、ブレンダ・リーが歌ってた。
5月になって爽やかな青空が広がるといつも思い出して口ずさんでしまう歌だね。

2005-05-01

Shall we Dance

今日は一週間ぶりの雨で庭の花もそして私も一息つくことができた。

草抜きは晴天の時ではなく今日のような雨降りか曇天の日でないと暑いのと土がコチコチに乾燥していて抜きにくいので、雨に少しぬれながら草抜きした。

syou 最近開花したばかりのオーシャンパールとアグロステンマ桜貝がゆらゆらと揺れて綺麗だ。

最近やたらと山野草が増えたので、大型の花たちは精々10本ぐらいしか育てないことにしているけど、こうして咲いてみるとやっぱりいいなぁ。

風にゆらゆら揺れる風情は格別だ。

ヤグルマソウも幸い、青、ピンク、白、紫とどの色もこぼれて咲いてくれた。

このパステルカラーの淡い色彩もあと二週間もすれば今度は黄色のオオキンケイギクにとって代わられるだろう。

雨なので久しぶりに午後からは映画を観てきた。

子供たちはべつのものを観たけど、私はShall we Danceを。周防監督のオリジナル作品はいまだに劇場ではもちろんのこと、ビデオででも観てない。

勿論、大雑把な配役やあらすじぐらいはなんとなく知っていたけど・・。

リチャード・ギアとジェニファーロペスがなかなかいい味を出していたよ。

私自身は今、山や花に夢中だけど、何かに夢中になれるということはとても幸せなことなんだよね。

帰りにオリジナル版で役所広司と草刈民代がどんな演技(どんな踊り?)をしているのか観たくて、ビデオ屋さんに寄ってみたけど、既にすべて貸し出し中だった。

そういえば、リンク役のあの人・・・そう頭のちょっと薄い・・・(^^;) 何に出てた人だったか、思い出せそうで思い出せなかったけど、今、思い出した。

あの人は「ターミナル」で空港の所長??を演じていた役者さんだったんだね。

2005-04-21

ヤワゲフウロとコンピラスミレ

一年中でいちばん過ごしやすいこの季節は花や木々も同じなんだろうね。

自分の庭で花を育てること、野山で野草を見ること、そのどちらも大好きな私にとっては、この季節は大忙しの日々です。

お天気さえ良ければ毎日でも外にいたい。

少し遅くなりましたが19日に登った大麻山のレポートを。

この山には去年の5月と秋にも来ているけど、途中でコンピラスミレというシハイスミレの変種を見ることが出来る。葉っぱは以前から見ているけど、このコンピラスミレの花を見てみたいと、この前から思っていたんだよ。同行してくれたのはいつもの仲間Yさん。この山は八合目まで車が入るので歩いて登るのはは15分ほどかな。

車道を登り始めた途端にこんな花を発見。

DSC00098yawagehuuro 今まで見たことがない花だ。

車をとめてじっくりと見てみる。

葉っぱは私が育てているゲラニウムの葉っぱだね、

花もゲラニウムの仲間のように思われる。

だけど、この辺の野山で今頃咲くフウロソウの仲間と言えばアメリカフウロぐらいしか思い浮かばない。アメリカフウロとは全然別物だしなぁ。

かといって秋に咲くゲンノショウコの仲間とも違う。もしかしたら園芸種のゲラニウムが逃げ出したのだろうか??

帰宅して調べても野草図鑑には載ってなくて、ネ ットで検索。フウロの仲間と言うことはわかるのDSC0008419ryoubuで、その線で調べたらヤワゲフウロという比較的新しく入ってきた帰化植物だとわかった。それにしても他では見たことがないね。

再び、車で登り始める。道の傍らにはやっぱりスミレが満開だ。ここは讃岐富士とボスミレが多いようだ。真っ白な樹木の花も咲いているが、これはリョウブかなぁ?

しばらく登ったところで、車の前にいきなり見たことのない花がぶら下がっている

一見、クレマチスみたいだが、葉っぱが全然違う。

DSC0010519mube

上を見上げると相当高い木の上のほうまで絡み付いている蔓性の植物だね。わからない植物はガ層を何枚も撮って置かないと後で検索に困るので、7~8枚の画像を撮った。

これも後で検索してわかったがムベとのこと。

ムベなるかなのムベだが、私は名前は聞いたことがあったけっど、実物を見るのは初めて。

秋にまた来るとムベの実が見られるかな?

そういえばこの山はアケビも多くて、去年の秋にはアケビをお土産に持ち帰ったものだ。他にも途中でワラビが生えているところがあって、Yさんは夕食用にといっぱい採っていた。私はこの前、大川山で採ったばかりだから、見つけたのはYさんにあげる。

いつもなら平日だし、こんな山道を車で走っている人は滅多にいないんだけど、今日はやたらと車dsc00140に会うなぁと思ったら、頂上の八重桜の並木花見に来ているんだね。

今の時期だけ特別に駐車場が作られているが、私たちは勿論、途中で車を置いて、そこからは歩きだよ。

取り付きの登りがちょっときついんだけど、登り始めてすぐにウグイカグラの木を発見。3月末に初めて見たが、あのかわいいピンクの花がまだ咲いている。

そして、嬉しいことに急な山道の傍らにはフデリンドウが・・。今までの里山以上にたくさん咲いている。

綺麗なホタルカズラも二輪だけ咲いていたよ。

あえぎあえぎ登りつめると、そこはもうピークだ。

展望台からは讃岐平野が一望のもとに。

この前は讃岐富士からこの大麻山を眺めたけど、今日は逆だね。

DSC00146sakuratosanukihujiちょっと気取って、桜の一枝を入れて讃岐富士を撮影してみた。

はるか下に見えるね~。

なんと言ってもこの山は標高600m余り、阿讃山脈を除けば、この辺では一番高い山だよ。

噂に聞いていた八重桜にはまだちょっと早いのか、花はちらほらと言うところ。

それでも気の早いカメラマンが三脚を立てて撮影中だった。

頂上からはしばらく桜並木に沿って南に歩く。

DSC00163konnpirasumire

この大麻山の頂上はほぼ平坦になっていて、なんと車道まで通っているんだよ(^^;)

分岐まで来たら、道標どおり東に折れて金比羅さん奥の院と書かれたほうへと進む。

ここからは滅多に人も入らない山道。

今日の木低だったコンピラスミレの花も咲いている。葉っぱの中央に白いスジが入っているのが特徴だよ。

が、残念ながらカメラのバッテリー切れ。折角コンピラスミレの群生を見ながら、画像は取ることが出来なかったけど、可憐な姿は脳裏に焼き付けておくとするかな。

2005-04-03

お城でお花見

先週初めに高校時代の友達からメールが来て、仲間の一人が私の住む市のお城まで来るという。
たぶんお花見で来るのだろうけど、いい機会だから集まろうと言うことになった。幸い、予定もなかったので、OKの返事をしておいた。

11時前に仲間の一人からもうお城にいるというメールが入ったので、出かける用意をして出発。といってもお城までは車でたった5分だよ。花見客のために市が無料の駐車場を用意してくれていて、すぐに入れた。というのも、桜はまだほとんど開花してないし、お天気も朝方はすっきりしなかったので、お花見しようと言う人も少ないんだろうな。私は真っ赤な軽の車なので、友達はすぐに私のことを見つけてくれたよ。二人で城内に向かった。上天気というわけでもないけど、まずまずのお天気。携帯で連絡をして、もう一人の友達がいる場所に向かう。田舎の人は最近は皆、携帯を持っているので、こういうときはまことに便利だ。
もう一人の友人とは夏に会って以来だろうか?彼女はご主人そして息子さん夫婦とともに、結婚以来、専業農家を営んでいる。ずっと以前はハウスでメロン栽培をしていたが、花卉栽培に変わってからでももう20年以上になるだろう。ほんとはもう一人の仲間も呼んでいたんだけど、彼女は先約があったらしいよ。
桜はまだちらほらとしか咲いていないけど、ずいぶん暖かいので、眺めているうちに蕾がほころんでいくのがわかるような気さえする。
いや、実際、来た時よりも帰るときにはたくさん咲いていたようだけどね。
DSC0008715osironosakura
その花作りのプロである友人は某団体の中核的な存在で、ママさんバレーもバリバリとこなしているけど、今は一線は退いて監督的な立場らしい。もう一人の友もやはりママさんバレーで頑張っている。二人とも中学以来バレー一筋と言うから、高校のときだけやっていた私とは違って筋金入りだね。私たちのバレー部は同じ学年にちょうど6人いて、その学年でチームを組んでいたから、つらくとも苦しくともやめる訳にはいかなかった。この頃の出来事や思い出を書くと、ノート一冊ぐらいになりそうなのでやめとく。まぁ、あとちょっとで四国大会に出られると言うところまではいったよ。
彼女が配ってくれたお弁当とビールを美味しくいただいて、その後は腹ごなしに久しぶりに天守閣まで登ることに。
城山のてっぺんまで登ると、涼しい風がさーっと渡ってまことに気持ちがいい。この前まで寒い寒いといっていたのが嘘のようだね。
展望は春霞のために絶好とは言いがたいがそれでも鳥坂峠や大麻山も見えるよ。
下りは別の道を下ってみた。よく咲いた桜があったので、ちょっと仲間のスナップ写真なんぞもね。
DSC0009514bare-bunakama

下に下りてみると石垣の隙間から可愛いスミレが顔を覗かせていたよ。

dsc0009815

帰りは例のごとく、我が家に立ち寄ってもらい、ビオラやバージニアストックを畑から掘り上げてもってかえってもらったよ。

2005-03-29

シラユキゲシ開花

娘が4年間の大学生活を終えて、部屋を引き払うことになったので、車で下関まで一っ走りしてきた。

考えたら丁度4年前には、娘の部屋を探しにやっぱり下関まで走ったのだった。あの年は暖かな年だったのか、桜がもうちらほら咲いていたと思う。私は短大に一年間在籍した後、某私大に入りなおしたので、東京には5年もいたっけ。自分自身が下宿を引き払ったときの思い出が鮮明に残っておるものだから、車の後ろの席に座って感慨にふけっている娘の顔をバックミラーでちらちら窺った。

下関の町は運転が嫌いではない私にとってもずいぶん地理のわかりにくい町で、いつも高速を下りて娘の部屋に行くのに、いちばんの近道をうまく行けた試しがないんだよね。それほどこの町は東西南北がわかりにくい。三方を海に囲まれて、陸地はと言えば特徴のない山々があちこちに散在しているから、目印になるようなものがないというのがその理由かも。

その海に囲まれた立地条件のおかげで当地のスーパーでは、瀬戸内では見たことのないような魚介が並ぶ。
シマアジの大きいのや関サバなども見かけるよ。
夕べは最後だと言うこともあり、娘の卒業祝いを兼ねてフグを食べた。関門橋を見渡せる海辺のお店で、トラフグの刺身、イカ刺し、フグシュウマイ、春野菜の天ぷら、角煮などを頼んで、私は熱燗も。なんと言う銘柄か知らないが辛口で美味しかった。
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dsc0008515

そして、この時期に高速山陽道を走ると言うので楽しみにしていたのは、山陽道から見えると思っていた白い花。
これは4年前はまだ山歩きを再開してなかった私にはわからなくて、てっきりタムシバの花だと思っていたのだけど、今回は運転しながらちらちらと観察したところ、どうやら馬酔木の花のようだった。4年前に私が見たのも馬酔木だったんだろうか?
もっと大きい花のように思ったけど。

倉敷で助っ人に駆けつけてくれた息子を下ろして、横風の吹く瀬戸大橋を渡って、自宅に帰り着いたのは5時半だった。
辺りはまだ明るくて、軽トラックの運送屋さんがうちに着くまでに、二日間の留守の間に咲いた花を観察したよ。
そうしたら、シラユキゲシが真っ白な花を咲かせていた。
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ヒゴスミレもたった2日間でずいぶん多くの花を咲かせていて見事だよ。
dsc0009413

2005-03-17

春の雨

うちの家はあまり暖房をしない家なので、お風呂上りは靴下を履いて、パジャマの上からも何か羽織ることが多い。
1月から3月の寒い日々は、寝床に入るときもその靴下のままなのだけど、夕べは暑くて夜中に目が覚めてしまって、履いていた靴下を脱いでしまった。末っ子の話では昨日も朝は靄がかかって、あたり一面が真っ白だったとか。こんな風に瀬戸内地方に靄がかかると、やっぱり春だね。時には、船の霧笛がボーボーっと響く朝もあるよ。飛行機もこの靄のせいで視界が悪くて欠航になるときもあるんだよ。

今日は用事があって、一日に二度も外出したけど、夕方のお出かけからの帰りには白木蓮の白い蕾が、かなり膨らんでいるのに気がついた。そうか、白木蓮は桜の前に咲くのだったね。白木蓮はうちの庭には植わっていないので、咲く季節が、毎年、あやふやになってしまう。それほど、この季節はめまぐるしくいろいろな花が咲いては散っていくということだろう。
ご近所の植え込みを見ていると、ロウバイ→紅梅→白梅→沈丁花→さくらんぼ→白木蓮→桜という順序だろうか?

植え替えをしていると用土が足りなくなるので、赤玉や鹿沼土、ピートモスなどを買い込んできた。
その園芸店で売られているトサミズキはもう満開といっていいほど花が咲いている。「ここのは早いんですね」と店員さんに話しかけたら、これは向こうでハウスで咲かせたものが入荷になるんですよ、とのこと。ちょっとほっとしたね。

雨の中、咲き始めたグランドモナークを撮影してみる。この水仙はあっという間に咲き進んであっという間に花が終わってしまうから急がなくちゃね。
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そして、これも白い花、かなり前から花茎が立ち上がって、開花が待たれていたダイアンサス・フォトンホワイトが一輪だけど咲いてたよ。
dsc0008712

これだけ雨が降ったら、明日は何が何でも庭仕事だよ。(^^;)


2005-03-16

今度こそ春?

お寺さんには昨日の夜に来てもらったけど、今朝は姑の24回目の命日だった。
姑が亡くなった時は、私も若かったし、子育てに忙殺されている日々だったので、わからなかったけど、今から桜も咲いて暖かくなるというこの時期に死んでいった姑の無念さが、最近になって、思われてならない。
お墓には昨日お参りしてきたけど、墓地公園に植えられた桜の蕾もまだ固かったが、私が3年前に植えた陽光桜はソメイヨシノよりも一週間ほど早く咲くので、日に日に蕾が膨らんでいくのがわかるよ。気のせいか、かすかにピンク色を帯びてきたような気さえする。
外出から出かけて帰宅すると、車の中がすごく暖かくなっているので、上着を縫いでもいいぐらいに体がぬくもっている。
畑に出ると無意識のうちに陰に入ろうとしているのに気がついて苦笑してしまった(^^;) だって、つい3日前の日曜はものすごい寒波で小雪が舞っていたんだからね~。ったく、この気温差は何なんだ~?!
半年前に播いたカウスリップの種を播いたポットにはぞくっぞくと小さい双葉が出始めたよ。
dsc0009211

あ、そうそう、デジカメ持っていくのを忘れたけど、今日は娘と主人と一緒に坂出の蒲生うどんに行ってきた。
一年半ぶりぐらいかな?かの村上春樹がそのロケーションを絶賛したというだけあって、青々とした麦畑が広がるのを見ながらすするうどんは、最高だよ。大を頼んで、上に天ぷらと油揚げをのせてもたったの310円という値段。今日は平日だというのにすでに50人ほどが行列してました。(だけど、うどん屋の行列は直ぐに番が回ってきます)

帰宅してから、仙台のブーママさんが送ってくださった花苗たちを鉢に植え替えしたよ。
アークトチスにフロックスボビーソックス、アネモネにレナンキュラス、そして、ごっつい株はノネアかなぁ?
畑に置いたままになっている苗たちもボチボチ植え替えてやらねばね。
dsc0009511
庭には最近、キジバトもよく遊びに来るよ。
dsc00084

2005-03-11

元気だったレオ君

DSC0008412jinntyouge DSC001061siro
DSC0009612herio朝一番で電話がかかってきた。
高校時代のバレー部の仲間からだ。彼女のご主人が損保の代理店をしているので、うちの車や家の保険でお世話になっているから、途切れることなく付き合いが続いている。
用件というのは別のバレー部の仲間のところから、出荷できない花が大量に届いているので取りに来いとのこと。
その仲間は園芸農家を営んでいて、ご主人そして息子さん夫婦でビニールハウスを7つも8つも立てて、ポインセチアやハイビスカスを作っている。ところが息子さんが今年初めて手がけたセネシオがいろいろな事情があって、出荷ができなくなったらしい。

電話をかけてきた仲間の家には年に二回ほど行くが、今回は秋以来かなぁ?
彼女の家は去年の連休に新築したばかりで、秋に来たときにはまだ庭が出来ていなかった。それが今回は100坪以上はあろうかという庭は各所にレンガを積んで花壇をつくってあるようだけど、その花壇にはまだ花があまり植わっていないようだ。うちで去年掘り上げた水仙ガリルも200球ほど分けたのだが、綺麗にレンガで囲った花壇で咲いたらしいよ。(^_^)
小さな酒屋をしてるので、その後は忙しくて花を植える時間もきっとあまりなかったのだろう。こんなことなら、ビオラをいくらか持ってくればよかったなぁ。

彼女のところには白い大きなオス犬が一匹いるんだけど、このレオ君は私が無理を言って、彼女に押し付けて飼ってもらったんだよ。
というのも今から16年ほど前にうちの縁の下で野良犬が子犬を5匹産んでしまって、当時まだ小さかったうちの子供たちに、全部飼ってやって欲しいと、泣きつかれて、さすがにそれは無理だったけど、それぞれの子犬の引き取り手を捜したのだった。
結局,一匹だけだった白い男の子が彼女の家にもらわれ、茶色の女の子は主人の弟宅に(去年の秋に死んでしまったけど)毛の長い女の子が私の実家に、という具合にもらわれていった。
うちには残ったメスの子犬が二匹残り、娘がキキ、ララと名づけておばあさん犬だけど、今も何とか元気に生きてる。
話が逸れたが、そのもらわれていった白い犬レオ君は昔と同じでやっぱり、人懐っこく擦り寄ってきた。

彼女は運動神経抜群で私以上に元気そのものだったけど、三年前に子宮ガンを患い、子宮を全摘している。その後も持ち前の頑張りで見事に復帰して、今でもママさんバレーでバリバリ活躍しているよ。一度、一緒に新居浜の西赤石山にツガザクラを見に行こうといいながら、まだ実現してないね。

あ、そうそう、福寿草の里のことを教えてあげたら、この日曜に高知に住む息子さんのところに行くそうで、その途中に立ち寄りたいというので場所を詳しく教えたよ。うまく見れるといいね~。

お土産にセネシオの切花をいっぱい、そして、鉢花を大小取り混ぜていただいてきたよ。

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