ありふれた言葉だが台風一過・・午後3時ごろ買い物に出て南の方角に車を走らせたら、徳島の矢筈山がまるで手にとるように近く見える。こんなにくっきりと見える日も珍しい。
そりゃまぁ、あれだけ雨が降って吹き返しも強かったから、空気も澄んでいるのだろう。
車で走っていると、道端の花や樹木に目がいく。
私は視力がものすごく良いらしくて、遠くの山のてっぺんの鉄塔が見えたりする。
仙丈では後輩に「マサイ族の生まれ変わり?」なんて冷やかされたほど。
この花はかなり前から気付いていたんだけどね。
台風11号は水不足の四国には来ず、関東を直撃して、太平洋上に抜けたようだ。
その吹き返しなのか、今日は朝から風が吹いて、暑いけど爽やかな一日だった。
お互いに忙しくしていて、しばらく会えなかった友人が遊びに来た。私も彼女も仏壇のある家を守っているので、お盆前後はお参りに来る人がいたりで、なかなかに忙しい。
いつもはリビングキッチンに通ってもらうのだけど、夏はなんと言っても座敷が気持ちいいので、座敷に通ってもらう。
南北の掃き出し窓をすべて開け放すと、風が気持ちいい。
イチジクが大好きだというので、帰りには熟していたイチジクは全部もいで持って帰ってもらった。
夕方、何気なく庭を通ったら、アネモネ・シルベストリスがまた咲いていた。一昨日咲いた花はさすがにもう綺麗とは言えない状態だ。この暑さだから仕方がないよね。
それにしても、ついこの前蕾が上がったと思ったら、もう開花。蕾はあと二個あるけど、全部咲いてくれるかなぁ?
ピンぼけ画像だけど、ミズヒキソウも咲いているよ。この小さなお花をまともに撮影するのは私のデジカメではちと難しいようだ。ミズヒキソウもずいぶん以前から中庭に生えているけど、ほうっておくととてつもなく増えるので、3,4株ほどだけ残して、あとは抜いている。
畑に出たら、土の上にヒメアカタテハがとまっていた。この蝶はずいぶん素早く飛ぶ蝶だと思ったけど、今日はどういうわけかカメラを近づけても飛び立たず、思い切り近付くことが出来たよ。
一昨日から連続3日、高松行きの予定である。
高松にはちょくちょく行くけど、たいていは海沿いの浜街道という道を往復することが多い。
昨日は帰りに綾歌の友人宅に所用があって寄ることになっていたので、帰りはコースを変えてみた。
この道沿いには鬼無といって全国でも有名な植木と盆栽の町がある。お気に入りのガーデンセンターがあって、年に2,3度は立ち寄ると、変わったものが見られて楽しい。
表は普通の園芸店のようだが、奥は広くて、こんな風にありとあらゆる植木が置いてある。うちのベニバナミツマタはここで1000円で購入してきたものだよ。チョウジザクラもこの店で買い求めた。
ヤマボウシだけでも小さいのから大きいのまで10本以上はそろえてあるので気に入ったのが選べる。値段もHCで買うよりずっと安いように思う。
これは山でよく見かけるウリハダカエデの木だけど、こんなものまで庭木として売ってるのが面白かった。
こちらは栃の木の鉢植えだけど、これはちょっと悲しかった。というのはついこの前、剣山で樹高20m近い栃の巨木を見たばかりだからね。こんな風にコンテナにちんまりと植えられるのはどこか可哀想。
その他パパイヤの木だとか、シャラやヒメシャラも見たけど、ヒメシャラは葉っぱが茶枯れているのも見えて、やはり暑さに弱いんだなぁと思ったよ。
ヤマボウシのまずまずのが1000円だったが、今日は軽なので積めないし、時期も余りよくないので諦める。
花はこの季節だからそれほど多くはないがそれでも4,5種類買って来た。
まず、このルリヤナギ。ルリヤナギは2年程前に苗を買ったのがイチジクの根もちに植わっているのだけど、イチジクに養分を取られるのか、全然、咲かない。植え替えて場所を変えればいいようなものだけど、たぶんイチジクの根と絡まってしまってて、難しいような気がする。
一度、どこかでルリヤナギの2mぐらいの木で花がたくさん咲いているのを見かけて、あんな風に咲かせたいというのが夢なんだよ。
他にはターネラ・レモネードだの、小さい葉っぱのギボウシ(ヒメギボウシ?)だのをgetしたんだよ。
今朝も朝食前に畑に出てみた。
イチジクが昨日からかなり熟していたので、もいでしまわないとね。落ちると、コガネムシの食事になってしまう(^^;)
昨日の雨で、木に近付いて熟した実をもいでいると、木についた水滴で、着ているものがびっしょりになった。でも、雨に表れたイチジクはみずみずしい。
友達に電話をかけたら、その友達はイチジクが大好きだと言うので、今、熟れているのは 持って行くことにした。
ざるに入れたのを数えたら20個近くあったよ。明日、熟れそうなのも、かなりあるみたいだ。
イチジクの木は私が小学生の頃、父方の祖母の家にあったので、気の登ってもいだ記憶がある。その頃は高松に住んでいたので、夏休みに祖母の家に泊まりに行ったときのことに違いない。
この郷愁を誘う果実は好きな人とそうでもない人に分かれるようだ。
寄せ植えにしてあるセンニチコウにヤマトシジミがとまっていた。この蝶はセンニチコウの蜜が好物なのか、よく、この花にとまっているのを見る。カメラを近づけても飛んで行きそうもないよ。
後ろのブルーの花は西洋朝顔、ミニスカイブルー。
昨日は涼しいと思ったが、今日はまた残暑が厳しい一日だった。
それでも日がすとんと落ちると、辺りは夕闇に包まれて、夕餉のしたくもそれほど苦痛にならなくなる。今の時期はみなの帰りが遅いので、私の仕事がない日は7時近くに徐に夕餉の支度にかかるといいので楽だ。包丁を動かしながら、こんな季節ももう何度も経てきたなぁなどと思う。秋は物思う季節の始まりだ。
大好きなシュウカイドウに蕾がついて、ピンク色に色づいてきた。
中庭でもいちばんおくのほとんど日の差さないところに植えてあるので、フラッシュをたかないと撮影できない。このシュウカイドウについての思い出話はここに記しています。
高いお金を払って通販で取り寄せた株は消えてしまい、結局、老夫婦にいただいたシュウカイドウが花を咲かせそうだね。
こちらは、先週、実家にお墓参りに行ったときに近くのJAの産直市で買い求めたサギソウ。サギソウといえば、湿原の花で、四国では黒沢湿原、岡山でも自生しているらしいけど、最近は山ばかりに行くので、サギソウの自生は見たことがない。こんな暑い時期に咲く花だったかな?
花が終ったら、育て方を調べて見なくては・・。
縁側まで来て、ふと空を見たら、月が綺麗だった。思わず、デジカメで撮影したり・・。
さて、今夜は久々に、芝生庭で月を見ながら、お酒でも飲んでみようかなぁ。
つい3日ほど前まで、昼間は勿論だけど、夜になっても気温が下がらず、最低気温が28℃近くという有様だった。寝苦しくて何度も目が醒めてしまう。
それが一昨日の雨からこっち、朝夕が涼しくなってきた。今もニイニイゼミやツクツクホウシが鳴いているけど、か細い声で、そこはかとなく秋の気配である。
中庭のシュウメイギクにはこの前から花茎が立ってきて、先端には蕾が覗いている。
今日はシュウカイドウの蕾がピンクに色づいているのや、ミズヒキの赤い花も見かけたよ。
暑い毎日の中にも季節の移り変わりが確実に訪れている。
若い時分はこういうことにはとんと無頓着だったっけ。
白いペチュニアと寄せ植えにしてあるニコチアナがようやく花茎が上がって花を咲かせた。今年の春はニコチアナライムグリーンしか種をまかなかったと思ったのに、何故かこんな色の花が咲いた・・。
去年植えていた濃ピンクのともまた違うようだし。一体、どこから紛れ込んだかな?
まぁ、寄せ植えにしてあるほかの花も地味目の色ばかりだから、こういうのが入ると丁度いいかなぁ。
春に種をまいたオキシペタラム・ブルースターも先日あら咲き始めたけど、なぜか花の形が変だよね。
花の芯のブルーの色はとても綺麗なんだけど、あまりに暑すぎて、こんな咲き方になったのかなぁ。
因みに3年前に種を撒いたほうの株は暑くても普通に咲いているんだけど。(^^;)
私は畑にも庭にも薬剤はあまり使わない。
あまり、というのは全然使わないというのはさすがに不可能なので、スプレー缶のカダンなんとかとかみたいなのは使っている。いちばん、厄介なのはハダニの類で、これだけは手で捕るというわけにもいかないしね。
ナメクジ、ヨトウムシ、カメムシの類はすべて手作業で削除する。オルトランという薬剤はよく名前を聞くけど使ったことはない。薬剤を使わないからか、畑や庭には蝶もよく来るし、今の季節はバッタやカマキリもたくさん棲んでる。でも、カメムシ、アブラムシ、団子虫など園芸しているものには天敵みたいな虫もたくさん棲んでいる。田舎育ちなので、子供の頃は部屋にウンカや蚊がたくさん飛んでいるような環境で育ったので、いまどきの子供みたいに虫を見て悲鳴を上げることはさすがにない。
コスモスの葉っぱの上にいるカマキリ・・だいぶ大きくなったね。カマキリは毎年、畑には何十匹といるようだ。
こっちはイボバッタというのかな?どこにでもいるバッタだけど、案外すばしこくて、子供の頃、捕まえるのがむずかしかったような記憶がある。
土の上などにじっとしてると保護色になっていて気付かないことが多いね。
これはショウリョウバッタ。このバッタは、今の時期から花の葉っぱなどを食べて、園芸好きなものにとっては悩みの種。普通の害虫なら平気で捕殺するんだけど、バッタはさすがに殺すことが出来ない。
今日は私の大事なニコチアナの花を食べてたよ~。(^^;)
最後に、ちょっと苦手人は見ないでくださいね。うちの庭と畑でたくさん棲んでるトカゲ君。私も苦手だったのですが、カメムシなどの害虫を食べてくれると知って、最近は可愛く思うように・・。画像で見ると、なかなか愛嬌のある顔をしてますね~。あ、さすがに触れませんけどね。うちの娘は子供の頃、平気でトカゲを触ってましたけど(^^;) ヤモリもいっぱいいあたんだけど、猫のシロに捕られて少なくなったみたい。
剣山でうちの猫たち用にマタタビを少し持って帰った。
これは剣山のではなく、信州の大鹿村の山道を走っていて撮影したものだけど、マタタビは6月、7月頃だけ、葉っぱがこんな風に白くなるので見つけやすい。中にはピンクに色変わりするものもあって、この季節に山道をドライブしていると、なかなか綺麗だ。ツル性の植物なので、手の届かないようなところにあることが多いよ。
後輩の話ではマタタビの花は道を歩いていてもいい香りがするほど、うっとりとするような香りだとか。だけど、枝や葉っぱの香りは人間が嗅いでも特にどうってことはない。
これは持ってかえってすぐにシロにマタタビを与えたときの画像。
しきりと弄んでいる。
夜になってオス猫のクロが帰ってきて、やっぱりマタタビをもてあそんで、発破を毟り取ってしまった。(^^;)
翌日、もうカラカラに干からびたマタタビの枝にやっぱりかじりついているシロ。
マタタビを弄んでいるシロの表情が面白くて何枚もシャッターを切ってしまいました(^^;)
それにしても人間には何の変哲もない枯れ枝なのにね~。
昨日、昔の山仲間、Iさんから荷物が届いた。
すっかり忘れていたけど、カナダで見つけた防虫衣をお土産に買って帰るからとメールをもらっていたんだった。
養蜂家が着るようなすっぽりと上半身が隠れるようなパーカーだ。
今年はブヨが山でたくさん発生していたから、そういうときにいいかも知れない。それにやぶ蚊がいっぱいいるときの草抜きにもいいかなぁ。
Iさん夫婦は夫婦ともに山仲間なので、上京したときなど、横浜の彼女のマンションに泊めてもらうこともある。そんなときは昔の山の思い出話に花が咲いて楽しい。
長かったカナダでの赴任が終って、帰国したばかりなのだそう。もっとも、Iさんのほうは日本とカナダを行ったり来たりだったけどね。
二年程前に話したときは、もう山小屋やテントでの生活は出来ないだろうと言ってた。
山は寒いし、雨に降られると悲惨だからとも・・。
でも、最近、夫婦で秋田駒に行こうかという話が持ち上がっているのだそう。
私もせっせとけしかけたよ~。秋田駒は実際、八合目までバスが入るので、登りの時間は最低で済ませようと思えば、1時間ちょっとでも済む。しかも下山するといたるところに温泉があって、温泉好きにはたまらないだろう。
何でもご主人のM君のほうが、最近、高山植物に興味を持ち始めたそうだ。
今日の話ではカナディアンロッキーでもチングルマを見かけたとか。
私もうんと昔、カナディアンロッキーの麓ぐらいは通ったっけ。レイクルイーズのほとりのヒナゲシの咲き乱れる眺めはまるで絵葉書だと思ったけど、山の花の記憶はついぞない。
Iさん夫婦とも、また山に登れるように、いやいや、当時の仲間みんあで登れたら、どんなに素晴らしいかと思う。
飼い犬のキキがいなくなった。
一昨日、ここで書いたように、足を傷めてしまい、餌をあまり食べなくなったのだった。
朝、キキのところに行くと、主人がまたロープが絡まるといけないと思ったのか、放し飼いにしてあった。
昨日は何とか立ち上がれるようになったのだけど、朝から、餌も水も受け付けなくなった。
いつも繋いである車庫のほうから、芝生のほうに抱きかかえて連れてきた。
上の画像は、昨日、芝生庭で横になっているキキを撮影したもの。
牛乳をスプーンで口まで持っていくが、あまり飲もうとしない。
午後から、缶詰のフードの食べやすそうなものを選んで買ってきて口まで持っていくが、舌で押しやって出してしまう。やばいよ。
もう一匹の飼い犬のララが車庫のほうで鳴き声をあげたのを聞くと、もう立ち上がるのがやっとと言うのに、車庫のほうまで自分で歩いていった。
その夜、私が仕事から帰ると、娘が車庫でいる。訊くと、「キキがいない」といって、倉庫の中などを探し回っている。
いつもだと、たまたまロープが取れて逃げても、1時間もしないうちに帰ってくる。
だけど、夕べは胸騒ぎがして、娘、末っ子、私の3人で、自転車でいつもの散歩コースをキキを探して走った。・・・いない・
今朝も気になって早く目が覚めたが、やっぱり帰ってない。
動物は死期を悟ると、死に場所を探すと言うけど、キキもそうなのかなぁ。
あんなに弱っていたキキが自分からいなうなるなんて、そうとしか思えない。
折りしも、夕べは末っ子が部活で仲良くしているH君のお父さんが亡くなったと言う知らせが入った。明日はお葬式に親子で参列する。
反対に今日の午前中は神戸にいる息子が希望している職業の一次試験に合格したと言う知らせ。
人生と言うのは、いつも辛いことも嬉しいことも平行して起こる。
今まで生きてきて、そのことは充分わかっているけど、それでも辛いことはやっぱり辛いよね。
連日の猛暑で我が家では人間も犬も猫も少々ぐったりの毎日。
今日はそれに加えて、飼い犬のキキがロープを足に絡めてしまって、足を傷めている。
ぐったりと横たわって、立とうとしないので、心配した。えさも欲しがらないので、特別に缶詰のフードを買ってきて、手から食べさせたら、半分ほど食べた。やれやれ。
我が家の末っ子も2,3日前に冷房に当たって寝たために、寝冷えしたらしく体調がいまひとつだ。
うちのニャンコどもも母猫のモネとオス猫のクロは昼間はどこで涼んでいるのか、姿が見えず、朝夕のえさの時間だけ帰ってくる。まるで我が家は旅館か食堂かと言う按配(^^;)
そんな中、シロ(メス猫2歳)だけはいつも家にいる。あろうことか、昼間は一番風通しの良いリビングのテーブルの上で寝ている。たまに庭の灯篭で寝ていたりもする。
午後、庭に出たら、スズメがなにやらチュンチュンと騒がしく鳴いている。と、思ったら、シロがあっという間に車庫の屋根に上がった。そこから屋根伝いにスズメの近くまで行っている。
しかし、スズメには羽があるんだから、よもやと思っていたら、その20分後には捕まえてきたよ。
これで、この春以降、スズメを捕まえてきたのは3度目かなぁ。
ったく、昼間はごろごろしているのに、こういうときは素早いんだから・・。
いつもは私が近づくと獲物を取られると思って、逃げるけど、今日は暑いためか、庭で寝そべって、時々、思い出したようにスズメをいたぶる。隙を見て、急いでスズメを取り上げた。
末っ子が持っているのがハンター・シロちゃんの手にかかったスズメ君。今日はまだ元気そうだったので、車でお出かけの時に安全そうな場所においてきたが、さて、無事でいるかな?
今年はうちの庭でも長いのを見かけたが、それだけは絶対に捕まえてこないでね。
私はテレビを見る習慣があまりない。
唯一、テレビのスイッチを入れるのは、深夜、後片付けも終ってからかなぁ。
それも普通の番組ではなく、自宅で14年程前から引いているケーブルTVを通じて放映される映画専門チャンネルを観る。もともと映画は好きだけど、劇場に行って観られるのは精々月に2回がいいところ。実際は月1か二ヶ月に一度ぐらい?
映画専門のチャンネルはケーブルTVを引くと無料で観られるものと有料のスターチャンネルというのがあって、もう7,8年前からこのスターチャンネルも有料で観ている。
ところがこの無料のほうの(勿論、ケーブルTVの聴取料は必要だけど)チャンネルは最近ムービープラスという名前に変わったんだけど、ちょっと古いけど面白いものをやっていたりする。たとえば、うんと以前にはアントニオ・バンデラスがハリウッドに来る前にスペインで出ていた映画など。田舎の劇場に来る映画って、ハリウッドものか邦画しかないので、こういうヨーロッパ系の映画は妙に面白く感じる。
話が逸れた。ともかく、プログラムを見てから「これを観よう」というのではなく、一日の用事もあらかた終って、ごろりと横になって映画のチャンネルを回した時にやっていた映画、これに妙にはまることがある。
先週の半ばにやっていた映画に「Secretary」というのがあった。冒頭からうまく観られた訳ではなく、始まって15分ぐらいからだろうか?この映画のことは以前、新聞だか雑誌だかの評論を見た記憶があって、タイトルはすぐわかった。
ジェームズ・スペーダー扮する弁護士に雇われた若い女性のお話だ。どうやらこの女性、何かあると自傷行為をしてしまうらしい。弁護士にタイプを打つように言われてタイプミスを注意されると自分の足を裁縫セットの鋏で傷つける。弁護士のほうは逆にマゾの傾向ありのようだ。2人のやり取りがおかしくて、ついつい引き込まれて、最後まで見たかったけど、そうすると3時を回りそうなので、諦めた。それが金曜日の深夜にたまたまTVのスイッチを入れたら、丁度、冒頭部分をやっていた。金曜日の夜だし、翌朝は末っ子の学校も部活もお休みだし・・・ということで最後まで観た。
2人とも相当代わった性癖の持ち主だし、きわどい描写もあるので深夜の放送にならざるを得ないようなものだけど、そこがいいんだね。ヒロインのリーが付き合っていてプロポーズされる男性がいるんだけど、結婚直前になって、ウエディングドレスの衣装合わせまで済ませた後に「貴方ではダメなの」と婚約破棄。ちょっと「卒業」を髣髴させるなぁ。その後も行き違いがありながらリーの愛は強く、2人はハッピーエンドに。観終わったらすぐに内容を忘れてしまうような映画が多い中で、印象に残る映画だった。一つ間違うと暗い映画になりそうなテーマだけど、鑑賞後に爽やかな後味が残り、ユーモアもあって、ここ数年で観た中ではピカイチかなぁ。
最近のコメント