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2004年11月

2004-11-11

ミツマタの花芽

dsc0001302年の春に一人で赤星山に登ったことがある。
四国では数少ないカタクリの自生地と聞いていたのだ。
でも、いきなり登ってもアプローチや登山口までの道がなかなかわからずに苦労することが多い。
前もって3月末に登山口の確認のために、赤星山周辺をドライブしてきた。

そのときに見た花がミツマタの花。
まるで可愛い黄色のかんざしをいくつもぶら下げたような木は、樹形もこんもりとしていて、いかにも可愛い。
その時からミツマタの木を植えてみたいと思っていた。

それが今年のやっぱり早春、3月半ば頃に高松の陸運局に用意があって出向いた。
陸運局のある辺りは有名な盆栽や植木の町で、園芸店がすごく多い。
高松に出向くことはしょっちゅうあるが、なかなかこちらの道を通ることがないので、帰りにその中の
ひとつの園芸店に立ち寄った。
花の苗なども変わったものがおいてあるけど、裏に回ると広いスペースがあって、そこは植木が仮植えされていた。
あったあった、そこに私の探していたミツマタの木が5,6本も。
好きなのを選び放題である。
係の人に聞いたら、値段も1000円と手頃で、丁度蕾がついていて今から咲くところと言う。
私はホクホクで車になんとかミツマタの木を積み込んで持って帰った。
山で見た黄色い三椏とは違ってアカバナミツマタだが、この色も可愛いよ。

つい先日、畑を見回ったら来年の花の蕾がもう膨らんでいた。
確か、沈丁花の仲間だったとおもうけど、蕾の出来方もちょっと似てるなぁ。

2004-11-09

想ふ

DSC00013tenninndsc00013悲しいとき、花を見る。

嬉しいとき、やっぱり、花を見る。

もの言わぬ花。

さて、私は、今、悲しいのか?

それとも嬉しいのか?

静かに、自分の心に訊いてみたよ


画像は もう10年ほど前に種から育てたテンニンギクの子孫です。
毎年、こぼれ種で、真夏と厳冬期を除いて、年中畑で咲いてくれます。

2004-11-08

野菊のような・・

dsc00086昔から野菊が好き。

色も好きだし、あの花の形も花そのものと言う形をしてて、そこがまたいい。
スミレという名前のスミレはあるけど、ノギクという名前の野菊は、確か、なかったと思う。
スミレという名前のスミレは学名にマンジュリカという語が入るので、詳しい人の間では
マンジュリカと呼ばれているらしい。
この濃紫のマンジュリカも大好き。

本題に入って、いわゆる野菊には大きく分けてヨメナとノコンギクなどがあるらしい。
平地で咲いているのはヨメナが多く、少し山間部に行けば、ヨメナとはちょっと異なる
ノコンギクが咲いてるね。

去年ぐらいまで両者の見分けがつかなかったけど、今年はなんとかわかるようになった。

今、うちの庭では三種類の野菊の仲間が咲いている。一つは去年採取してきた、ヨメナ
(たぶん、カンサイヨメナかなぁ?)それも花びらが普通のより少し長目なのが気に入って、
採取してきてネグンドカエデの株元に種をばら撒いておいたのが咲いているもの。
二つ目は去年の秋に処分株を購入した斑入りヨメナ。これは去年は綺麗な斑入りの葉を
していたのに、花が咲き始めたら斑が消えてしまった(^^;) でも、花つきもいいよ。
三つ目が画像のもの。
友達のお母さんが株分けして下さったもので、品種名はわからない。このおばあちゃんと私とは数年来の
花友達だが、、花の好みはだいぶん違ってて、このおばあちゃんはとにかく派手な花がお好き。
カサブランカだとか、シャクヤクが彼女の好み。かたや私ときたら、小さな地味な花が好き(^^;)
「あんたの作る花はいかにも地味やなぁ」っていつも言われてます(^^;)

今よく考えたら、他にも友禅菊や孔雀アスターの紫花もあったんだっけ。

この秋はお互いに、何か交換できる苗が作れるといいね。

2004-11-07

水仙の花芽

dsc00036日曜だけど、末っ子の部活の試合があったので、いつもより早起きして学校集合。
試合場所の隣町の体育館に子供を送っていくのだ。

こんなに朝早く車を走らせるのは、山に行く時ぐらいかなぁ?
送っていって、試合までには2時間近くあったので、一旦、家に帰ることに。
帰りは海に近い道を走ったら、港が朝もやで微かにもやっている。
風も凪いでいるので、ほんとに静かな静かな海。
穏やかな景色を見たらコーヒーが飲みたくなり、24時間営業のレストランに入って
コーヒーとモーニングのセットを頼んだ。
モーニングなんて滅多に食べることは無いけど、たまにはいいかな?

帰宅して畑をチエックしたら、水仙がもう蕾をつけていた。
ビオラの花が咲いたのに気を取られていたけど、そう、この季節には毎年、そろそろ水仙の
花芽が上がってくるんだね。
今年も忘れずに咲いてくれそうだよ。

この水仙だけは私が初めに球根を植えたんじゃなくて、この家にもともと植わっていたのを
何年か毎に掘り上げて、植え替えをしているだけ。
鼠算式に増えるので、何百球と増えてしまった球根は時々友達や知り合いに頼んで
もらっていただいてる。

冬場は流石にパンジーとビオラくらいになる私の庭を華やかにしかも凛とした雰囲気にさせてくれる
なくてはならない花だね。

2004-11-06

無名の薔薇

dsc00003この家に私が嫁いできたときから庭に植わっていた木々や花たち、毎年咲いては楽しませてくれる。
そんな一つにこのピンクの名もない薔薇がある。
四季咲きなのだろうか、毎年、春がいちばん見事に咲くが、今年は何故かこの秋も深まった今、きれいに咲き始めたよ。
香りも良くて気に入っている。

2,3年前までは近くに大きな木があったので、その陰になって、あまり綺麗に咲かなかったけど、木を切ったら、途端に
よく咲くように・・。
普通の薔薇は消毒だのなんだのと難しいけど、この無名の薔薇は何もしなくとも咲いてくれるのがいい。

薔薇と言えば、小5の時に父方の祖母に連れられて、近くの、(と言っても距離にして4キロはあったろうか)、お寺の春市に
行ったことがあるが、そこで祖母に買ってもらったのがこれとよく似たピンクの薔薇の株と金柑の株だった。
その後しばらく実家に、どちらも植わっていたが、私が大学のときに家を増築することになり、なくなってしまったらしい。
余談だが、このお寺は四国88ヶ所の札所になっているお寺で弥谷寺という。当時は春市が立つと、近隣の農家の人たちが
苗や植木を買いにきて賑わったという。今はその春市も廃れてしまったようだが・・。

子どもの頃から父について野山を歩いていた私は、いくら歩いても音を上げなかったので、祖母が良くこんな風に
歩いてあちこちに連れて行ってくれたものだ。昔は今みたいに普通の家には車はなかったしね。

今朝はこのピンクの薔薇を少し切って、久しぶりに芝生でコーヒーを飲んでみたよ。

讃岐富士散策

dsc00062デジカメが直ったので、昨日は午後から讃岐富士に。
誰か誘っても良かったけど、たまには一人もいいなぁということで、一人で登山口まで車を走らす。
1時には登り始めるつもりだったのが、出かける前にちょっとした用事が入って、登山口には2時着。
飲み物はコーヒーとお茶。それにおむすびが一個。

登山口付近は10日前と同じく輝くような黄色のヤクシソウやシックな紫色のヤマハッカが咲き乱れている。
5分も歩くといきなりポケットの携帯がけたたましく鳴って驚いた(^^;)
仕事がらみの電話だったんだけど、山を登りながら携帯で話すのはいつもながら違和感を感じる。
現代人の宿命なのかな?

そういえば、4日には同期の山仲間のN君の奥さんから丁寧な手書きのお手紙をいただいていた。
N君は6月の末に大腸ガンから肝臓ガンに転移が進んで亡くなったのだった。
突然の訃報を同期のS君からの電話で知ったときは動転してしまった。
慌てて、ともかくも連絡の取れる同期の人6,7名にしたっけ。
みんな一様にショックを受けていた・・。

来年の一周忌の頃には、卒業以来で仲間で集まって追悼山行でもと思うけど、忙しい男の子たちは
時間が作れるかなぁ?

いろいろなことを取り止めもなく考えながら、足を進める。
5合目辺りでは10日前にはたった1、2輪しか咲いてなかったシマカンギクがもうあちこちで黄色の
群生を作っている。秋の陽射しを浴びて、輝くばかりのこの黄金色といったら!

7合目を過ぎた辺りで一株目のキッコウハグマを見つけた。
よかった、まだ咲いてくれてて・・。
この花はごく小さい花なので、携帯カメラでの接写は無理なのだ。
薄暗いところに咲いているのはデジカメのマクロでも無理だけど、頂上付近は明るいので、なんとか
撮影出来てほっとする。
ツルリンドウはさすがに花はもう終っていて、赤い実だけがあちこちに目立っている。
花仲間のSさんたちにツルリンドウの実の画像を送ったよ。

ピークには時間が遅いためか誰もおらず、捨て猫なのか猫が一匹、人恋しそうに近付いてきた。

下山路はきた道とは違う直登コースといって、北斜面をジグザグに通っているコースを下る。
このルート沿いにはセンブリやキッコウハグマ、ツルリンドウが多くてびっくりする。
特にツルリンドウの多さはどうだろう?

センブリも嬉しいことにまだ花を開かせているものがあって、なんとか自然光のもとでの撮影が出来たよ。
下ってきたのは4時過ぎ。
丁度、夕日が西の山の上に輝いてて、綺麗だった。
思わず携帯で夕日の好きなOさんに夕日画像を送りつけてしまった。
Oさん、迷惑ではなかったよね?

画像はキッコウハグマのお花。

2004-11-03

ビオラが咲いてた

dsc0000つい一昨日、蕾を発見したばかりのビオラ、ビビアプリコットアンティーク、私の予想より早く、今朝の開花でした。
一番花の開花にデジカメの修理が間に合ってよかったぁ、やれやれ。
思ったより、大人っぽい色合いの花だね。いつも紫系統や黄色の華が多いから、たまにはこんなのもいいかなぁ?

育苗箱の中で一番花を咲かせるなんてごめんね。
早く地に植えてあげるよ。

よ~く見てみたら、先日定植したばかりのラベンダーアンティークにも、小さな小さな蕾が出来てた。
こちらは11月半ば頃の開花かなぁ。

サクラタデ

dsc00014ようやくデジカメが直ってきた。

先々週の金曜日に画像を撮って以来、メモリースティックの確認が出来なかったので心配だったが
無事に画像が残っていてほっとしたよ。

このサクラタデはたまたまYさんと徳島県境近くの山里にドライブしていて見つけたもの。
近くには石釜でパンを焼いている、山里のパン屋さんがある。
余談だけど、ここのパンは天然酵母パンなので、美味しいんだよ。
近くには旧家の長屋門を改装したギャラリー喫茶や、普通の濃あのお座敷で手打ち蕎麦を食べさせてくれる
お蕎麦屋さんがある。因みに、このお蕎麦屋さんは農繁期には休業するのでご注意を。

自宅から比較的近い池の土手にはシロバナサクラタデが咲いているのは、去年から気付いていたけど
サクラタデだけは見かけなかった。見たくてたまらなかった念願の花だから、子どもみたいに喜んじゃった。
シロバナサクラタデも楚々として綺麗だけど、このサクラタデの色っぽいことはどうだろう?


バックの赤いのは犬タデ(アカマンマ)の群生だよ。
この赤いじゅうたんみたいな群生もまた見事だった。
手前には、写ってないけども、ノコンギクやハキダメギクも群生してる。
できることなら、いつの日かこんな山里に住んで、毎日、こんな眺めを見てみたいなぁ。

2004-11-02

育苗風景

dsc01024相変らず、デジカメが直ってこない。

去年のファイルを久しぶりに眺めていたら、こんな画像が出てきた。
03年11月13日撮影の育苗風景だ。
今年と比較してみるとなかななかに面白い。たまには記録として、こんな画像も残しておくといいね。
手前にダイアモンドリリーが咲いている。今年も同じ場所にダイアモンドリリーを植えっぱなしにしているけど、
今日現在の段階ではこの場所のダイアモンドリリーは咲いてない。
葉っぱは展開していて、蕾が上がってきているところ。
このダイアモンドリリーは生協で購入したのが、もう15年以上も前になる。
当時は珍しい球根はこの辺りのHCではなあなか入手できなくて、生協のカタログには割合珍しいものがあったので
注文して、それから毎年咲いてくれてるもの。
そのダイアモンドリリーだが、一昨年の春にハーブコーナーに株分けしたものがもうすぐ開花しそうだ。
こちらは半日ぐらいしか日が当たらないけど、秋の花だからそのほうが早く咲くのかな?
同じ時期に植え替えたネリネは、去年は咲いたけど、今年は葉っぱだけだった。
芽だしの時期に気が付かなくて、つい踏んづけたのかも知れないね。
畑の南側にある境界のブロック際にはこぼれ種のハナビシソウが見えているけど、今年はこのハナビシソウが
さっぱり出てこない。これは感想には極端に強い花だけど、過湿には弱いから、今年みたいに長雨が続くと
駄目だろうなぁ。もう10年以上もこぼれ種で更新してきただけに、ちょっと淋しい。

03年ははパンジー、フロスティーイエローやベビーフェースラベンダーが、やっぱり11月半ばに咲いているようだ。
今年の蕾の着いた時期も考え合わせると、どうやらうちでは播種後70日もすれば咲くということかな?
遅咲きの品種もあって、一概には言えないけど、9月中に播けば年内開花は固いようだ。

などと考えながら庭を歩いていると、白花沈丁花に早くも蕾がついていたよ。(^_^)
Tさん、10日以内にはビオラを贈るので待っててね~。

2004-11-01

アルプスの乙女??

docu0001_73この画像は○十年前、北アルプス剣岳を望む剣沢で撮ってもらったもの。
大学二年の時の夏合宿だから、考えてみれば若かったなぁ・・。
夜行列車で上野を発ったのか新宿を発ったのか?
ともかく、早朝に富山駅に到着してマスのすしを買ったのだけは憶えてる。

このとき縦走したのは大日岳~薬師岳だが、最初から最後まで快晴に恵まれて
しかもカメラマンは同好会きっての名カメラマンの誉れ高いKさんが同じパーティーだったから
写真もいっぱい残っていて、そのぶん、記憶も鮮明だ。

この剣沢は夏にも残る雪渓のおかげで水も豊富で、東京から食料として持参したソウメンを
ゆでて食べたのだけど、パーティーの皆には大好評だった。
「さすが讃岐うどんの本場出身だけのことはある」とリーダーのNさんから変なお褒めの言葉も
いただいたっけ。
こんな理想的なテン場は滅多にないだろうね。眺めはいいし、水は豊富。
ウイスキーだって、万年雪の雪を取って来て、水割りにできるんだよ。

あれから○十年が経ったとは信じ難いけど、人間、死ぬときに、心の中にいくつの情景を
重い浮かべられるかが大切だよっって、言ってくれたのは、誰だったか・・。

顔はさすがにお見せできないのでぼかしてしまいました(^^;)

ビオラの蕾

午後、お出かけから帰ってきて畑をチエックしたら、なんとビオラに蕾がついてた。
一昨日、定植したのはF1ビビラベンダーアンティークのほうだけど、
こちらは蕾はついてなかったので、他のもてっきりついてないものだとばかり。
それに今年は何しろ台風の当たり年で天候不良もいいところ、日照量も少ないから
開花はまだまだ先だと勝手に決めていた。
ところがどっこい、同じビビアンティークシリーズでも、アプリコットアンティークのほうに
しっかり蕾がついてるじゃないの。それも10数株に蕾が確認できて、早いものは
後10日もすれば咲きそうよ。
期待してなかったものが咲いてくれるって嬉しいよね~。
それにこれはつい2,3日前に気付いたんだけど、ミツマタにもいっぱい蕾ができてるのよ。
あ、そうそう、冬咲きクレマチス、アンスンエンシスにも小さいけれど蕾発見です。
秋の花がまだまだ咲いているときに、もう春の花が見られるのは、南国のいいところかなぁ?
猛暑に耐えたご褒美なのかもね。
さて、primroseさんちではいかがですか?


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