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2005年8月

2005-08-17

シュウメイギクに蕾

つい3日ほど前まで、昼間は勿論だけど、夜になっても気温が下がらず、最低気温が28℃近くという有様だった。寝苦しくて何度も目が醒めてしまう。

それが一昨日の雨からこっち、朝夕が涼しくなってきた。今もニイニイゼミやツクツクホウシが鳴いているけど、か細い声で、そこはかとなく秋の気配である。dsc00051

中庭のシュウメイギクにはこの前から花茎が立ってきて、先端には蕾が覗いている。

今日はシュウカイドウの蕾がピンクに色づいているのや、ミズヒキの赤い花も見かけたよ。

暑い毎日の中にも季節の移り変わりが確実に訪れている。

若い時分はこういうことにはとんと無頓着だったっけ。

dsc00048 白いペチュニアと寄せ植えにしてあるニコチアナがようやく花茎が上がって花を咲かせた。今年の春はニコチアナライムグリーンしか種をまかなかったと思ったのに、何故かこんな色の花が咲いた・・。

去年植えていた濃ピンクのともまた違うようだし。一体、どこから紛れ込んだかな?

まぁ、寄せ植えにしてあるほかの花も地味目の色ばかりだから、こういうのが入ると丁度いいかなぁ。

dsc00034 春に種をまいたオキシペタラム・ブルースターも先日あら咲き始めたけど、なぜか花の形が変だよね。

花の芯のブルーの色はとても綺麗なんだけど、あまりに暑すぎて、こんな咲き方になったのかなぁ。

因みに3年前に種を撒いたほうの株は暑くても普通に咲いているんだけど。(^^;)

2005-08-16

雨が降ったよ

昨日は昼前から思いがけず雨になった。

最近、空が暗くなって雷がごろごろ鳴り始めても、それだけで終ってしまい雨が降らないことが多いので、あまり期待してなかったんだ。

20年近く前に花を育て初めてから、雨降りがとても嬉しい。

できることなら1週間に1度は雨が降って欲しいものだね。

dsc00024 雨が降り始めたら、猫のシロまで縁側にやってきて雨が降るのを眺めてる。私もぼーっと眺めてた。

庭石が濡れて黒くなったり、池に雨だれが落ちて跳ね返るのを眺めていると、心がなんとも言えず落ち着いてくるのを覚える。

しばらく降り続いた後は、地面もいい具合に湿って草抜きには丁度いい。

dsc00018

dsc00008 今朝はまた元通りのお日様ギラギラの真夏日に戻ったけど、夜から朝にかけての空気はひんやりとして、久々に生き返ったようだった。

畑に出たら、ダチュラが綺麗に咲いていた。昼間は萎んでいるけど、朝はこんなに綺麗に咲いてるんだね。

dsc00030 畑のイチジクも何時の間にか熟れ始めたよ。

一昨日、友人が来てて、その友人は果物が大好きな人なので、もぎ立てを食べてもらったら、「美味しい」といって、喜んで3個も食べた(^^;)

今年は大豊作だから、好きな人たちに配るとしようか。

2005-08-14

チョウセンアサガオ(ダチュラ)

去年ぐらいから、畑にダチュラがこぼれ種で生えてくるようになった。

一昨年、私が植えたのだろうか?ダチュラはもともとそれほど好きな花ではないので、植えたという記憶もない。もしかしたら、どこかから種が飛んできたのかも知れない。

今年は雨も降らないのに、たまに降った雨の後に必ずダチュラの芽が出ている。水遣りだってちっともしないのに、勝手に大きくなっている。こういう熱帯性の花はどんどん大きくなるので、あっという間に育って蕾がついた。

しかし咲いたところを見ないなぁと思っていた。

dsc00903 蕾はこんな風に折りたたまれていて、美しい。

ところが翌日、そろそろ開いたかな?と思って見に行っても咲いていない。

そしてその翌日、気がついたら、もうしぼんでいた。一体何時の間に咲いたんだ?

今日は友人がちょっと我家に来ていたので、久しぶりに畑を見ていった。そうだね。夕方5時ぐらいかな?その時も開花してなかった。

ところが今日はその後、夕立が来そうだったので、畑の花に水遣りするのを様子見してた。夕立が来れば水遣りはしなくてもいいからね。なのに・・・がっくり、ゴロゴロと音だけで降らなかった。仕方なく7時ごろに畑に出て水遣りを。そうしたら、つい2時間ほど前に開きそうで開いてなかったダチュラが開花していた。

dsc00116 これは黄色い花を咲かせる木立性のダチュラとは違って、寒くなると枯れてしまう。花の色は白くて嫌いではないのだけど、調べると全草が毒らしい。やっぱり来年は見つけたら抜いてしまおうかなぁ。

2005-08-13

新顔のムクゲ

今朝は今までうちでは咲いてなかった色のムクゲが咲いてたよ。

dsc00104 親株は白の底紅なんだけど、種が落ちるのか、毎年、何本もこぼれ種で増える。すぐに大きくなるし、ムクゲばかりが何本もあっても困るので、見つけたらたいてい抜くのだけど、去年どうやら、何本か抜き残してしまったらしい。(^^;)

しかし、このピンクはなかなかいい色だね。ちょっと気に入ったので、残しておこうかなぁ。

dsc00107 二年前に植えたガウラも新芽を出したと思ったら、あっという間に大きくなっている。これはすごく暴れる花で、ほうっておくとてんでんばらばらの方向に向くので、仕方なく支柱を立てた。花はとっても好きなんだけどなぁ。

dsc00879 パイナップルリリーもほぼ咲きあがったようだ。花びらは蝋みたいな感じで、色は変わるが、かなり長い間、綺麗に咲いている。手間要らずで、変わった花が好きな人なら、お奨めだよ。

dsc00872 センニチコウも枝が分岐してきて、先日から仏壇やお墓要の切花に重宝している。この餅花みたいなピンクや白の花がなんとも愛らしくて、毎年、育てている。

庭と畑の生き物たち

私は畑にも庭にも薬剤はあまり使わない。

あまり、というのは全然使わないというのはさすがに不可能なので、スプレー缶のカダンなんとかとかみたいなのは使っている。いちばん、厄介なのはハダニの類で、これだけは手で捕るというわけにもいかないしね。

ナメクジ、ヨトウムシ、カメムシの類はすべて手作業で削除する。オルトランという薬剤はよく名前を聞くけど使ったことはない。薬剤を使わないからか、畑や庭には蝶もよく来るし、今の季節はバッタやカマキリもたくさん棲んでる。でも、カメムシ、アブラムシ、団子虫など園芸しているものには天敵みたいな虫もたくさん棲んでいる。田舎育ちなので、子供の頃は部屋にウンカや蚊がたくさん飛んでいるような環境で育ったので、いまどきの子供みたいに虫を見て悲鳴を上げることはさすがにない。

dsc00087 コスモスの葉っぱの上にいるカマキリ・・だいぶ大きくなったね。カマキリは毎年、畑には何十匹といるようだ。

dsc00086 こっちはイボバッタというのかな?どこにでもいるバッタだけど、案外すばしこくて、子供の頃、捕まえるのがむずかしかったような記憶がある。

土の上などにじっとしてると保護色になっていて気付かないことが多いね。

dsc01006 これはショウリョウバッタ。このバッタは、今の時期から花の葉っぱなどを食べて、園芸好きなものにとっては悩みの種。普通の害虫なら平気で捕殺するんだけど、バッタはさすがに殺すことが出来ない。

今日は私の大事なニコチアナの花を食べてたよ~。(^^;)

dsc00095 最後に、ちょっと苦手人は見ないでくださいね。うちの庭と畑でたくさん棲んでるトカゲ君。私も苦手だったのですが、カメムシなどの害虫を食べてくれると知って、最近は可愛く思うように・・。画像で見ると、なかなか愛嬌のある顔をしてますね~。あ、さすがに触れませんけどね。うちの娘は子供の頃、平気でトカゲを触ってましたけど(^^;) ヤモリもいっぱいいあたんだけど、猫のシロに捕られて少なくなったみたい。

2005-08-12

四万十川で川遊び、2

高知は食べ物や風土も面白いところで、行くと必ず、何かを買ってしまう。

今回、高知に入ってまず買ったのは「おにぎりとたまご焼きのお弁当」

画像を撮るのを忘れたが、須崎東インターを下りて(もっとも須崎東インターが最終で、そこから先は開通してない)3キロほど走ったところで、それまで前を走っていた車が、とある店の駐車場に入った。朝の7時ごろだというのに駐車場は車がいっぱい入っている。これはきっと美味しいものを売ってるに違いないと、続けて車を入れる。

そこは竹崎商店といっておにぎりと卵焼の店とある。店内に入ると早朝だというのにレジには行列が出来ていて、みなさん、大きな卵焼とのりを巻いたおにぎりが二個入ったお弁当を抱えている。私も早速姪っ子と品定め。おにぎりは出来たてで置くの厨房から次々と運ばれてくる。おにぎりの中身は鮭、ツナ、高菜などがあった。値段は280円なり。他にも鶏のから揚げやメンチカツの揚げたてなど、冷凍のを揚げたのじゃないみたいで美味しそうだよ。早朝4時~夕方7時の営業になっていた。たぶんトラックの運ちゃんたちの御用達なんだろうな~。

dsc00066 帰りにも立ち寄って深層海洋水で作った木綿豆腐や久礼のところてん、鱧ちくわなどを買い込んで来ました。お豆腐と竹輪は主人のお腹に入ったけど、私もお味見したけど美味しかった。

で、このところてん・・・ところてんは私の住んでる市の隣りの市ににも名物のところてんがあるけど、普通は酢醤油で食べると思うよね。ところがこの久礼のところてんはかつおだしなんです。驚いた~。ところてんを買うと、すぐに食べられるように発泡スチロールの小さ目の容器も付けてくれるので、車中でも食べられる。

お弁当は勿論美味しかったです。

他にも旧中村市内のスーパーで子供たちのお昼を買いだしに行ったら、サバ鮨やアジ鮨を売ってたけど、これも京都辺りのサバ寿司とは違って頭から尻尾までついた豪快なものでした。さすが土佐という感じでした。(画像、撮ってないのが、残念)

dsc00067 あ、そうそう、これも土佐の名産、イモケンピです。

これは道の駅みたいな「ゆういんぐ四万十川」で買いました。

ほかに生姜飴も購入。この飴も素朴なお味で子供たちには不評でしたが、私には美味しかった。

ゆういんぐ四万十川のHPはこちら。トイレに蘭の鉢植えを所狭しと飾ってあり、とてもトイレとは思えない豪華さでびっくりでした。

dsc00061 高知は有名な早場米の産地で、あちこちの田んぼでは既に刈り入れが終ったり、農家の人が刈り入れしている最中でした。イマドキ珍しい、手刈りをしている光景も見られました。

これは川遊びをした沈下橋近くの田んぼ。もうすっかり刈り入れが終ってました。

dsc00063 帰りの車中から姪っ子に撮影してもらった海の画像。大方町か佐賀町の海だと思う。大方町では「ホエールウオッチング」の看板をいくつも見かけました。海はとても綺麗で海水浴にきてもいいかなぁなどとも。

ただR56は思ったよりもアップダウンが多くカーブも多いし、慎重に走る必要あり。四万十川沿いの道も私が普段山登りで走る山道と変わらないような、カーブの多い細い道なので、注意が必要かなぁ。

2005-08-11

四万十で川遊び

夕べは流石に疲れて夜の12時前から爆睡だった。

泥のように眠るという言葉があるが、まさにそれだね。見方を変えれば、こんな風に深く眠れるというのは幸せなことかも?

今日も四万十川近辺の風景を貼ってみる。

dsc00002川に入ろうとする末っ子。

海で泳いでくれれば、話が早いのだが(うちは海まで車で15分、島も近い)、この末っ子、私が山に連れて行ってはついでに川遊びさせたせいか、川が好き。

旧中村市内で網と蓋つきバケツ、水中眼鏡を調達。獲物はハゼが数匹でしたが、魚はいっぱい見えました。

dsc00020 沈下橋から飛び込むことになって、兄や従兄弟、従姉妹も皆飛び込んで、末っ子だけが怖くてなかなか飛び込めない。逡巡する姿が可笑しい。

はるか彼方に見えるバイクは末っ子が飛び込むのを待っていてくれているみたい。のどかな風景です。

dsc00053 午前中からずっと川で遊んでいると、時折、写真を撮りにきたり、川遊びに来る人もいて・・・。車は全国からきているようでした。

これはサイドカーつきのかっこいいバイクできていたおじさん。

2005-08-10

四万十川

末っ子が川がとても好きなので、毎年、何回か川に行く。

今日は初めて四万十川に行って見た。遠かった~。

同じ四国の香川からでも休憩時間を含めると4時間余りのドライブ。

今日は疲れたので画像だけを。

dsc00038 沈下橋を走るタクシー。

dsc00013

dsc00052

2005-08-09

クレオメとニコチアナ・ライムグリーン

今朝は先ほどまで薄曇だった。

こんな日には花の画像が撮り易いので、早速、庭に出てみた。

昨日までとは打って変わって、クレオメが綺麗に咲いている。

私はこの花の優しそうな表情がとても気に入っている。

dsc00929 ニコチアナ・ライムグリーンの緑色の花との色合いもなかなか良かったと思う。

ニコチアナ・ライムグリーンは初めて育てるせいもあって、畑のあちこちに分けて様子を見てみたけど、どれも元気よく育っている。来年からは群植して楽しみたい。

dsc00920 5月頃に発芽したエキウムのこぼれ種からも、早くも花が咲いた。

エキウムはとても丈夫な花で、水遣りも全然しないのに、この炎天下で数百という苗が育っている。(^^;)

春に咲くのと違い、ブルーが淡いけど、夏のブルーは涼しそうで良いね。

2005-08-08

いよいよ夏本番

6日の午後、こちらでは雷雨がひどかった。台風が沖縄方面を通過していた影響かも知れないが、7月末からしばらく、ものすごい蒸し暑さでほとほとうんざりだった。

それが一昨日の雷雨以降、からっとした暑さになった。暑いのは暑いが・・実際、外に出ると灼熱の太陽とはこのことかと思うほどだが、家にいるぶんには我慢できる。

こういうのが四国の真夏だと思う。

dsc00902 シロタエヒマワリがようやく本格的に咲き始めた。これは7~8年程前にご近所からいただいたものだけど、毎年、こぼれ種で数十本育つ。その代わり、出てきたまま、植え替えもほとんどしないので、あちこちで咲いている。普通のヒマワリと違って、枝が分岐していくつもの花をつけるので切花にもなるのが気に入っている。

dsc00899 こちらはヒマワリはヒマワリでもヒメヒマワリ。学名もちゃんとあるだろうけど、ヒメヒマワリと呼んでいる。こちらは宿根性でうちの畑ではかなり古株かなぁ。これも真夏の切花には重宝する花。

dsc00892 クレマチス・デュランディはこの真夏も元気で、蕾を7個ほどもつけていたが次々と咲いている。

dsc00897 畑のキンミズヒキもそろそろ咲き始めた。4年程前から畑に生えるようになった花だが、一体どこから種がきたのか?山では株も花もひと回り小さいヒメキンミズヒキというのをよく見かけるけど、ヒメキンミズヒキのほうは山野草店でも見かけるね。

こちらのキンミズヒキは一度生えると、翌年からは種でものすごく増えるので、最近は、小さいうちにかなり抜くようにしている。

2005-08-07

余談、猫にマタタビ

剣山でうちの猫たち用にマタタビを少し持って帰った。

dsc00802 これは剣山のではなく、信州の大鹿村の山道を走っていて撮影したものだけど、マタタビは6月、7月頃だけ、葉っぱがこんな風に白くなるので見つけやすい。中にはピンクに色変わりするものもあって、この季節に山道をドライブしていると、なかなか綺麗だ。ツル性の植物なので、手の届かないようなところにあることが多いよ。

後輩の話ではマタタビの花は道を歩いていてもいい香りがするほど、うっとりとするような香りだとか。だけど、枝や葉っぱの香りは人間が嗅いでも特にどうってことはない。

dsc00861 これは持ってかえってすぐにシロにマタタビを与えたときの画像。

しきりと弄んでいる。

夜になってオス猫のクロが帰ってきて、やっぱりマタタビをもてあそんで、発破を毟り取ってしまった。(^^;)

dsc00873siroto_matatabi 翌日、もうカラカラに干からびたマタタビの枝にやっぱりかじりついているシロ。

Dsc00875

マタタビを弄んでいるシロの表情が面白くて何枚もシャッターを切ってしまいました(^^;)

それにしても人間には何の変哲もない枯れ枝なのにね~。

Dsc00876

剣山にキレンゲショウマを見に行く、その5

尾根伝いの道は最初は笹原の中の道だ。友人がヘビを見たといって大騒ぎする。この友人は死ぬほどヘビが嫌いなんだそう。ここは標高1800はあるからヘビを見るなんてことは先ずないだろうと思っていたけど・・。

それを覗けば快適な尾根歩きだね。

dsc00837 剣山ピーク付近に咲くコモノギクももう咲いている。

dsc00838 道はこんな感じだよ。気持ちの良い笹っ原だね。

カンカン照りなら暑くてたまらないけど、うまい具合に薄曇だ。

二の森と三の森への登り返しがきついといえばきついが、それも距離が短いので直ぐ終る。三の森を超すとその先は剣山ンピークがすぐそこに見えている。

dsc00842 笹原にはところどころでイブキトランオやホソバシュロソウ、コモノギクが咲いている。アキノキリンソウらしき黄色い花も見える。直接ピークに向かう道は階段状になっているので、避けて、小屋に向かう道を進む。小屋まで来ると流石に人がたくさんいる。

後はいつもの木道を辿ればすぐにピークだ。

山頂で休憩。今歩いてきた一の森からのルートが良く見える。友人にあそこを歩いてきたんだよ、と言ったら「あんなに歩いたんだ?」と驚いていた。

ジロウギュウが目の前に聳えているが、展望がイマイチなので撮影意欲が湧かない。

ペットボトルのコーヒーを飲んでいたら、高知からの団体さんが登ってきた。50人以上はいるだろう。「キレンゲショウマを見るハイク」というようなワッペンをみんなつけている。この時期は京阪神や中国地方、四国各地からのツアーも多い。それにしてももう1時前なのに、キレンゲショウマもまだ見ていないらしい。高知からだとそれほど道のりがあるとは思えないが、どこかで寄り道してきたのかな?

友人が膝ががくがくすると言うので、下りもリフト利用にする。といっても西島のリフト乗り場までは歩いてくだらなければいけない。友人はスニーカーなのでゆっくりと下る。

午後になっているので、登ってくる人は観光気分の家族連れが多い。足元もサンダル履きのような人もいる。他人事ながらちょっと心配だ。

午後二時、リフト乗り場に到着。直ぐ横にある西島茶屋で友人はホットコーヒーを、私はアイスクリームを食べる。

下りのリフトから、リョウブの花の画像を撮ってみた。

dsc00846 リフトで登っていたときもあの白い花は何だろう?と友人と話していたがこれはリョウブに間違いない。いい香りがあたり一面に漂う。

dsc00855 こちらは、車で走り始めてから、車道わきに咲いているリョウブの花を撮影したもの。直ぐ近くで香りをかいでみたら、びっくりするほどいい香りだった。バイカウツギと張り合うくらいいい香りだね。キンモクセイよりはよほど上品な香りだ。去年も8月3日に剣山に来ているのに、その時は気付かなかった。やっぱり今年は開花が遅いのだろうか?

dsc00853 これはリフトを降りたところにある栃の巨木。樹高15mは軽く超えていると思う。茶色い実がなっているのも見えた。

dsc00849 これはこの栃の巨木に生えているウナヅキギボウシ、以前もこの栃の木で割いているのを見たが、今年は花が増えていて見事だった。

dsc00857 帰りは見の越から10分もかからない夫婦池のほとりにあるラフォーレつるぎのお風呂で汗を流してさっぱりとした気分に。

入浴料は500円。誰もいなくて貸切状態だよ。外に出ると爽やかな高原の風が吹いていい気持ちだった。

2005-08-06

剣山にキレンゲショウマを見に行く、その4

一の森までの巻き道はアップダウンがほとんどなく、樹林帯の中の道などで、涼しいものだ。時折、ナナカマドやコメツガの巨木が生えている。dsc00824

大きい木は樹高が15mはあろうかという木もある。7月に登った仙丈の森の木などより、よほど大木が多い。森の深さや大木の多さでは四国の山は引けをとらないと思う。

剣山に来始めた頃はたくさん咲く花に夢中だったけど、二年程前からこの森に癒されるのを感じる。お花も勿論撮影するが、緑の中に身を置くとなんともいえないほど落ち着く。

しかも、行場からこの一の森への巻き道は人の多い時期でも歩く人が少ないのでお薦めだ。

dsc00823 樹林の株元には、こんな風にカニコウモリが群生している。確かこの付近にはオオヤマレンゲもあった筈。

dsc00826 尾根道に一杯咲いていたタカネオトギリがまた咲いている。この花は乾燥している場所で見かけるから、そろそろ尾根道に合流するのかな?と思っていたら、やっぱりすぐに、剣山から一の森への尾根道に出た。ここまで来るとちらほらと歩いている人を見かける。

「美味しい沢の水で立てたコーヒーと抹茶、一の森ヒュッテ」と書かれた立て看板を見て、友人が「飲みたいなぁ」と・・。この友人は真夏でもホットコーヒーが大好きなんだよ。沢の水のコーヒーは魅力だが一杯500円だからね~。

dsc00832 ヒュッテに到着。ヒュッテの周囲にはナンゴククガイソウとシコクフウロが咲き乱れている。小屋のおじさんに展望のいい場所を教えてもらったので、登ってみる。

jirougyuu 上画像は一の森ピーク付近からジロウギュウと剣山を眺めたもの。ジロウギュウは形のいいやまで、一度は登りたいと思いながら、まだ果たせていない。

さて、ここからは尾根伝いに二の森経由で剣山まで歩く。道のりは1.8キロとなっているが、アップダウンを繰り返すから、それほどきつくて仕方がないということもないだろう。

剣山にキレンゲショウマを見に行く、その3

西島のリフト終点駅から歩いて30分弱で刀掛けの松に着く。

そこから左に折れて行場のほうに向かうとキレンゲショウマの自生地がある。7月末から8月半ばの週末やお盆休み頃はこのキレンゲショウマを見に来る人で山も込み合う。

昨日は平日だったが、それでも10組ぐらいの人を見かけた。

去年は8月3日に来ているが花は去年より少し遅いようだ。

dsc00764 綺麗に開花した株もあるが、ロープを張っているので、近付くことが出来ない。まぁ、去年は開花画像をばっちり画像に撮ったので、今年は写真はどっちでもいいかな?

それより、キレンゲショウマの群生地近くにいつも咲いているソバナが今年は咲いていない。シコクブシ(トリカブトの仲間)もまだ蕾だ。

dsc00768 谷筋のほうの株はそれほどでもないが、山側のほうの斜面の株が鹿に食べられたか、撮影で人が踏み込んだのか、地面が荒れている。去年は鹿の食害がひどいということをどこかで耳にしたが・・。

このキレンゲショウマの自生地を過ぎて一の森方面に向かう。ここからは歩いている人も少なくなる。もともと剣山はリフトで簡単に登れるので、ピークには人が多いが一の森へと向かう樹林帯の道は人が少ない。しかし、この森の中の道こそ、剣山の魅力だと思う。

dsc00801 行場付近にはこんな可憐なソバナが咲いていた。この花は去年もここに咲いていたね。

dsc00775 この小さなフウロはヒメフウロ。シコクフウロの花の半分ほどもないが、可愛くて好きな花だ。イワアカバナもそここで咲いているが、小さな花なのでやっぱりピンぼけだった。(^^;)

一緒に行ったRさんは大きな花より小さな野の花が好きという子で、キレンゲショウマには興味を示さなかったがイワアカバナはいたく気に入った様だった。

dsc00807 このヤマアジサイはお昼を食べた沢の縁に咲いていたもの。四国は今年は異常なまでの少雨で、ここ剣山も苔がからからになるなど、渇水の影響が見られた。この沢も枯れているのではないかと心配したが、なんのその、冷たい水は去年と変わりなく流れていたよ。

dsc00817 下界はきっと35℃まで気温が上がっているだろうけど、この沢のほとりでいると肌寒いほど。

剣山にキレンゲショウマを見に行く、その2

リフト乗り場がある見ノ越まではうちの家からは二時間半はかかる。

それでも、4年前に行った頃に比べると道はかなり整備されてきて、離合の出来ない場所が少なくなった。

見ノ越についたのは予想していた9時丁度。今日は5時ごろに帰りたいということもあり、リフト利用にする。帰りは歩いて下れたら歩くつもりなので、片道だけの乗車券を買う。

平日とあって車はまだ少ない。リフトも良く見ると9時に運転開始となっている。丁度良かった。

dsc00742 展望はすごくいいというほどではないが、それでも三嶺が綺麗に見えている。愛媛の山々までは見えないようだ。

dsc00751 いつもの尾根道を登る。今日はタカネオトギリが目に付くが、よく見るとヒナノウスツボもいっぱい咲いている。しかし、例の如く、ヒナノウスツボはピントが合わず、どの画像も見事に失敗。

このイブキトラノオはなんとか撮れたようだ。淡いピンクが可愛い。

レイジンソウやトモエシオガマ、そして剣山で大群生しているテンニンソウにはまだ時期が早い様だ。これらの花を見ようとすると8月後半が丁度いい。今年はそれに一体に花が遅れているようだ。

dsc00754 シコクフウロだけは丁度花の時期だったのか、あちこちで可愛く咲いているのを目にした。

dsc00747 こちらもあちこちで咲いているノリウツギ。

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