尾根伝いの道は最初は笹原の中の道だ。友人がヘビを見たといって大騒ぎする。この友人は死ぬほどヘビが嫌いなんだそう。ここは標高1800はあるからヘビを見るなんてことは先ずないだろうと思っていたけど・・。
それを覗けば快適な尾根歩きだね。
剣山ピーク付近に咲くコモノギクももう咲いている。
道はこんな感じだよ。気持ちの良い笹っ原だね。
カンカン照りなら暑くてたまらないけど、うまい具合に薄曇だ。
二の森と三の森への登り返しがきついといえばきついが、それも距離が短いので直ぐ終る。三の森を超すとその先は剣山ンピークがすぐそこに見えている。
笹原にはところどころでイブキトランオやホソバシュロソウ、コモノギクが咲いている。アキノキリンソウらしき黄色い花も見える。直接ピークに向かう道は階段状になっているので、避けて、小屋に向かう道を進む。小屋まで来ると流石に人がたくさんいる。
後はいつもの木道を辿ればすぐにピークだ。
山頂で休憩。今歩いてきた一の森からのルートが良く見える。友人にあそこを歩いてきたんだよ、と言ったら「あんなに歩いたんだ?」と驚いていた。
ジロウギュウが目の前に聳えているが、展望がイマイチなので撮影意欲が湧かない。
ペットボトルのコーヒーを飲んでいたら、高知からの団体さんが登ってきた。50人以上はいるだろう。「キレンゲショウマを見るハイク」というようなワッペンをみんなつけている。この時期は京阪神や中国地方、四国各地からのツアーも多い。それにしてももう1時前なのに、キレンゲショウマもまだ見ていないらしい。高知からだとそれほど道のりがあるとは思えないが、どこかで寄り道してきたのかな?
友人が膝ががくがくすると言うので、下りもリフト利用にする。といっても西島のリフト乗り場までは歩いてくだらなければいけない。友人はスニーカーなのでゆっくりと下る。
午後になっているので、登ってくる人は観光気分の家族連れが多い。足元もサンダル履きのような人もいる。他人事ながらちょっと心配だ。
午後二時、リフト乗り場に到着。直ぐ横にある西島茶屋で友人はホットコーヒーを、私はアイスクリームを食べる。
下りのリフトから、リョウブの花の画像を撮ってみた。
リフトで登っていたときもあの白い花は何だろう?と友人と話していたがこれはリョウブに間違いない。いい香りがあたり一面に漂う。
こちらは、車で走り始めてから、車道わきに咲いているリョウブの花を撮影したもの。直ぐ近くで香りをかいでみたら、びっくりするほどいい香りだった。バイカウツギと張り合うくらいいい香りだね。キンモクセイよりはよほど上品な香りだ。去年も8月3日に剣山に来ているのに、その時は気付かなかった。やっぱり今年は開花が遅いのだろうか?
これはリフトを降りたところにある栃の巨木。樹高15mは軽く超えていると思う。茶色い実がなっているのも見えた。
これはこの栃の巨木に生えているウナヅキギボウシ、以前もこの栃の木で割いているのを見たが、今年は花が増えていて見事だった。
帰りは見の越から10分もかからない夫婦池のほとりにあるラフォーレつるぎのお風呂で汗を流してさっぱりとした気分に。
入浴料は500円。誰もいなくて貸切状態だよ。外に出ると爽やかな高原の風が吹いていい気持ちだった。
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