07年、キレンゲショウマ、剣山にて、その4
キレンゲショウマの花の季節には、この辺りは一方通行になります。道は行場付近をぐるりと周回するような感じです。
3,4年前まではそんなこともなかったのですが、年々、キレンゲショウマが有名になり、京阪神からはバスで団体さんが訪れるので、そんなことになったようです。実際、キレンゲショウマが咲く行場付近は道も狭く、中には足場の悪い岩場もどきの場所もあるので、数十人もの団体さんが歩くとすれ違うのが大変です。
キレンゲショウマの花の季節には、この辺りは一方通行になります。道は行場付近をぐるりと周回するような感じです。
3,4年前まではそんなこともなかったのですが、年々、キレンゲショウマが有名になり、京阪神からはバスで団体さんが訪れるので、そんなことになったようです。実際、キレンゲショウマが咲く行場付近は道も狭く、中には足場の悪い岩場もどきの場所もあるので、数十人もの団体さんが歩くとすれ違うのが大変です。
刀掛けの松からキレンゲショウマへと向かう道は一ノ森へ向かう道にもなっていて、この道は自然林の山の斜面を巻いているとても良い道です。リフトで登ってくる方はたいていは尾根道経由で山頂までしか歩かれないようですが、時間の余裕があればこちらもぜひ歩かれると良いですね。
リフト乗り場のある見の越には8時50分頃到着しました。
車は思っていた通り少なめで、駐車場の一階部分に駐車することが出来ました。屋根があるので、車内が焼ける心配がなくなりました。山靴に履き替えたり、トイレに行ったりして、リフトに乗ったのは9時5分です。春ですと途中の花も見たいのでリフトは片道しか利用しませんが、夏場はたいてい往復ともリフトを利用します。リフトの料金は往復で1800円です。リフト利用ですと標高1400mの見の越から標高1700m余りの西島駅までの所要時間は15分です。
一時期、毎月のように剣山に通っていた年がありました。
しかし、年々、山友達が増えるに連れて、登る山域も広がり、去年の8月のキレンゲショウマ山行以来、今年はまだ剣山には登ってなかったのでした。
剣山のキレンゲショウマは私が最初に見に行ってた2001年、~2003年頃まではとても見事に咲いてましたが、近年、鹿の食害でずいぶんと数を減らしました。どこか他の山に見に行こうと思いながらも、今日もやはり剣山に行ってきました。
イワタバコの咲く近くには、オオキツネノカミソリも所々で咲いています。
この炎熱地獄のような暑さの中で、真っ赤に咲く花を見るとますます暑くなりますが、ここは下界より3度ほどは涼しいので、それもまた許せます。
去年、岩肌一面に咲くイワタバコを見て感激したので、今年もぜひ、見たいと思っていました。
7月末にちょっと様子を見に行きましたが、まだまだ花芽が上がったばかりでした。8月10日頃なら見頃だろうな~とは思っていましたが、一足先に山友達が見に行ってくれて「綺麗だったよ~」と報告してくれました。
今日は13日でお墓参りに出かけたその足で、そのままイワタバコ見物です。
山間部に入ると道路沿いの田んぼではすでに稲が稲穂を垂れています。このあたりの田んぼは4月末に田植えをするので、8月末頃には稲刈りを始めます。
下界は連日猛暑が続いていますが、こんな低山でも山ではすでに秋の気配が濃厚です。
私の好きなツリガネニンジンが早くも咲いていました。ここの花は紫の色が濃くてとても綺麗です。去年は9月頃に草刈されてしまって、あまり見ることが出来なかったのですが、この時期はまだ草刈がされてなくて、綺麗に咲いています。
牛の背では展望を楽しんだものの、花は思ったほど咲いていませんでしたが、その二日後に山友達のTさんに近くの山への散策を誘われました。
実は私もその山にはぜひとも行って見たかったのです。というのも、去年、その山で、ユウスゲの実と思われる実をたくさん見ていたからです。
結果は上々で、ユウスゲの花を思っていたよりもたくさん見ることが出来ました。
ユウスゲは翌日の朝にも咲いていないことはないですが、なんと行っても咲いたばかりの初々しい花が見られるのは夕方です。
こんな気持ちの良い山頂はいつまでもいたいですが、帰るのに時間がかかるので、そろそろ下山しなければなりません。
13時48分、仕度して下ることにします。
それまで気づかなかったのですが、お昼を食べていた直ぐ近くに、可愛いシコクフウロが咲いています。
牛の背という名前は二万五千図にも記載はないですし、私の手持ちの「山と高原地図」にも山の名前はなくて、ただ1757.1と標高が記されているだけです。祖谷川をはさんだ対岸の山々からも天狗塚の西に広がるのっぺりとした起伏が見えるのがそれです。確か二年前に登った仙丈ケ岳には馬の背と呼ばれる尾根がありましたが、その馬の背よりはるかに広い広がりはまさに牛の背の名前にぴったりのところです。
三角点を過ぎてすぐ東側の地点で、とりあえずお昼にしようということになりました。何しろすでに13時ちょっと前なのです。私は11時ごろにあまりにお腹がすいたので、一本取ったときにおにぎりを一個食べましたが、Hさんは固形物は何も食べてないはずです。Kさんはいつものごとく、歩きながらパンをかなり食べているので、それほど空腹ではなさそうですが・・。
シコクフウロが咲いていた1486mピークと思われる地点から、やや東よりに進路を取りダラダラした尾根を進みます。針葉樹が生えていていかにも熊が出没しそうな雰囲気。進んでいくとヌタ場というのでしょうか、小さな水溜りの横を通過します。やがて少し勾配のついた斜面となり、上がっていくと、再び平坦な場所に出ます。北方向からの踏み跡らしきものも見えて、それが亀尻峠からのルートなのかも知れません。上方に赤リボンが枝にぶら下がっていたので、このゆるい斜面を直登します。
林道は沢の左岸についていますが、渡り終わった右岸には昔からの山道がついています。沢の名前は谷道川というらしく、これが下流で祖谷側に合流し、もっと下流で吉野川に流れ込みます。
この細い山道を沢に沿って北北東に歩くと古味という集落に出るようです。いまから登る尾根筋はこの道を横切って登っていきます。尾根道への入り口と思われるところに赤いリボンがぶら下がっていました。
しかし、赤テープの類はほとんどなくて、代わりに、道の横に一升瓶や茶碗の欠片などが置かれています。どうやらこのルートには赤布の代わりにこういう生活雑器が置かれているようです。
茶碗やお皿、一升瓶などに導かれて杉林の中の道を歩きます。ルートは尾根に向かって一旦東に伸びているようです。
オコヤトコという奇妙な地名は最初はわからなかったのですが、どうやらいまは寂れてなくなってしまった集落の名前のようです。そうでもなければ、地図上に地名が残るわけもないし、ましてや林道祖谷線なんて、あまり意味のない林道でしょうね。集落があったからこそ、つけられた林道でしょうね。(すべては推測ですが)
5日、6日は特に予定のない日だったので、当初は野草友達のRさんを誘って、愛媛の東赤石山にオトメシャジンを見に行こうと思っていました。
ところが、3日の夜、主人の友達のKさんから、突然、電話が入りました。主人がその夜、Kさんと飲み会だったらしく、私にお声がかかったようです。5日にちょっと変わったルートで天狗塚に行くので、一緒にどうですか?とのことで、そうなると東赤石行きは流れますが、天狗塚はまだ登ったことがなくなかなか行くチャンスがないので、Rさんにはお断りして、天狗塚山行に参加することにしました。何でも熊がたくさんいるコースなので、一人でも人数を多くしてにぎやかに歩いたほうが熊も現れないだろうとのこと。ただ、Kさんと前回中東山に登ったときは、林道の通行止めのせいで3時間ほどの林道歩きで帰宅時間が大幅に遅れたこともあって、「林道の通行は可能ですか?」と念押ししたら、大丈夫だろうとのことです。5日午前5時にいつものJAで集合ということに。メンバーはいつもどおりKさんんとペアを組んでいるHさんとの3人です。
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