讃岐産のムラサキセンブリ
11月末といえば、ムラサキセンブリの季節です。
去年、香川の野山でもムラサキセンブリが咲くのをこの目で確かめて感激してから、1年が経ちました。
今年の香川は夏がめちゃくちゃ暑かったので、野草は一体に調子が悪いみたいですが、何とかムラサキセンブリを見てきました。
« 2010年10月 | メイン | 2010年12月 »
11月末といえば、ムラサキセンブリの季節です。
去年、香川の野山でもムラサキセンブリが咲くのをこの目で確かめて感激してから、1年が経ちました。
今年の香川は夏がめちゃくちゃ暑かったので、野草は一体に調子が悪いみたいですが、何とかムラサキセンブリを見てきました。
タラヨウは「ハガキの木」として知られている木です。
名前は知っていましたが、実物をそれと知って見たのは、まだ2年ほど前のことでした。
先日歩いた山では、そのタラヨウの実を見かけました。葉は銅見てもタラヨウだったのですが、以前見たときは冬でしたが、実はなっていなかったのです。
11月下旬ともなると、高山に行けなくもないのですが、里山や低山で、最終の花を見ようということになります。今年はまだヤマラッキョウの花がちゃんと開花したのを見てなかったので、ヤマラッキョウを見るのが目的で、ついでにシマカンギクも見てこようと出かけました。
11月19日のことです。
例年だと、ヤマラッキョウはとっくに咲いているはずなのですが、今年は夏の日照りで、ずいぶん遅かったように思います。
チケットを買って足早に乗り場に向かうと、そこには山頂駅から下ってきたばかりのロープウエイが待ち構えていました。
乗り込んだのは私たち4人だけです。私たちが乗るや否や、直ぐに発車です。時刻はすでに15時半なので、登りの人はもういないのです。のぼりにロープウエイを遣うという選択が正解だったようです。
草壁港まで引き返したら、後は寒霞渓方面の標識が出ているので、山方面目指して登っていきます。去年来たのはまだ山頂付近が一部だけ紅葉しているという風でしたが、今回は素晴らしい眺めを堪能しながら走ります。直ぐにロープウエイの山頂駅に着くかと思ったら、橘からはたっぷり30分かかったようです。
朝からほとんど食べてないので、皆、お腹がペコペコで、山頂駅付近の広場にいすとテーブルがあるので、そこでお湯を沸かして早速お昼にしました。食後はHさんが持ってきてくださった薫り高いレギュラーコーヒーと美味しいお菓子でデザートもばっちりです。
お腹が満ち足りたところで、遊歩道を紅葉を眺めながら下ります。
下りに使った粟地ダム方面への下山路は急坂でロープ場が多い橘からの道に比べると、ずいぶんのんびりとした道でした。何しろ、香川の分県ガイドのルート断面図を見ると、行きは1.5キロで350mを登り、帰りは同じ高さを5.5キロで下っているのです。
林道歩きや車道歩きが長いというのもありますね。
登山口の荒神社の鳥居のそばに、シマカンギクが咲き始めていました。
千羽ヶ嶽は思ったよりも花の少ない山でしたから、登り始めでみたこのシマカンギクは嬉しかったです。それになんといってもシマカンギクというぐらいですから、島で見るのがふさわしいですね。
去年の10月末に、山歩きと野草散策目的では初めての小豆島に行きました。
そのときの印象がとても強くて、今年もぜひ小豆島に行きたいと、秋の初めから考えていました。しばらく前から野草友達のRさんにも「小豆島に行きたいね」と話していましたが、どうやら今年は野草の開花も遅れているようです。そうこうするうちに11月第2週もいろいろと用事があったり、週末は紅葉シーズンが始まって、船やロープウエイも混みそうです。
11月初めに比婆山にご一緒したEさんにも、小豆島に行くなら声をかけてと頼まれていたので、Rさんに相談したらHさんにも声をかけてみてくださるとのこと。4人そろえば、車で島に渡っても、フェリー代もそれほど負担にはなりません。
幸運にも16日は4人の都合がついて、フェリーに車を積んで小豆島に行くことになりました。
センブリは四国では標高100m程度の山すそから標高1500m程度の山にまで満遍なく咲いているのを見ています。高山ではまだ10月になるかならないかの頃から、低山では11月半ば頃まで、1ヵ月半もの間、見ることが出来るので、毎年秋にはどこかで見られます。
そうは言うものの、今年は高い山で見そびれてしまったので、なんとしてでも低山で咲く、最終のセンブリを見なければと思っていました。
10日の日に、何とかその願いが叶ってセンブリを見てきました。
最近のコメント