笹倉湿原への下りはブナなどの樹林の間に笹が生えた斜面をまっしぐらに下るだけでどうということはありません。要所要所に赤テープもあるので、まず道を外すことはないでしょう。14時50分、笹倉湿原到着です。ほんの15分ほどの下りです。
12時半頃、ようやく筒上直下の急尾根を下り、なだらかな稜線に出てきました。
最低鞍部付近と思われる場所で、一旦、小休憩を入れます。ガスで展望はありませんが、稜線の周囲は若葉や新芽の色が漂うガスの中でなんとも綺麗です。ガスのおかげで稜線上でも暑くなく、かといって気温も結構あって寒くもないのが有り難いです。持参してきた小夏ミカンを食べ、水分補給です。下界では果物はあまり食べない私ですが、山に来ると果物がとても美味しく感じます。
筒上山から笹倉湿原を目指すには南西に伸びた尾根を下ります。この尾根は愛媛と高知の県境になっているので県境尾根と呼ばれているようです。
二万五千図には入ってないルートですが、昭文社の山と高原地図「石鎚四国剣山」の最新版には点線でルートが書き込まれています。
休憩を取ってから歩き始めると直ぐに、シロバナエンレイソウの群生地にたどり着きました。大体の雰囲気は覚えていましたが、案外、山頂直下だったようです。私の記憶ではもう少し下だったように思い増したが、人の記憶って、意外といい加減なものですね。
土小屋からしばらくはジグザグを切った道を登ります。この時期、ここを登る人はほとんどが撮影目当ての人ばかりなのだとか・・。確かに、見かける人はみな三脚やら一眼カメラを持っています。そういう私も例の如くカメラを首から下げていますが・・。
5月18日、石鎚山系の筒上山から笹倉湿原を歩いてきました。二年前に丁度逆コースを歩いていて、ツツジとシャクナゲがとても綺麗だったので、また歩いてみたいとは思っていましたが、思いがけず早く、その機会が訪れました。
前日の17日前回も誘ってくれた昔の山仲間のS君からメールがあって、笹倉湿原に18日に行くので良かったら参加するようにとのこと。20日に山友達のTさんと徳島の山に登る予定になっていたのですが、週間予報を見ると20日は雨の予報で、こちらは駄目になりそうです。一方18日は晴れの予報が出ているので、思い切って行くことにしました。
時間がないので、携帯メールで連絡を取り、集合は石鎚スカイラインのゲートに7時と言うことにしてもらいました。
さて、去年、クマガイソウを見た場所にやってきましたが、なんと花芽が一つも上がっていませんでした。
去年より二日早いだけなのですが、これほど花の時期が遅れている原因が良くわかりませんでした。
しかし、クマガイソウには早いということは、去年は見頃を過ぎていたシコクカッコソウには丁度いいということですね。
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