山歩き

2006-11-05

大菩薩嶺

大菩薩峠という名前だけは実を言うと小学生の頃から知っていた。

中里介山の「大菩薩峠」と言う本が実家の父の書棚に並んでいたからだ。父の本も小学生の頃からこっそり読んでいて石川達三や吉屋信子の本も読んだりしていたが、さすがに中里介山の本は読まなかった。

大学に入って山登りの同好会に入り八ヶ岳や上越の山々に登り始めた。一年の秋には同じ一年生同士でみんなちょっとした山に一泊で個人山行をし始めた。私はといえば一年の秋には上州武尊山や苗場山に個人山行で行ったが、仲間たちは浅間山(噴火前の)や大菩薩峠に行っていたのだった。その時に初めて大菩薩峠が実在の峠名で富士山を見るには絶好の場所であることを知った。

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大菩薩峠

11月3日、久しぶりに、昔の山仲間たちとの同期会が東京であった。

集まりは夕方からなので、、昼間は山に登り、夜は懐かしい顔を久々に見るかな~という気になった。

登る山の候補はいろいろ考えたが、結局大菩薩峠に。

山歩きの顔ぶれも紆余曲折あったあけど、東京在住の学生時代の友人Yさん、山梨のネット花友さんのSさんの3人で登ることになった。Sさんはもともと山登りされていた人だが、最近になって山歩き復活されて、またバリバリ登られている。Yさんは山にはほぼ関係なく過ごしてきた人だが、この夏に四国に来てくれたときに「いつか一緒に山にでも登ろうね」と言っていたのが、まさかこんなに早く実現しようとは・・。

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2006-10-29

阿讃山脈で秋を楽しむ⑦下山

思いのほか、花も咲いていて、満足して下り始める。

何より、暑くもなく寒くもないこの季節は山歩きにはぴったりの季節だ。欲を言えば、ガスコンロかポットを持参して山でホットコーヒーを飲みたかったかな~。

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阿讃山脈で秋を楽しむ⑥ハバヤマボクチ

山頂でひとしきりいろいろな花を見て、さて山を下ろうという段になって、ふと後方を振り返ったら、ボクチの花が目に入った。

こんな大きな花に気がつかなかったのもおかしいが、辺りは木々やいろいろな草が生えていて、それらに紛れて、ほんとに今の今まで目に入らなかったのだ。

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2006-10-27

阿讃山脈で秋を楽しむ⑤ヤマラッキョウ

山頂には数はそれほど多くないけど、去年と同じ姿でヤマラッキョウが咲いていた。

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阿讃山脈で秋を楽しむ④ツクバネ

この山に去年も10月20日頃にセンブリとアサマリンドウを見に来ている。

そのとき偶然にもツクバネの実を見つけたのだった。

今回も季節が同じだからツクバネを探しながら歩く。9月末に来たときは雨が降っていたこともあって、ちゃんと探せるような状態ではなかった。

しかし、今度は天候も良くて、直ぐに探すことが出来た。

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2006-10-26

阿讃山脈で秋を楽しむ③シソ科の花々

山歩きのコースは今回は変則的なコースを取った。まず阿波竜王ピーク近くに出て、しばらく尾根伝いに歩き、讃岐竜王の山頂直下で分岐を下る。

つまり普通は下から登ってくるものだが、林道が山頂直下を通っているので、上から下へと下ったわけだ。4合目ぐらいまで下ったら、再び登る。

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阿讃山脈で秋を楽しむ②センブリとアサマリンドウ

10月初めの梶ヶ森でセンブリを見てからと言うもの行く山、行く山で必ずセンブリを見る。

百発百中ならぬ4発4中。

そしてアサマリンドウのほうは4回中3回の割合で見ている。

そのぐらい四国の山ではセンブリやアサマリンドウはポピュラーな花だということだろう。

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阿讃山脈で秋を楽しむ①ヤクシソウ

11月初めの連休に上京することにしている。

そして、天候がよければ、久しぶりに本州での山歩きを楽しむ予定だ。

10月は突然膝の痛みが出たり、いろいろな都合で、山を車で登って散策はしたが、山歩きがなかなか出来なかった。そろそろ、少し歩いておかないと体がなまることと、毎年見ている阿讃山脈のセンブリやアサマリンドウにも会いたかったので、野草友達のRさんと、秋の一日を山で過ごしてきた。

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2006-08-23

キレンゲショウマ咲く剣山、その9、下山

暖かいコーヒーが飲みたいほど寒いし、展望もガスのためにゼロなので、Rさんと合流してすぐに下山し始める。山頂は天気がよければ360度の大パノラマなのだが・・。

Rさんが、木道先に花が咲き乱れていて綺麗だったと教えてくれたので、ちょっとだけ寄り道してみる。

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2006-08-22

キレンゲショウマ咲く剣山、その8、剣山ピークへ

午後12時45分、尾根道と巻き道との合流点から今度は剣山山頂に向かって進む。

尾根道は四国笹が一面に繁った笹原である。

視界がよければ笹原の中を伸びている道が見えるが、ガスのため視界は50mほど。

ニの森、三の森を経て50分弱で剣山山頂に至る。

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2006-08-21

キレンゲショウマ咲く剣山、その7、森

刀掛けの松からから一の森への巻き道はその大部分が森の中の道だ。

そして山道からははサワグルミやコメツガなどの樹高15m近くの大木を見ることができる。

南アルプスでもこんな大きい木々は滅多に見ることが出来ない。山の深い剣山ならではだろう。

Dsc01828_1 途中のちょっとした岩場にナガバノコウヤボウキが早くも咲いていた。

 

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キレンゲショウマ咲く剣山、その6、キレンゲショウマ

岩場に咲くキレンゲショウマは何の加減か花の時期が遅いようで、まだまだ咲いている株が多く蕾も残っていた。

去年もここを通っているはずだけど、去年は時期が早くて岩場のほうは咲いてなかったのだろう。

ガスの中で咲いているキレンゲショウマを見ていると「天涯の花」という言葉が自然に浮かんでくる。こんなに美しい花が自然に咲くと言うことの不思議さ。キレンゲショウマにを青空をバックに撮ったことはないが、こうしてガスの中で幻想的に咲いているのがいちばん似合っている。

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2006-08-20

キレンゲショウマ咲く剣山、その5、ソバナなど

キレンゲショウマは刀掛けの松から5分ほど歩いたところで行場方面に下る道が出ていてそこから下るとすぐに群生している。しかし開花時期は人が多いので去年ぐらいから一方通行になっている。トラバース道をそのまま進み10分ほど歩いたところで下るのだ。標識はしっかりしているので問題ない。

そしてキレンゲショウマの時期にやはり咲いているのがソバナ。

四国では私はここでしか見たことがなく、(石鎚でも咲くかもしれないが)毎年、ここでソバナの花も楽しむことにしている。

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2006-08-19

キレンゲショウマ咲く剣山、その4、森の花

刀掛けの松で左に折れると途端に人を見かけなくなった。

これが7月末から8月初めのキレンゲショウマの時期だと、関西方面からバスを仕立てて花見物にやってくるので、このあたりから既に人が多いのだ。ところがお盆を過ぎると事情は一変する。ツアーなどは花が終るといけないので、確実に咲いている8月前半までしか出ないようで、お盆過ぎには私のように個人的に見に来るものだけになる。

という訳で人込みの嫌いな私にはぴったりの静かな山歩きになりそうな予感。

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