東讃の山で夕暮れまで遊ぶ、その2、摩崖仏を見たら山頂へ
車道がついているものだから、たぶん摩崖仏を見に来る人も車で訪れることが多いんでしょうね。
道理で登山道はやぶ化しているはずです。

車道がついているものだから、たぶん摩崖仏を見に来る人も車で訪れることが多いんでしょうね。
道理で登山道はやぶ化しているはずです。

12月の第三週末も天気はまずまずのようです。
この週は高松のRさんも山歩きに参加できそうで、2週間ぶりに3人で山歩きしようということになりました。行先はRさんにお任せしてあったのですが、この週末も高い山は天気が今一つということで東讃の里山でもということになりました。最初に候補として挙がったのは与治山ですが、与治山だけでは時間も余るので、Pさんが以前行ったという隠れ家カフェでお昼を食べることにして、午前中はその近くの山でもということになりました。するとカフェからあまり遠くない場所に火山という里山があるそうで、そこにまず登りましょうということになりました。
東から順に登っていき、最後が与治山です。
車出しはPさんが引き受けてくれ、私とPさんは高速坂出インター近くの某所で8時に待ち合わせます。高速に乗った後、高松のRさんを三木の高速バス乗り場で拾うという手はずです。

下っていきながら見ると、それが岩なのかそれともカイヅカイブキみたいな針葉樹の根っこなのかよくわからないほど、根っこが岩に絡みついています。
そして、その上には・・・

崩落地を眺めた後も、わかりやすい尾根道を登っていきます。
やがて、木々の株もとには丈の低いササが見えるようになりました。

ここ数年、寒峰や国見山にはちょくちょく登っていますが、寒峰は住吉神社からの登山道がずいぶん荒れてしまい、最近の尋常ではない豪雨の影響が大きいと思っていました。国見山にしても、伐採が進んでいるせいで作業道がやたら増えてしまい、かつての登山道の雰囲気がなくなっています。
が、ここ中津山の登山道は道もしっかりしていて、荒れたようなところも見当たりません。

幹事をしていた忘年登山も無事に終わり、12月最初の週末はどこへ行こうかな?と迷います。
予報では12月第一週の週末は気温が高めで霧氷はとても望めそうもないみたい・・・
週の後半に入って、Pさんから「中津山へ登りませんか?」とラインで連絡がありました。中津山といえば、祖谷の山で、香川からも時々、阿讃山脈越しに端正な三角錐の形を見せてくれる山です。寒峰からももちろんよく見えるし、今までなぜ登ってなかったんだろうと思うほど・・・。6時間もあれば登って下るというお手軽な山でもあるようです。
10月~11月とサガリハゲや蒜山三座などロングコースを歩いていたので、たまには早朝出発でなくとも良い山でまったりするのも良いねと言うことで、即決です。

車道まで下ってくると、これからはいよいよ3座目の郷師山に登ることになります。
つまりここからは後半戦という訳です。
郷師山だけは唯一、私が足で登っている山で山麓に黒岩天満宮という由緒のある天満宮があり、そこが登山口になっています。ところがこの日の案内役のエントツ山さんは黒岩天満宮からの登山道をご存じなかったようで、この際、途中まで鉄塔コースを登り、その後、斜面を直登するコースを歩かれるようです。

常山山頂は以前登った郷師山の山頂に雰囲気が少し似ていました。
時刻はすでに11時24分なので、ちょっと早いですが、ここでお昼休憩にしましょうか。
その前に山頂からほんの少し南側にある場所へとエントツ山さんが案内してくださいました。

金山トンネルの名前は金山をぶち抜いてつけてあるので金山トンネルなんですね。
もっと以前にはトンネルの西側に「金山奉行」とかいう食べ物屋さんがあったのですが、これもかなり前に閉鎖されました。香川は暖かい土地柄ですが、国道11号はこの辺りだけは山地を通っているので、冷え込んだ朝などは金山トンネル付近がよく凍結して事故が多いと聞きます。
その金山トンネルの上がこんな風になっているとは知りませんでしたが、こんな機会がなければ一生知ることもなかったでしょう。

今年で10年近くになるのでしょうか。
香川の山仲間の忘年山行の季節がやってきました。今年は私たち西讃のメンバーが幹事を務める年なのですが、まずは日にちだけ先に決めました。山仲間のRさんの都合を尋ねたところ、11月最終の週末は土曜日は用事があるそうなので、25日の日曜日に決定です。あとのメンバーの方たちも、今ではほとんどリタイアされているので、問題はまだ現役で仕事をされている高松のKさんのお休みが気がかりでしたが幸いにも25日はOKとのこと。
日にちを決めたらあとは行先ですが、Rさんの「城山(きやま)をまだ歩いて登ったことがないので、城山にしませんか」との一言に、そういえば私も足で登ったことがないな~と思い、城山周辺ということで考えました。城山といえば、紀元7世紀ごろに出来た古代山城があるそうで、山のあちこちに史跡が点在しているらしく、以前、山仲間のYさんが案内してくださると言ってくださっていたのに、とうとう行きそびれて今に至っています。歩くコースや夜の部のお店を選んでいるうちに、実家の母が転倒して骨折し、手術&入院していましました。肝心の坂出市役所でいただいてきた城山の地図はえらくアバウトなもので、それを見て歩けるという代物ではありませんし、城山だけではちょっと物足りないかな?と思っていると、ちょうど山仲間のエントツ山さんが城山周辺の山を4座登ってこられたというタイムリーな記事を掲示板で目にしました。これがちょうど良さそうと思い、早速、エントツ山さんに連絡してコースをパクらせてもらうことにしました。

晩秋になると花の種類は少なくなりますが、その代わりにいろいろな木の実が見られます。

上蒜山の下りは、尾根が南に延びているせいか下蒜山みたいにじゅるじゅるの下り道ではなくて助かりました。
草原のようなところを下っていくので、開放感があります。

鞍部を過ぎて、いよいよ最後の登りが待ち構えていますが、下蒜山からの下りほど下らなかったので、登りもそれだけ楽かな~?と甘い考えでいたら、これが結構厳しかったです。
鞍部から中蒜山方面を振り返るとこれが良い感じです。

フングリ乢ではこれからの登りに備えて、水分補給をします。
300mも下ったということは300m以上の登り返しが待っているということです。

まだまだ先が長いので、少しだけお腹に食べ物を入れたら、お次の中蒜山目指して出発です。
下蒜山を10時34分に歩き始めます。

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