姪といっしょに寒風山へ、その4、フモトスミレそして山頂
稜線に出る頃からフモトスミレを見かけていたのですが、良い感じで咲いていた株があったので、しゃがみ込んで撮影します。

稜線に出る頃からフモトスミレを見かけていたのですが、良い感じで咲いていた株があったので、しゃがみ込んで撮影します。

それまで色のついた花らしい花が見られないままでしたが、途中からミツバツツジの鮮やかな色が見えてきました。

桑瀬峠では当然のごとく休憩を取ります。
この日は雲一つない青空が広がったので、冷たいフルーツが美味しいだろうと、パイナップルの冷やしたのを行動食に出しました。
姪たちは「美味しい。美味しい」と喜んで食べてくれました。
山での冷たいフルーツは普段はあまりフルーツを食べない私ですら美味しいと思います。

私事になりますが、今まで忙しい仕事をしていた姪の働く環境が、この春から少し変わったそうで、そのうち山にでもいっしょに登る?という話になっていました。
とはいえ、私の方の都合と姪の都合がなかなか合わず、一緒に山に行きましょうと言う話が持ち上がってから1か月以上経った5月20日は、天気もうまい具合に上々で、姪の知人の女の子も一緒に寒風山に登ってきました。

5月14日、この時期に訪れるのは初めてでしたが、梶ヶ森に行ってきました。
秋や夏、早春には何度か訪れているものの、4月から5月にかけてはほかの山の花見物が忙しく、梶ヶ森まではなかなか行けなかったというのが本音です。
4月に訪れた際にはまだ芽吹きも始まってなかった龍王の滝より上の森が、緑の滴る素晴らしい森へと変貌して息を呑みました。

急坂を登り切って、ちょっとした展望が得られる場所へ出た瞬間、ヒカゲツツジの咲いているのが見えました。
良かったね、これで、今年はヒカゲツツジをまだ見てなかったRさんもヒカゲに会うことができました。

峨蔵越から東側の眺めが良く言える場所まで登ってきました。
↑たぶんハネヅル山や赤星への分岐だと思うのですが、分岐まで登ってしまえば後は平坦なように見えますが・・・。

周囲の雰囲気はもうそろそろ峨蔵越かなという感じになってきました。
振り返ると綺麗なアケボノツツジが山の斜面に見えています。

相変わらずアップダウンのない平坦な道を歩いていると、道の傍らが紫色に染まっていました。
登山口付近では花が終わっていたタチツボスミレが、ここまで来るとまだ咲いていたのです。

ほとんどアップダウンのない道は山登りと言うよりもハイキングと言ったほうがぴったりの道です。
地図を見ると峨蔵越えまではほとんどアップダウウウがない道を歩くようで、これは私の推測ですが、瀬戸内側から別子方面へと抜ける古い道ではなかったのでしょうか。生活道だったとすれば、急峻な道は荷物を持ってはとても歩けないので、誰でもが楽に歩けるようみちになっているのでしょう。
ネット検索したらこんな文章が出てきました。
「わたしの住んでいる肉淵(にくぶち)から標高1,266mの峨蔵越(がぞうごえ)(図表3-1-16参照)を越えて宇摩郡土居町の入野(旧土居村入野)に通じる道があります。この道は瀬戸内側へ出る近道として以前はよく利用されていました。アズキなどを背負ってこの峠を越え、土居町の浦山鉱山(伊予鉱山。現在閉山)の集落で米と交換していたことを覚えています。別子山村では米があまりとれません。わたしの子供のころは白米の御飯などめったに食べられない。ほとんど麦といってよいような麦飯かトウキビ飯です。ですから鉱山(筏津坑)に勤めている人の家がうらやましくてしかたがありませんでした。学校でも筏津の方の子供は服装もよく、弁当は白米の御飯。わたしらは麦飯です。よく『麦飯食い』などと言われてからかわれました。
また、この辺りでは養蚕もやっており、繭(まゆ)を土居の方へ出荷していましたので、その折もこの道を利用していました。繭は検査が厳しかったので、各自が運んでいました。わたしも繭を背負ってみんなといっしょに峨蔵越を通ったものです。わたしらの足ではとてもその日のうちに往復することはできず二日がかりでした。わたしの娘時代の経験です。
一方、新居浜市へ出るには標高1,294mの銅山越を通らなければなりませんでしたが、その銅山越の下に銅山のトンネル(*23)(第一通洞)があり、人道として使用されていて、大変便利だったので、大勢の人が通っていました。しかし、トンネルは夕方の4時か5時ころになると閉まるので、閉められたら峰(銅山越)を越えなければなりませんでした。わたしも娘のころまちにあこがれて、このトンネルを通ってよく新居浜へ行きました。もちろんトンネルを利用しても新居浜のまちまではかなり距離がありました。」
山歩きをしていると、往々にしてその土地の歴史を感じることがありますね。

GWの最終日の6日にもPさん、Rさん、私の都合がついてどこかに行けることになりました。
ほんとは5日のほうが天気が良かったのですが、娘一家が来ていてバタバタ続きだったので無理を言って6日にしていただきました。
行先はRさんとPさんにお任せしてあったのですが、3日に登り損ねた二ツ岳リベンジをしたいということで、私ももちろん異存なしです。
3日と同じ集合場所、集合時間にしました。

いつもの尾根コースに出てしばらく登っていたら、東側にアケボノのピンクが見えてきました。
そう、赤星山は山頂直下でアケボノツツジが咲いているのが見えるのです。
ただ、稜線にはシャクナゲなどの木があって、シャクナゲの分厚くて大きな葉っぱに邪魔されて、なかなかうまい具合にアケボノツツジが見える場所がありません。

このコースは去年の3月にMさんご夫妻とほぼ逆コースを歩いた道です。
数年前にはカタクリを見るために途中まで登ったこともあります。
その時の記憶を手繰り寄せると、そろそろカタクリが咲いていても良いんだけど?
そう思っていると、咲いていました。

尾根に出て少し登ると鉄塔があります。
ここで休憩することにしました。
いろいろな花が咲いているので、お茶を飲んだらすぐに、そのあたりの花を見てみました。

今年のGW後半は2日~6日までとかなり長かったようです。
いつもなら四国外へと遠征される山友達のRさんが今年は都合で遠征はされないとのこと。ならば、Pさん、Rさん、私の3人でどこか四国内の山に登りましょうと言うことで、3日に二ツ岳にでもと言う話になっていました。
二ツ岳は登山口は近いけど、駐車場があまりないらしいので、早めに集合することになりました。時間のロスをなくすため、この日は私も豊浜SAまで出向き、私とPさんは6時半にRさんに拾ってもらうことになりました。

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