沢の近くには様々な植物の葉が見られて、それを見るだけでもずいぶん楽しいものです。
7月末になるとスダレギボウシの花も咲いているのですが、今の時期はようやくアワモリショウマが咲いたばかりというところです。
天気も良くなりそうなので、暑がりの私は半袖の速乾Tシャツ一枚という軽装です。下は最近買ったばかりの、トレッキングパンツですが、これが動きやすく涼しくて、正解でした。
Rさんは寒がりなので、上から長袖シャツを羽織っていますが、二日前に登ったばかりの稲叢山でブヨに何箇所も刺されたそうで、その対策でもあるようです。
瀬場からの最初のジグザグ道は薄暗い樹林の中を通っていて、花なども少ないのですが、この日は運良くクモキリソウの咲いている姿に会いました。
今月15日に(08年6月15日)に雨の中を東赤石山に登ってきました。
それから12日後の昨日(27日)、咲き始めているに違いないタカネバラを見るために、再び、東赤石に行ってきました。
当初はネットで知り合った山仲間など4人で、週末に東赤石~西赤石縦走を計画していたのですが、生憎と週末の天気は雨のようです。フルタイムで仕事をされている方もいたいりで、縦走の計画は延期となる公算が大なので、その前にタカネバラを見に行こうと考えたのでした。
Tさんの車の助手席に乗っていたら、視界にピンクの小花が飛び込んできました。
梅雨時の今時分に、あんなピンクの花って何だろう?フウロソウのように見えたけど・・・。Tさんに急いで車を止めてもらいました。
ピンクの花が咲いていた繁みに近づくと・・・。
イナモリソウはいつもよく行く山で、3年前に見つけたのが最初の出会いでした。
どこかの掲示板で見せてもらっていたので、すぐに名前はわかりました。
淡い紫が上品で、一目で気に入りました。その後、去年も見に行き、今年も6月最初に見に行きましたが、まだまだ花芽が固く、これは6月末にならないと開花しそうもないと思いました。
ところが先週初めに山友達のTさんに誘われて、別の山に行った時のことです。
思いがけず、イナモリソウとの出会いがありました。
トラバース道まで下ったら、あとは西に向かって平坦な道を歩きます。しかし平坦とは言っても、岩の上を歩くので、足元の悪いところもあったりで、早足であるくというわけにはいきません。雨が降ったりしていなければ、たいていは稜線伝いに歩くので、このトラバース道を歩くのは実に6年ぶりぐらいのことです。
トラバース道に合流したら西に少しだけ歩きます。
土の道ならなんということはありませんが、トラバース道もやはり岩がごろごろした道ですから、早足で歩けるような道ではありません。ましてや、雨の日なのでなおさらです。
雨はそれほど強くなるわけでもなく、また止むわけでもなく、同じような感じでしとしと降っていて、いかにも梅雨時の雨という感じです。東赤石山にはほとんどの人が沢コースから登るらしく、この日はそれ以前に雨で登山者もほとんどいないのか、出会う人はいません。
自然林歩きに入ると、お天気が良ければ、南に大座礼山の姿なども見えるはずですが、この日は展望はあきらめざるを得ません。
ヤブデマリが咲いていた沢の源頭部分が昭文社の地図中の最終渡渉点だと思われます。ここを渡ると、といってもほんの小さな流れですが・・杉の植林帯から自然林に変わります。とたんにシャクナゲなどの木も見え始めますが、この付近では花の咲いた形跡はありません。10分も歩くとタカネバラが見えてきました。
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