2016年の登り納めは毛無山~白馬山、その4、白馬山へ向かう
毛無山の登りの途中では、大山の姿は一切見ることができません。
なので、山頂に着く前は大山が見えているかどうかが、ずいぶん気になって仕方ないのです。
見えてるかな~?それとも?

毛無山の登りの途中では、大山の姿は一切見ることができません。
なので、山頂に着く前は大山が見えているかどうかが、ずいぶん気になって仕方ないのです。
見えてるかな~?それとも?

12月下旬ともなると、大掃除や年越しの準備などもあって、例年、あまり山にも行けないことが多いのですが、今年はPさんが25日にクリスマス登山をしませんかと誘ってくれたので、大掃除をさぼってたまには良いかな~と行く気になりました。
行き先はいろいろと案も出たのですが、結局、岡山の毛無山に行くことになりました。冬の毛無山には今まで3度ほど登っていますが、何れもセツブンソウのお花見とセットで登っているので、2月とか3月に登っていて、12月に登るのは初めてのことです。
下山後にセツブンソウ自生地まで行くとなるとなんとなく気ぜわしいのですが、今回は登山のみですから気楽です。

樹林帯に入っても、ほかの方のペースが速いのでなかなか追いつけないな~と思っていたところ、今度は赤い実を発見。

去年もムラサキセンブリ散策にPさんと一緒に来て、その途、南嶺を歩いたのでした。
ところが高知の山に登ることはよくあっても、市内の里山の登山口はさっぱり土地勘がないので、ナビで筆山公園と入れて何とかたどり着いたのでした。
今回はTさん、Aさんと、二人も地元の方がいらっしゃるので心強い限りです。
Aさんが先導してくださる車にRさんの運転でついていくのですが、途中、はりまや橋や市内中心部を通過し、「こんなとこ、去年通ったんだろうか?」と二度目なのに、さっぱり道を憶えていませんでした。やっぱりお二人にお声がけして良かったと思いました。Aさんの車を見失っても後ろにTさんの車がついてきてくださるので大丈夫です。
10時50分、筆山公園の駐車場に着きました。

今まで見た中でも一際高い石積みに出てきたと思ったら、そこが石ヶ山丈でした。
石ヶ山丈というちょっと変わった名前は上部鉄道の駅名です。と言っても、私もこの時に行ったからわかっただけで、それ以前は日浦から銅山越に至る銅山の遺跡ぐらいしか知っていませんでした。上部鉄道という名前も聞いたことはあるというぐらいのものでしかありませんでした。
検索すると「別子銅山で採掘された鉱石は、角石原駅(かどいしはら)で積み込まれ、途中交換駅の一本松駅を経由し、石ケ山丈駅(いしがさんじょう)で降ろされ、索道で下部鉄道(後述)の端出場駅(はでば)に輸送された後、新居浜港へ運搬されていた。ここより標高の低い第三通洞の開通により役目を終え、1911年(明治44年)10月7日、18年間で廃止された。」とあります。

やがて、ロープのたらしてある岩場の下りに出てきました。
こういう時はストックが邪魔ですが、片手にまとめてストックをぶら下げ、ロープを頼りに下ります。

稜線から眺めた山はとても格好良くて、数年前に新居浜インターを下りてすぐのコンビニ駐車場から眺めたのと同じ山です。
香川の平野部からはあのように素晴らしい山岳風景はついぞ見たことがなかったので、さすがに新居浜と思ったものでした。

この日はコースの下調べも何もしてなくて、ただついて歩くだけの山行でしたが、たまにはそういうお気楽歩きもいいのでは?と思います。
先入観も何も持たず新居浜の里山を歩いてみて、香川の里山とは全然違うと感じました。
そのことは最後に触れるとして、まずは煙突を見学した後は奥宮に向かいます。

幹事を務めた忘年山行も終わりほっとしていた11月の末のこと、忘年山行でガイドをしていただいたエントツ山さんから電話が入りました。
「犬返し行きの話はまだ生きてるの?」ということです。
犬返しの話とは、話せば長くなりますが、今年の初めに亡くなられたエントツ山さんの山仲間のペーコさんを偲んで、一度は犬返しに私たちも登りましょうという話が春から出ていたのです。実は犬返しの位置や所要時間も私はまったく知らず、ただ、犬返し経由で西赤石まで登ると、それは標高差1600mもの超ロングコースになるらしい、そして私たちみたいにゆっくり歩く者にとっては、それは無理らしいということだけおぼろげに知っていました。幸か不幸か、春のその計画は私は膝痛のため無理、Rさんも都合がつかず無理、結局Pさんも差し入れにだけ行き、歩くことはしなかったようです。
西赤石までは到底無理ですが、犬返しから魔戸の滝ぐらいまでならコースタイム5時間程度なのでなんとかなりそうということで、前々からエントツ山さんのファンでいらっしゃった岡山のYさんご夫妻も一緒に11月19日に歩きましょうということになりました。
ところが11月19日は雨予報が出てしまい、中止に。いっそのこと、来年春まで延期しましょうかという声も出ていたのでした。
そこへ、エントツ山さんからの連絡でした。

ちょうど四差路を通過するころ、うまい具合に日差しが出てきました。

この日は紅葉散策が目的なので、歩きは前烏帽子までです。
それでもPさんは、寒峰へと続く稜線を少し進んでみましょうと・・・。
眺めの良い場所があるらしいです。

三角点がある場所までやってくると、眺めもまた一味違います。
意外でしたが、この日歩いた中ではここ落禿が標高1683mあって、一番高いんですね。
落合峠がすでに標高1500mもあって軽い登りで来られるので、高さを感じないのかもしれません。

登山としては落合峠出発は遅い時間でしたが、前烏帽子までなので楽勝でしょう。
Pさんはご主人のMさんとともに、夏場に寒峰~落合峠をピストンされているそうで、まだ3か月ほどしか経ってないというのにまたまた同じ子コースを案内してもらうのは気が引けましたが、こちらは展望が素晴らしいコースで展望を楽しむなら矢筈より烏帽子だと思いました。

植林帯の中を下っていくと、下りきったところが出雲峠です。
最初に登った時と二度目はセンターから出雲峠経由で反時計回りで歩きましたが、今回は時計回りの周回で、出雲峠に下ってきたのは初めてです。

休憩を終えて、11時47分、まずは立烏帽子を目指して登ります。
比婆山連峰はいくつもの山を周回しますが、それぞれの標高差はせいぜい100m程度しかないので登りも20分程度で楽なものです。
確か、私の記憶では立烏帽子周辺は花の種類がいちばん多かったはず。

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