8年ほど前から、毎年欠かさず、キレンゲショウマの花を剣山に見に行っています。
ところが、3,4年ほど前から鹿の食害などで、剣山のキレンゲショウマが見るも哀れになってきていたのでした。去年はそんなわけで、剣山以外の場所に、キレンゲショウマを見に行ったりしました。
それでも、防鹿ネットなどの対策を講じたおかげで、剣山のキレンゲショウマが少しずつ復活しているらしいので、今年は2年ぶりで剣山のキレンゲショウマを見てきました。
しばらく下っているうちに、前の週にオオヤマレンゲを見かけた辺りにやってきました。歩いていて、下のほうを見下ろすと、白い花が見えます。オオヤマレンゲの花に違いありません。
前の週に見た株とは違いますが、綺麗に咲いてそうなので、道ではないところを少しヤブこぎして下りました。
山頂は誰もいなくて、貸切状態です。
途中で、私たちが休憩しているときに、先に登っていかれた高知の3人のパーティーの方たちとは、トラバース道付近ですれ違ったのでした。勿論、高知の方たちはすでに下られてて、私たちは登りです(^_^;ずいぶん時間をかけて登っているなと思われたことでしょうね
でも、おかげで、山頂では二人だけなので、ほんとにのんびり出来ました。
休憩を取る少し前から、空が曇ってきたようです。一週間前に私が下見に来たときと、まったく同じパターンで、最初は晴れていて、昼頃になると曇ると言うパターンです。
でも、タカネバラの撮影のときは良い具合に晴れてくれ、樹林帯を抜けて木陰がなくなる頃に、陽射しが翳ってくれるので、暑いときにはありがたいパターンですね。
最初のタカネバラの株が出てきたら、それ以後のトラバース道に至る登り道はバラの道とも言える道です。登っても登っても、バラの花が咲いています。
最初にお断りしておきますが、この回の記事はタカネバラの画像がこれでもかというほど、出てきます(^_^;適当にスクロールして飛ばしてくださいね。
渡渉点から後の植林の中の道は、このコースののぼりの中ではいちばん長くて退屈する登りですが、それでもアサマリンドウの株や綺麗な苔を見ながら歩きます。単独で登っても、植物好きにはなかなか興味深い道ですが、二人なのであれこれ話が弾みます。
先ほどからコガクウツギを見るたびに「綺麗」とNさん・・・。コガクウツギなんて、初夏の四国の山なら、どこででも嫌と言うほど咲いているので、珍しくもなんともないと思っていましたが、Nさんの登られる山では咲いてないそうです。後で検索すると、東海地方以西に分布なんですね。四国では普通に見る花や木でも、ところが変われば事情が変わるものなんですね。
6月25日、名古屋方面からのお客様を案内して、二週続けで東赤石に登ってきました。タカネバラは予想したとおり、丁度見頃で、おまけに梅雨の真っ最中だと言うのに、前半は素晴らしい青空に恵まれて、絶好のタカネバラのお花見と相成りました。
14時10分、権現越に着きました。
権現越はとても気持ちの良い草原で、時間がたっぷりあれば、ここで少しお昼寝したいな~と思うのですが、何しろ床鍋についてから瀬場までの車道歩きがあるので、さすがに時間の余裕がなくて、残念でした。
それでも、床鍋までは休憩を取らず、一気に下るつもりなので、しばし眺めを楽しみます。
山頂で10分少し休憩した後、いよいよ下山にかかりますが、問題はこの日の下山ルートをどうするかです。時間の余裕がないときや、天気の良くないときは、トラバース道まで引き返し、赤石山荘経由で沢コースを下るのが無難ですが、この日は天気もまずまずだし、時間もまだあります。権現越から床鍋に下るのも良いかなと言う考えが強くなりました。権現越は2年前に昔の山仲間のS君たちと下っていますが、この日は単独なので、下山口から瀬場に置いてある車まで車道歩きしなければいけませんが、まあ、何とかなるでしょう。
そのままトラバース道から山頂に登ろうかなと一瞬思いましたが、ここからはきつい登りになるので、ちょっと休憩を入れます。
道沿いに岩があって、どうやらその岩の横に踏跡があって、岩の上で他にも休憩している人がいるんでしょうね。
渡渉点から10分も登れば、最初のタカネバラの株が出てきます。花芽が膨らんでいるのか、あとどのぐらいで咲きそうか、それとももう咲いているのか・・・いろいろ想像しながら登ります。いちばん楽しい時間ですね。
場所はだいたいわかっているので、そろそろ最初の株が現れるはず・・・。
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