タカネバラ下見、その2、沢
東赤石のこの道は今までに12,3度は登っていると思います。
もうすっかり勝手のわかったルートなので、どこに何が咲くかは大体わかります。
そして、その場所を回り込めば八間の滝の轟々と流れ落ちる音が聞こえるはずと言うこともわかります。
東赤石のこの道は今までに12,3度は登っていると思います。
もうすっかり勝手のわかったルートなので、どこに何が咲くかは大体わかります。
そして、その場所を回り込めば八間の滝の轟々と流れ落ちる音が聞こえるはずと言うこともわかります。
6月17日、東赤石山にタカネバラの下見に登ってきました。
去年は6月15日に東赤石に登っているのですが、去年はまだ咲いてなかったタカネバラですが、今年はいったいに花が早いようで、咲き始めていました。
下見と書いたのは、実は今年はネット知人の方が二人、タカネバラをご覧に東赤石においでになる予定なのです。
私自身も、まだキバナノコマノツメなども咲いているこの季節に、一度は登っておきたいこともあって、今年も単独で登ってきました。
しかし、来週ぐらいにここ数年来のネット花友さんと東赤石に登る予定なので、今回は簡単にアップしておくことにします。
さて、牛の背三角点に着いたのはいいのですが、問題はそれからの帰り道です。
ここまで来ると、また天狗峠まで戻るのが大儀にも思えます。Hさんはどうやら牛の背から亀尻峠方面に下る気満々でおられるようです。今日、歩かなければ、そのためだけにまた1日かけてやってこなければならないとも・・・。
牛の背からの下り道は道標も何もない道なので、結局、その道を歩いたことのあるTさんが案内することになりました。
ただ、下山口が登山口とは異なるので、車を置いてある登山口まで2,3キロばかり林道歩きをせざるを得なくなります。Hさんが「車は私が取りに行きますから」と仰ってました。何と高齢のHさんがそう仰るので、私はたまげてしまいました。そして、実際、車を取りに2,3キロの林道歩きをされたのはHさんだったのです。
この日の当初の予定では天狗塚に登り、登った道を下ると言うものでした。時間的にはかなり余裕があるので、天狗~牛の背のコースを歩いていない私としては、牛の背までピストンしても良いかなという気もありました。しかし、昭文社の地図のコースタイムを見ると、牛の背までは片道約1時間、往復すると2時間です。そうすると下山時刻が4時半頃になりそうです。
Hさんのパーティーでもその後の予定をどうするかということで、なかなか話がまとまらないようです。Hさんは牛の背の三角点を踏みたいという気がおありのようで、どこが牛の背の三角点でしょうかと、尋ねられました。聞くともなく聞こえて来る話では、どうやた牛の背に向かって天狗を下り、途中の鞍部に池があるので、とりあえずそこまで行かれるようです。
10時6分、休憩場所の1476mピークを出発します。Hさんのパーティーは5分ほど前にすでに出発されています。「ここからの登りもきついからね」とHさんのパーティーの方が仰っていたので、少しばかり緊張します。
5月は石鎚方面の山ばかりに登っていましたが、6月に入り、一転、剣山系を歩いてきました。剣山系の山は普通なら、最初は剣山に登り、後は三嶺に登ったり、天狗塚に登ったりと言うのが一般的なのでしょうが、主人の友人で藪漕ぎが好きな方のパーティーで登ったりしたもので、変則的なルートしか登ったことがないのです。
一度は天狗塚や三嶺を人並みに登りたいものだと思っていたので、山友達のTさんにそのうちに案内してね、と頼んでありました。そして6月9日に、いよいよ天狗塚に案内してもらえることになりました。
痩せ尾根をやり過ごせば、後はダラダラしてはいますがどうということのない歩きです。その昔の学生時代、あれは荒沢岳だったか、痩せ尾根を歩いていて転落したことがありました。幸いというか、当時は横幅が70センチもあるキスリングを背負っての歩きだったため、直ぐに木にキスリングが引っかかって事なきを得たことがありました。もし、引っかからず転落していたら、最低でも骨折ぐらいはしていたでしょう・・・。転落というのは、ほんとに一瞬の出来事です。
お腹もいっぱいになったことなので、13時丁度に、西ノ冠岳ピークを目指して出発します。
二ノ森方面への巻き道との分岐点にザックを置いて、そこからピストンしようということになりましたが、結局、分岐はお花畑とほんの10mか20mしか離れていないところでした。
面河(おもご)方面への道は弥山の北面をトラバース気味についていて、今まで多くの人が歩いていたのが、こちらの道に入ると急にひっそりと歩く人もいなくなります。
稜線を乗っ越すとき後ろを振り返るとガスに半分包まれた弥山が垣間見えました。
表参道が見えてきたということは、土小屋コースとの合流点である二ノ鎖小屋も近いということです。二回目の休憩は二ノ鎖小屋付近で取ることに決め、なおも歩きます。
ブナの立派な株が見えたので、思わずシャッターを切りました。
東稜分岐を過ぎると、いわば石鎚のお花畑とも言うべき場所に差し掛かります。秋に歩いたときも確かレイジンソウやシラヒゲソウオオマルバノテンニンソウ、シコクフウロなどが咲いていました。Rさんが、この辺りからはいろいろ咲いてますから、良く見てくださいねという声がかかります。
歩きながらブナの木を見上げます。アケボノツツジのお花見のときにブナの花を教えてもらってから妙に、ブナを見ると、花が咲いているかどうか確かめる癖がついてしまいました。
そうしたら、花はもう終わっていましたが、実になり始めたものが見えました。
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