真夏の四国カルストへ、その7、ヒナノキンチャク、タキユリ、沈下橋
咲いているかどうか、心配しながら見に行ったヒナノキンチャクは嬉しいことに咲いていました。

咲いているかどうか、心配しながら見に行ったヒナノキンチャクは嬉しいことに咲いていました。

嬉しいことに、Kさんが私たちがまだ見たことのないマネキグサの咲く場所に案内してくださいました。
初めて見る花ですというと驚かれましたが、この時期に咲いているんですね。
マネキグサについてはネットなどでは前から見せてもらっていたので、ヤマジオウに似た花だな~と思っていました。ヤマジオウと言うのは徳島の山地でちょくちょく見かける花です。

黒滝山山頂ではKさんとPさんはお昼にされていたようですが、私は天狗の森山頂ですでにおむすびを一つ食べていたので、ここでは残っていたおむすび1つを食べます。
晴れてきた午後でも気温は25℃前後と快適です。
いつの年だったか、四国カルストの上でも熱風が吹いていたという猛暑の年もありましたが、今年はそんなことはなくて、さすがに高原は爽やかです。
山頂からはダイレクトにセラピーロードに下る道と言うか踏み跡が見えていて、Kさんはその踏み跡を辿ってみたそうにされていましたが、私たちはそんな急坂を下ったら滑りそうなので、普通の登山道を下ってもらうことにしました。
下り始めは13時10分ぐらいだったでしょうか。

山頂では来る途中に買ってきたおむすびを一つ食べることにしました。
涼しいので、水分は体が余り要求せず、ここに来るまでにポカリやお茶は一切飲んでいませんでした。それに、天狗高原は国民宿舎からほんの1時間ちょっとの距離なので、たくさんの水分を持ち歩く必要もないのです。天狗荘まで下れば、自販機でいくらでもお茶屋ジュースは売ってますから・・・。
おむすびだけと思っていたら、Kさんからプリンのお裾分けまで頂きました。
だんだん豪勢になる私たちの行動食(^_^;

ここ天狗の森はたぶん雨も多いのだと思いますが、この周辺だけガスがかかっていることも多く、そのために樹林の中を歩いていると、苔が青々と綺麗で、とても良い雰囲気です。

四国カルストへの登り口の手前に「早瀬の一本橋」というのがかかっていて、趣のあるその橋を眺めるのが、四国カルストへ行く途中の私的な恒例行事になっていたのですが、今回は案内板を見かけませんでした。確か2年前に橋をかけ替えた途端に大雨で流されたとかお聞きしましたが、そのせいで今も橋が架かってないのかもしれません。あるいは橋は再びかかっていても案内板が出てなかったのか・・・どちらにせよ、案内板を見かけなかったので、車を停めることなく先を急ぎます。
2年前にはいつもの四国カルストへの道が通行止めになっていて迂回路を登りましたが、今年は道が復旧していました。2年経っているのですから、当たり前?
ここからは山道をぐんぐん登っていきます。
かなり登って、もう天狗荘も近いと思われたとき、視界にオレンジ色が飛び込んできました。

この夏は7月下旬からずっと野暮用が続いたうえに、主人の叔母が急に亡くなったり孫たちが来ていたりしてなかなか山に行くことができませんでした。8月5日ごろに用事がにようやく一段落したのですが、その後も猛暑が続き、なかなか山に行く気持ちになれませんでした。
そんな中、山友達のKさんからクマ情報のメールをいただいたのが8月10日のことです。御礼のメールを書くついでに、次回の山行予定をお尋ねしたところ翌日の11日に四国カルストへ行かれるとのことです。そういえば、四国カルストの花たちもいろいろと咲いているだろうなと想像したら、急に行きたくなっていつもの山仲間のPさんにラインで連絡してみました。11日はちょうど山の日で高松の山仲間のRさんも行けるかもしれないというのでPさんが連絡してくれたのですが、Rさんは都合がつかず、結局、Pさんと私の二人で四国カルストに行くことになりました。
前回の寒風山では集合時間に遅れてしまい、迷惑をおかけしましたが、今回は登山口である国民宿舎の天狗荘駐車場に9時に行きますということになりました。

山頂からは、笹ヶ峰もチチ山もガスに覆われて、もう何も見えません。
寒風山山頂は2度に1度か3度に1度は、そんな風にガスの中と言うことがよくあります。

花好きの私たちのこと、あっさりと山頂に登るという話にはなりません。
Kさんが、そろそろ裏寒風のお花も咲きだしているかもしれませんね・・・と言うことで、下りて偵察してくださることになりました。
Kさんほど身の軽くない私たちは、私たちでも下れるところから下ったのですが、生憎と裏寒風のお花にはまだ早かったようです。

寒風山には岩場が多くて、岩場には四季折々の花が咲きます。
今回はタカネマツムシソウも綺麗に咲いていました。

桑瀬峠からほんの少し伊予富士側に登るとナンゴククガイソウが咲いています。
山をバックにクガイソウを写そうと思うのですが、こう撮ればこう写るというのがまだ飲み込めてなくて四苦八苦します。

14日の堂ヶ森山行で登山靴のソールがはがれるという事態になってしまいました。
張替に出すとしても、直ぐには出来ないので、岡山の娘宅の近くのアウトドアショップで靴を一つ買うことにしました。たまたま春にザックを買う際にもアドバイスしてくださったお店の方が今回も靴選びで丁寧にアドバイスしてくださって。まずまず歩きやすそうな靴を選ぶことができました。
その新しい靴の慣らし山行に、Pさんと週末にどこかへ登りましょうという話になりました。ほんとは今年に入って東赤石に一度も登ってないので、そろそろ登りたいのですが、真新しい靴ではさすがに不安があるので東赤石には登れません。寒風山なら何か花も咲いているだろうし、靴慣らし山行としてはうってつけですね。その前にたまたま高知の山仲間のKさんとメールした時に寒風山に登るなら同行しますと連絡を頂いていたので、Kさんに連絡させてもらったらご一緒してくださることになりました。

私たちだけだと、お昼休憩も結構短めなのですが、この日はS君がアルコールランプでラーメンを作り食後のコーヒーも淹れたりと、かなりの時間を小屋の東屋で過ごしました。
その間に単独の女性の方は下って行かれたのか、先に出発されたようです。
ベンチから眺めている鞍瀬の頭がお昼を食べ始めたころは素晴らしくよく見えていたのに、次第にガスが出てきました。

山頂に着いてすぐはガスに隠れていた鞍瀬の頭も、休憩しているうちにガスが取れてきて姿を現してくれました。

鬱蒼とした樹林歩きから、いきなり眩しい世界に出てきたもので、周囲を見回しながら登ります。
すると、先を歩くS君が立ち止まっていました。
そして、その横には・・・・待望のピンクの花が・・・

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