初めての大座礼山へ、その2、ゲンノショウコピンク花や白花も
車道歩きは退屈な場合もありますが、この日はいろいろな花が咲いていて退屈しませんでした。
石鎚山系に多いアサマリンドウも例外ではなく、道路法面のあちこちで見かけました。
中には・・・

車道歩きは退屈な場合もありますが、この日はいろいろな花が咲いていて退屈しませんでした。
石鎚山系に多いアサマリンドウも例外ではなく、道路法面のあちこちで見かけました。
中には・・・

県境の秋の散策で楽しみなの一つなのがテイショウソウです。
綺麗な斑入りの葉は春にも目を楽しませてくれますが、白い花が咲くのは9月ごろですね。

植林帯の中を下っていくと、下りきったところが出雲峠です。
最初に登った時と二度目はセンターから出雲峠経由で反時計回りで歩きましたが、今回は時計回りの周回で、出雲峠に下ってきたのは初めてです。

池の段から少し歩いたところで、ちょっとしたお花畑に出たので、そこでお昼にしました。
去年はこの下までかなり下って花散策に行ったのですが、今回は出雲峠まで行くので、時間がなくて花散策は諦めます。

立烏帽子の下りは去年も特に花が多かったという印象がありましたが、今年は嬉しい花も咲いていました。

休憩を終えて、11時47分、まずは立烏帽子を目指して登ります。
比婆山連峰はいくつもの山を周回しますが、それぞれの標高差はせいぜい100m程度しかないので登りも20分程度で楽なものです。
確か、私の記憶では立烏帽子周辺は花の種類がいちばん多かったはず。

遠望園地では特に休憩するというわけでもなく、眺めをちょっと楽しんだらすぐに歩き始めました。
歩き始めた途端、ツルニンジンが目に留まりました。

9月に入って、それまでの忙しさがちょっと一段落しました。
今年は秋の花が早く咲いているので、比婆山へも早目に行こうといつもの山仲間と話していたのですが、9月の第一週の週末は私が都合が悪く、それに天気予報もあまりよくなかったので次週に見合わせになりました。ところが第二週の週末は私以外のPさん、Rさんともに都合がつかず、私だけが参加できることになりました。一人で瀬戸大橋を渡るのも億劫な気がして岡山のYさんご夫婦に連絡したところ、Yさんご夫婦とFさんとともに比婆山を歩けることになりました。
岡山には娘一家が住んでいるので、比婆山を歩いた後は娘宅で孫の顔を見ることにしました。問題は岡山までの足ですが、今回は瀬戸大橋を渡るのは私だけということで、電車利用にしました。

今年の夏は例年になく暑くて雨も少なかったです。
そろそろ咲いているだろうなと思いながらも、標高の低い里山の暑さを想像するだけでとても歩けないと敬遠していましたが、8月30日は台風が関東や東北を通り過ぎていき、その吹き返しのような涼しい風が吹いたのです。里山に行くには絶好の日です。
急いで支度をして、里山に向かったは良いのですが、ストックは忘れるし、肝心かなめの一眼カメラを忘れる始末でした。
仕方なくスマホで撮影しましたが、ただでさえ風が強い日の事、スマホではろくな写真も撮れませんでしたが、まぁ、自分の記録なのでアップします。

五合目で休憩していると、小屋の前に「氷」と書かれた吊り旗がはためいているのに気付きました。
「ここって、かき氷があるのかしら?」とPさんに話しかけると、反対側に座られていた男性が「五合目小屋はかき氷があるんですよ」と代わりに答えてくださいました。
去年はここで炭酸飲料を500mℓを一気飲みしてから一気に調子悪くなったという因縁の場所ですが、今日は下りなのでかき氷を食べても今後の道中に差しさわりはないでしょう。

登山道を下っていると、まだ8時半というのに、下から登ってこられる方が結構います。
この時間に山頂着ということは4時~5時に登り始めたということでしょうか。早朝に登山開始なら暑さでばてることもないでしょうから、良い登り方ですね。ただ、私たちのようにゆっくり歩くものや花をゆっくり見たいものにとっては、ちょっと時間が足りないかなという気もします。

西遊歩道を歩くのは私は今回が初めてでした。
去年は時間が足りず、山頂から中央遊歩道を下っただけでしたが、西遊歩道は花の種類がずいぶん多いと思いました。

駐車場まで下ってきても、まだ早朝7時とあって車はほとんど見えず、静かなものです。
去年は駐車場から16時過ぎのバスで下ったのでした。熱中症になる寸前だったので、バスで下れたのがとてもありがたかったのですが、今年は夜に登ったおかげで、ほとんど人のいない静かな山頂を楽しめます。考えたら3度めの伊吹山ですが、その都度違った登り方をしているので、新鮮ですね。
駐車場まで下ってきたら、すぐ目にとまったのがクサボタンでした。

中央遊歩道を歩いているのは私たち二人と、早朝に茶店に来ていた家族連れだけでした。
最初はガスが漂っていた山頂ですが、下るにつれてガスが取れてサラシナショウマの大群落に目を見張りました。

茶店では話に聞いていた通り、毛布二枚と枕をお借りしました。料金は2000円です。
毛布一枚を敷布団代わりに、もう一枚を掛け布団にします。
濡れた雨具を脱いで、店内の椅子に干し、ザックの片づけなどします。私はうっかりして着替えを持ってきてなかったのですが、ここのところ着用しているサポートタイツは今回はあまりの暑さだったのと、登りは膝痛もないだろうということでザックの中に仕舞い込んであったので、泥で汚れたトレッキングパンツの代わりにサポートタイツで就寝することにします。あとで気づいたのですが、カーテンで仕切られた隣のスペースでは数名の女性の方がすでに就寝されていたようで、私たちが到着してからごそごそと物音や話声を立ててしまいご迷惑をおかけしてしまいました。朝になって彼女たちが4時ごろから起床されたのでお聞きしたら、彼女たちは17時から登り始め21時には茶店に着いていたそうです。なのでちょうど雨には遭わなかったとか・・。「雨の中登ってくるのは大変だったでしょう?」と言われました(^_^;
寝る前に山頂のトイレを利用したら、夜明けまで数時間の仮眠をとるわけですが、体が濡れているのと初めての夜間登山でちょっと興奮していたのか、あまり寝付けませんでした。

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