ササユリの花を見に泉山へ、その4、山頂~中央峰のササユリ
このときの山はほとんど人に会うことtのない歩きでしたが、途中、単独の女性とすれ違いました。
この方が笠菅峠の駐車場に先に車を駐車された方のようで、ササユリの咲き具合をお尋ねしたら、中央峰辺りがいちばん見事とのこと。ならば、中央峰までは行ってみないと・・。
このときの山はほとんど人に会うことtのない歩きでしたが、途中、単独の女性とすれ違いました。
この方が笠菅峠の駐車場に先に車を駐車された方のようで、ササユリの咲き具合をお尋ねしたら、中央峰辺りがいちばん見事とのこと。ならば、中央峰までは行ってみないと・・。
林道終点にもうすぐ着くという頃、車に追い抜かれました。
確か、この林道は一般車両は走れないと思っていたのですが、作業車かな?
林道終点に私たちが着くと、案の定、何か作業をされると思しきおじさんたちが車から降りていました。お話を聞くと、登山道の草刈作業だそうです。ご苦労様です。
そのおじさんたちが仰るには「今年はクマの目撃情報が二件ほどあるから気を付けて登りなさいよ」とのこと。
あれまぁ、そういえば中国地方の山にはクマが多いらしく、この前の駒ノ尾山でも皆さんクマ鈴をつけていたのに、私たちはこの日もクマ鈴を持参していません。仕方ない、鈴に負けないぐらい、賑やかに喋るしかないですね。(^_^;
登り始めは9時16分でした。
中津明神でワタナベソウを見た翌週は「どこへ行く?」とPさんとああでもないこうでもないと相談しました。
石鎚には夏の花が咲きだしているらしいですが、土小屋~石鎚は平凡だしなどと言っているうちに、Pさんのご主人のMさんが権現越~黒岳を案内してくださるというので、すっかりその気になって、飯野山にトレーニングで登ったりしていました。ところが、前日3日にお天気の最終確認をしたら、四国の山はどこも雨のようです。雨の中を歩くのはつらいので、少しでも雨が降らなさそうな山を調べたら、岡山県北の山なら大丈夫そうです。
そうと決まれば、中津明神山のササユリがまだ咲いてなかったので、4日の土曜日に岡山の泉山にササユリでも見に行きましょうと言うことになりました。
最後のちょっとした急坂を汗を流しながら登ると、山頂らしき場所に出ました。
辺りは緩やかな笹原になって、山頂も近いと思われたころ、避難小屋横を通過します。
避難小屋のすぐ前で可愛いツボスミレが咲いているのを見つけました。
しかもツボスミレは花の色が白ではなくて、淡い紫色をしていて、綺麗です。
登山口から沢を渡るまではほんの少し登りだったのですが、沢を渡ってからは道はトラバースしていて、ほとんどアップダウンのない道です。
樹林の中とあって、涼しくて快適な歩きです。
視線をふと道の下側にやったらギンリョウソウに目がとまりました。
危険な個所を過ぎたら、後はのんびりと花や木を楽しみながら下ります。
槍ヶ峰まで戻ってきたら、すぐに下山にかかりました。
PさんとRさんは長い時間、待ってくださってたので、体も冷えたことでしょう。
6月入ってすぐの週末は大山も暑いぐらいだったそうですが、この日はひんやりして登っていると汗ばみますが、じっとしていると肌寒かったのです。
槍ヶ峰には着いたものの、そこから先をどうするか?です。
Yさんとの前もっての打ち合わせでは、「みんな揃って剣ヶ峰のピークを踏めると良いね」と言うことだったのですが、PさんとRさんに意向を確かめると、「いってらっしゃい、私たちはここで待ってますから」とのつれない返事(^_^;
どうしようかな?と迷いに迷いますが、せっかくここまできたならば、せめてもう少し行ってみたいというのが正直な気持ちです。けれども初めて大山に来たというのに、いきなり剣ヶ峰まで行くのはどうなんだろう?Pさんたちをかなり待たせることになるしなど、いろいろな考えが渦巻きました。
稜線に近づくにつれて、ますます急勾配となってきます。
ダブルストックもフルに使って体を引き上げるという感じになってきました。
前回の記事で書き忘れましたが、ダイセンキスミレを最初に見た辺りで、10分ほどの休憩を取っています。後から考えれば、休憩を取れるような場所はこの後ほとんどなかったので、Yさんもここで休憩にしたのでしょう。
その後、再び登り始めますが、この頃になると、そろそろ下りの人もちらほら見かけるようになりました。すれ違えるほどの道幅がないので、どちらかが待つわけですが、丁度この付近からイワカガミが咲いていたのです。イワカガミが咲いていると思っていたら、突然、上から落石。下ってくる男性2人組のどちらかが落としたようです。その石が、危うくRさんやPさんに当たりそうになったので、一瞬、どきっとしました。幸い、2人の間を落ちて行ったのですが、Yさんが石を落とした男性に厳しい口調で「もっと大きい声でラクと言わなきゃ」と注意します。たとえこぶし大の石でも、10mほども落ちれば、加速がついて下手すると大けがになりかねません。私たちも下山の時はくれぐれも落石しないようにしなければと、気を引き締めました。
私たちが休憩している間にYさんが一足先に花の様子を偵察してきてくださいました。
運の良いことに、伯州山では見られなかったサンカヨウが咲いているそうです。
それを聞いて、皆、喜んだのは言うまでもありません。
伯耆大山を初めて眺めたのは、家族で23年ほど前に松江に旅した時に電車の窓から眺めた姿だったと思います。
その後、山登りを復活したのが14年ほど前のことで、いつかは大山に登ることもあるだろうなと思いながら、その後もほかの山から眺めたりドライブしながら眺めたりということが続きました。
それが、今年がまだ明けるか明けないかと言う頃、古くからのネット知人のYさんに「今年は6月初めに大山を案内するから、ぜひ予定しておいてね」というコメントをいただきました。
とはいえ、半年も先のことなので、その日のお天気がどうなるかもしれないし、5月後半に入ったら段取りをしようかなという感じでした。
Yさんとはこれまた私の古くからの花友達の方の掲示板で知り合ったのでした。
たぶん今から13~14年ほど前、インターネットで北アルプスなどの山の画像を再び見るにつけ、山への熱い思いが沸々とたぎってきて、当時小学生だった末っ子を連れて立山室堂などにドライブに行きました。室堂から立山連峰の稜線を見上げて、「いつの日か再び、あの稜線に立とう」と思ったことを今も覚えています。
そんな山の画像を花友達の掲示板に投稿していたら、学生時代はやはりワンゲルだったというYさんに「今はいろいろな事情で山には登れないけど、山への気持ちを思い出しました。ありがとう」と言うコメントをよせていただいたのです。
若い時に山に登っていた人間が、仕事や子育てなどで山に登れない気持ちと言うのは一種独特のものがあります。
その後約10年が経って、Yさんは大山の様子や可憐な花をアップしたブログを立ち上げられ、そして私の方も山のブログを立ち上げました。ブログはたまにのぞかせていただく程度でしたが、大山の何とも怖そうななコース…ラクダの背と言うコースを歩かれているようで、確かそのためにタバコも断たれたとお聞きしました。7年ほども前にセツブンソウの自生地を教えていただいたりで電話で連絡を取ったりしたことはありましたが、その後はブログにコメントをいただくぐらいで、もちろん、お会いしたこともなかったのです。
林道まで下ってきたら、後は道沿いの野草を楽しみながら駐車場まで歩くだけのはずでした。
ところが、予想していたよりはるかに雪が多く残っていて、しばらくは雪上歩行となってしまいました。
山頂では少し早かったのですが、お昼ご飯にしました。
何しろ朝の出発が早かったので、11時前でもお腹は空いています。
山頂では鳥取から来られたグループの方が直ぐ後に登ってこられたので、いろいろと話が弾みました。私たちが四国からだというと、ずいぶん驚いておられました。
石鎚にいつかは登りたいと仰るので、最初の登りと言うことで表参道コースをお勧めしました。
そのうちに岡山市内の若い男女のパーティーも10人ほど登ってこられ、山頂が賑やかになったので、私たちは下山することにしました。
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