10分ほど休憩したら、12時20分に出発します。登りはじめたら、いきなり上から20名ほどのパーティーが下ってきたので、しばし待ちます。山登りの際のルールはほんとは登りが優先で、下りの人が登りの人を待つのが普通なのですが、最近はそういうこともあまり知られてないようです。
特に人数の多いパーティーを単独のものや2人ほどの少人数で待つのは時間のロスが大きいので、気をつけて欲しいと願っているのですが・・・。
さて、途中で出会った方にゴヨウツツジが素晴らしいとの情報を頂いたので、早く花を見ようとして、自然に足も速まります。
いよいよ筒上北尾根の取り付きにやってきました。
この前、唯一咲いていた木はそれほどでもないですが、上を見上げると、真っ白な花をつけた木があちらにもこちらにも見えています。
岩黒山への稜線伝いの道は、どういうわけか歩いている人も少ないようです。今日のお目当ては恐らく皆さん、筒上の尾根道のゴヨウツツジでしょうから、そこまでは巻き道利用で登っているのかもしれません。しかし、こんな天気のいい日に気持ちの良い稜線コースを歩かない手はありませんね。この日は午後から雷雨などの予報も出ていたので、なおさら、巻き道は帰路に利用するほうが良いと思ったのですが・・。隠れるところのない稜線では雷はいちばん怖いです。
身支度をして、出発したのは8時57分です。
う~ん、自宅を前の週と同じ時間の出発なのに、歩き始めが50分近く遅いのは、私の運転がとろくさいせい?それとも、途中で何度も車を停めて撮影したりしてたせいでしょうか?
ともあれ、前の週よりも展望が楽しめそうで、わくわくです。
つい8日前の16日に、アケボノツツジを見に、岩黒~手箱と歩いてきたばかりですが、実は今日(24日)、再び、同じ山系を歩いてきました。
先週、ゴヨウツツジがほんの数輪咲いているのを見たのですが、帰宅してから、どうしても満開の姿も見たくなったのでした。ゴヨウツツジを初めて見たのは3年前の5月末のことですが、そのときも笹倉湿原から筒上の県境尾根でゴヨウツツジを見ていますが、その後来た尾根を下るときには雨が降り始め、ガスも濃くなって、十分な撮影も出来ませんでした。ロングコースで時間の余裕がなかったこともあります。
去年はアケボノツツジの見ごろでしたがゴヨウツツジには早すぎて一輪も見ることができませんでした。今回は8日前に咲き始めの姿を見ているので、花の時期を外す心配はありません。
自生のエビネを見つけて3年目になるでしょうか。
花芽が上がっている株が、次回訪れたら、きれいに掘り盗られてしまい、がっかりするやら憤慨するやらといったこともありました。
今年も、ちゃんと咲いているかな?と気を揉みながら自生地に行きました。
お昼ご飯を食べ、食後のホットコーヒーを飲んだら、後は下山にかかります。時刻は13時35分です。雨も本降りになってきたようなので、雨具をつけていざ出発です。ツツジの花は往路でほぼ撮影し終わっているので、デジ一はザックの中に仕舞い込んで、コンデジだけは直ぐに取り出せるようにします。
10時40分、筒上の尾根道と巻き道との分岐までやってきました。
06年は笹倉湿原から筒上まで歩きこの尾根道を下ってきました。そして、去年は岩黒山のほうからこの筒上の尾根道を直登しましたが、道は割合はっきりしているのですが、私にとってはちょっときつかった記憶があります。
去年はゴヨウツツジはまったく咲いておらず、ちょっとがっかりしたのですが、その同じ木が、今年は数輪だけですが咲いているではありませんか。
岩黒山頂からの下りは筒上方面の雄大な眺めが楽しめるダイナミックな下りです。
去年もそんな眺めをたっぷりと楽しみましたが、今年は下っていて、息を呑みました。
去年もアケボノツツジが見えていた山肌にガスがかかり、アケボノツツジが見え隠れしています。それは今まで見たことのないような素晴らしい眺めでした。
立ち尽くしたまま、何枚も何枚もシャッターを切ります。
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