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2010年7月

2010-07-29

ヒメユリ

アルプスから帰ってから10日ほど経とうかという頃、山友達のTさんから電話をいただきました。ヒメユリが見頃らしいので、見に行きませんかというお誘いでした。

ヒメユリは高知のカルスト高原に咲くのですが、2年前に行ったときは8月半ばだったので、とっくに咲き終わっていて、代わりにコオニユリが咲き誇っていたのです。そしてその直ぐ後に阿蘇にドライブに行ったら、阿蘇の山野草のお店で、阿蘇には黄色いヒメユリも咲くと言われてびっくりしたのでした。

でも、私は黄色どころか赤いヒメユリも実物は見たことがなかったのです。画像で見ると、派手な朱赤をしていて、私の好みではなさそうかなとも思えたのですが、実物はとっても可愛いユリでした。

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2010-07-26

010年夏、扇沢~鹿島槍、その14、下山

種池から下ってしまうと、もう立山も見えなくなるので、名残惜しかったのですが、9時58分、いよいよ山とお別れです。

下山したときよりも、稜線を後にするときがいつも何故か淋しいです。これから恐らく1年間、アルプスにはもう来れないでしょうから・・。

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010年夏、扇沢~鹿島槍、その13 コマクサとクモマスミレ

やがて、南峰への登りに差し掛かる頃、まずクモマスミレが見えてきました。

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010年夏、扇沢~鹿島槍、その12、剣が見えた

翌16日はいよいよ下山の日です。

前日に起床が5時を過ぎてしまったので、今度こそ早起きしなければと思っていたのですが、目が覚めたのは4時45分という、ほどほどの時刻でした。あまり早起きすると、四国までの帰りの運転が地獄の睡魔に襲われるので、その辺りが難しいですね。

実は15日の夜は一晩中、雨音が聞こえ、おまけに風の音までしていたので、去年の白馬山荘での夜の再来かと心配していました。白馬山荘での夜とは、トムラウシの遭難が起きたときのあの猛烈な強風と雨の夜です。

しかし、今回も幸運なことに、朝までに雨はやんでいました。P7166040

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2010-07-25

010年夏、扇沢~鹿島槍、その11、ミネザクラとツベタ小屋

南峰から先は午前中に歩いてきたばかりの道ですが、帰りにはすっかりガスってしまって立山や剣はほとんど見えなくなってしまいました。

そんな訳で、目は自然と花ばかりを追っかけます。

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2010-07-24

010年、扇沢~鹿島槍、その10、イワウメと鹿島槍北峰

鹿島槍南峰には先に出発されていた北海道の方たちもすでに到着されていましたが、山頂はもちろん私達2人と北海道の2人だけです。

それまでにも五竜方面から縦走されて来る方は皆無でした。結局、この日、鹿島槍界隈を歩いていたのは私達4人だけだったようです。

種池山荘で作っていただいたおにぎりのお弁当を山頂でいただきます。

ガスがかかっていて天気は悪いのですが、風がないのでじっとしていても寒くはありません。標高2900m弱にしては暖かいですね。北海道組は、この後、小屋まで帰られるとのことでしたが、私たちは時間もあることだし北峰まで行ってみることにしました。もっとも、展望は期待できませんが・・・。しかし、南峰を下り始めた途端、それまで見かけなかった花が咲いていて、結局、花を見るためには北峰行きは正解だったのでした。

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010年夏、扇沢~鹿島槍、その9、クロユリそして鹿島槍南峰

ツベタ小屋(冷池山荘のことです)で宿泊の申し込みをしたのですが、時間がまだ早くて部屋が清掃中とのことです。そこで、自炊室にザックを置いて鹿島槍までピストンすることにしました。ついでに、お腹が少し空いたので、ガスコンロでお湯を沸かし、コーヒーを入れて軽く食べます。コーヒーは娘の結婚式で行ったハワイのお土産のコナコーヒーです。コナコーヒー100%のインスタントですが、これがまろやかで美味しいのです。

北海道のお2人に遅れること約15分、9時47分に鹿島槍に向けて出発です。

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2010-07-22

010年夏、扇沢~鹿島槍、その8、冷池山荘へ

爺ヶ岳の中峰直下を巻くと、あとはなだらかな下り坂となっていて、鼻歌交じりで歩けるぐらいの快適な道です。

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010年夏、扇沢~鹿島槍、その7、コマクサと爺ヶ岳

種池山荘では2人で一室に通されてゆっくりと寛ぐことが出来ました。後で聞いた話ですが、ほんとはこの日は地元の中学生が団体で登ってきて泊まる予定だったそうですが、悪天候が予想されたのでキャンセルになったのだそうです。

そんな訳でこの日の宿泊者は私達2人と北海道から来られたという女性2人だけという、まことに静かな山小屋での滞在となりました。

夕食時に良く眠れるようにと缶ビールを1本いただいたせいか、その夜は小屋の外ではほぼ1晩中雨音が聞こえましたが、夜は何度か目覚めたものの比較的良く眠ることが出来ました。

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2010-07-21

010年夏、扇沢~鹿島槍、その6、シラネアオイそして種池山荘へ

書き忘れましたが、この日、柏原新道を登っていて、すれ違ったのはたった1組のパーティーだけでした。トップを60代のかなり年配の男性が歩き、次に若い女性も歩いていたりと、どういうパーティーなのかちょっとわかりませんでしたが、他には誰とも会うことのない静かな歩きで、私も後輩も人の多い山が嫌いなので、そういう意味ではほんとに願ってもない山行でした。

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2010-07-20

010年夏、扇沢~鹿島槍、その5、ハクサンシャクナゲ

標高2000mを超える頃から、次々と花が咲いているので、退屈しません。

それに、やはりそのぐらいの標高になると涼しいもので、歩き始めの頃の蒸し暑さもなくなって、時おり吹いていく風が心地良く感じます。

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010年夏、扇沢~鹿島槍、その4、爺ヶ岳が、一瞬、見えた

その後も、種池山荘が時おり見えてきて、視界があるということは、たとえ曇っていても素晴らしいですね。

少しずつ高度を上げるに連れて、西側の稜線がせり上がってくるのを感じるのも楽しいものです。

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2010-07-19

010年夏、扇沢~鹿島槍、その3、ケルン

雨も上がったので、かなり気が楽になりました。降られてもそれはそれでいいのですが、何しろ雨具を着込んでいると暑いのがたまりません。

すでに首にかけたタオルが汗でびっしょりになっています。

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2010-07-18

010年夏、扇沢~鹿島槍、その2、モミジ坂

柏原新道を歩き始めたのは12時17分でした。

夏のアルプス第1日目の歩き始めは、毎回、13時を上回ることが多く、暑い最中の歩きとなるので、私かYさん、どちらかが毎年のように絶不調に陥ることが多いのです。一泊目の宿泊場所である種池山荘には前日に私が予約を入れましたが、到着は17時ごろと伝えて置きました。昭文社の地図のコースタイムは3時間50分ですが、休憩を入れたり撮影時間を含めると5時間は見て置いたほうが良いだろうと思いました。

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2010-07-17

010年夏、扇沢~鹿島槍、その1、アプローチ

毎年、6月ごろになると、今年の夏はどこの山に登ろうかと考えます。

ここ4,5年、後輩のYさんと南アルプスや北アルプスを歩いていますが、今年は9月初めに上京しなければならないので、今回の山歩きは二泊で行けるところをと、考えていました。

南の塩見、笠新道からの笠なども候補に上がりましたが、去年、安曇野や白馬から眺めた鹿島槍が印象に残っていて、鹿島槍はどうだろう?とずっと思っていました。

それと、山に入る日程を海の日の3連休前にするか後にするかでも、ずいぶん迷いましたが、Yさんのスケジュールとたとえ雨が降っても静かな山が良いという言葉で、直前の12日に日程を14日~16日に決断しました。

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