馴染み深い三豊の山に登る、その2、竜王山から毘沙古山へ
三角点周辺は木を切ってくれてあって、思いのほか展望が良かったです。

三角点周辺は木を切ってくれてあって、思いのほか展望が良かったです。

蟠蛇森山頂はこれが三度目ですが、毎回1月の山行と言うのに快晴です。
高知の空は真冬なのにどうしてこれほど青いんだろう?っと、いつも思ってしまいます。

ついこの前まで咲いていたようなツルリンドウの咲き跡を見たと思ったら、登山道沿いに今度はツルリンドウの果実が現れました。

港からまずは東に向かって歩きます。
昔、寅さんの映画のロケ地となったこの島には、その時の様子を撮影した写真が張られています。

うすうす予感はあったのですが、夜明峠からの石鎚の姿もこの時期とは思えない冴えない姿でした。
花も紅葉もないこの時期は、雪があることがいかに被写体として価値があるかが良くわかりました。
夜明峠には10時24分の到着でした。

雪が多い時は成就までですでに綺麗な霧氷で前に進めず、成就を出てからもブナ林の霧氷が素晴らしくて、なかなか進めないのですが、この日は雪がまったくないので黙々と歩くのみです。

ヤッコソウが自生しているのはどの辺りだったかしらん?とPさんと話しながら登っていきます。
Kさんは鈴ヶ峰には初めていらしたそうで、それもそのはず、高知にはヤッコソウの自生地は何か所かあるのですから、わざわざ徳島まで見に来ることはないでしょうね。けれどもお寺の境内などで生えているのと違い、山登りで見るヤッコソウは歩いた分だけ感動が違いますね。
気温はずいぶん上がっているようで、20℃はあろうかと言う中、登っていると汗だくになります。
前回の砥石権現では冷たい風の中を歩いたので、寒かったのですが、その後の山歩きでまたまた汗だくになろうとは思いもしませんでした(^_^;
そろそろヤッコソウの自生地なのでは?などと言いながら歩いていくと、先行者の方がおられました。車道の広くなった場所に駐車してあった車の方のようです。よく見ると、なんと大きなカメラを持参されています。こんなカメラを持っていらっしゃるとは、もしかしたらTV局のカメラマン??

Pさんの話では最初の登りがきついらしいです。
なるほど、しょっぱなから登っています。
アオキレス腱が伸びそー・・・。

10月の第3週末は秋祭りのために山には行けませんでした。
第4週末は特に予定もなかったので、徳島の山に紅葉を見に行こうかなと考えていました。なぜ徳島なのか?と言うと、剣山の麓に住んでいる山友達のOさんと9月にお会いすることがあって、そのときに、またどこかに一緒に登りましょうかと言う話が出たのです。以前から秋の雲早山も自然林が多いので綺麗だろうなと思っていたのですが、Oさんと雲早にでもと思っていたのです。
それが、10月23日に急遽落合峠へ紅葉見物ドライブに行ってきたのですが、すでに紅葉は標高1000mちょっとまで下りてきていて標高1500mでは終わっていたのです。雲早山は標高1500mあるので、稜線の紅葉は終わっていることでしょう。ならば、標高1000m~1300mの山に行く方が良さそうです。山行の日は勝手ながら私の都合で25日にしてもらい、Oさんと行き先をどこにしようか?と相談したりしていました。Pさんもお母さんの体調が悪い様であまり動きが取れないようですが、今回もだめもとでメールを入れたら参加できるとのことです。Pさんとも電話で行き先を相談したところ、砥石権現が良さそうと言うことです。砥石権現なら標高も1300m台なので途中の紅葉が丁度良さそうですね。私としてはまだ登ったことがない山なので、願ったりかなったりでした。

兜岩ももちろん貸切状態で、私たち二人だけ。
アケボノの時期には兜岩が混雑するというのが、ちょっと想像できないワタクシメです。

岩場を越して、もうすぐ山頂だとばかり思い込んでいたのですが、また登りがありました。
西赤石まではニセピークのような小ポークがいくつもあって、何度来ても騙されます(^_^;

銅山越を過ぎてしばらく登って行くと、展望が開けて、振り返ると眼下に銅山越や西山が見えてきます。
ツガザクラの花の季節には、ここからもう少し登るとツガザクラの群生地があるので、そちらに気を取られますが、秋は何と言っても展望が楽しみですね。

岩の上に腰を下ろしますが、お昼を食べる前にも、展望が気になります。
ガスがかかり始めているので、その前に撮影しておくとしましょうか。

三嶺の眺めを楽しんで、もとの登山道へ帰ろうとしていたら、センブリが目につきました。
岩場の傍は笹が薄くなっているので、センブリもなんとか生えることが出来たようです。
ここは標高が高いので、センブリの花はもう終わっているだろうと思い込んでいたので、これは嬉しい誤算でした。

緩やかな笹原の道を登って行くと、行く手には真っ白な雲がぽっかりと浮かんでいます。
真っ青な空だけよりも白い雲が少しあったほうが撮影には雰囲気が出るんですよね、なんて贅沢なことを考えながら歩きます。

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