山友さんとタカネバラ山行、その6、下山
権現越ではいったいどのぐらい休んでいたんでしょう?
30分ほど風に吹かれていたかと思いましたが、デジカメの撮影記録から計算すると、25分間休憩していたようです。
14時20分、床鍋までの長い下りを下り始めます。
工事の方に挨拶して「帰りは山道を下られるんですか?」とお尋ねしたら、「そんなことしてたら仕事になりません、迎えが来るんです」と笑って仰ってました。迎えとはもちろん、ヘリのことで、その後2時間の下りの最中、ヘリコプターの飛ぶ音を何度も聞きました。

権現越ではいったいどのぐらい休んでいたんでしょう?
30分ほど風に吹かれていたかと思いましたが、デジカメの撮影記録から計算すると、25分間休憩していたようです。
14時20分、床鍋までの長い下りを下り始めます。
工事の方に挨拶して「帰りは山道を下られるんですか?」とお尋ねしたら、「そんなことしてたら仕事になりません、迎えが来るんです」と笑って仰ってました。迎えとはもちろん、ヘリのことで、その後2時間の下りの最中、ヘリコプターの飛ぶ音を何度も聞きました。

トラバース道と言っても、普通の登山道とは違い、岩がごろごろしているので、飛ばして歩くわけにはいきませんが、その代わり、ここでもタカネバラを始めとしていろいろな花が咲いています。
ここではまさに橄欖岩を背にして咲いているタカネバラが見られ、誠に東赤石らしい眺めとなっています。

さて、問題はこの先の歩きです。
この時期のごく普通のコースとしては右コース→東赤石→八巻山→赤石山荘→左コース→瀬場というのが一般的です。その際、皆さん、山荘前でオオヤマレンゲを見るのですが、オオヤマレンゲは権現越を下っても見られるので、無理を言って、権現越コースを下ることにしていただきました。
でも、その前にお昼御飯です。
ユキワリソウは5月末に見ているので、ユキワリソウのある三角点や山頂をパスすることにしました。トラバース道を西にほんの少し歩いた場所に展望が良い場所があるので、そこでお昼にしようということになりました。

休憩を終えて、いよいよタカネバラへの道を歩き始めます。
私は毎年必ず見に来ているタカネバラですが、意外だったのは、同行のPさんはタカネバラの一番きれいな時期に見てらっしゃらないとか・・・。確かに梅雨の真っ只中に咲く花なので、お仕事をされている方はこの花を週末に見るのはなかなか難しいんですよね。

瀬場谷に着いたのは8時3分です。
いつものごとく、ここで10分ほど休憩を入れます。
ここでヒメレンゲなど見たこともありますが、あれはいつの季節だったか?
アワモリショウマも過去には見ているはずですが、この日はアジサイ以外は咲いている花は見ませんでした。
沢のほとりに降り立つと、それまでかいた汗がすーっと引いていくのを感じました。
この日は早朝から登り始めたにもかかわらず、瀬場谷まででもかなりの汗をかいていたのです。

毎年、6月末には必ずと言ってよいほど登っている東赤石山。
もちろん、この時期のお目当てはタカネバラですね。
去年は東赤石~西赤石を縦走したため、のんびりと花を見ることはなかったのですが、今年はじっくりと見に行こうと思っていました。
梅雨のこの時期は平日でも晴れ予報の日を優先させるため、ここの所良くご一緒している山友さんとも都合が合わないかな?と思っていたら、山友さんが25日に急遽山に行けることになったので、ご一緒することになりました。
毎年、単独で行くことの多いタカネバラ山行ですが、今年は山友さんたちと和気藹々です。山は一人で登るも善し、仲間と登るも善し……他愛もないことを喋りながら、権現越の風に吹かれたのが心地よかった・・・。

13時17分、天狗峠から下り始めました。

天狗塚の山頂にはかれこれ30分以上はいたようです。
もっとのんびりしていたいのですが、問題は途中の落合集落付近で頼んできたお豆腐です。
お豆腐屋さんがいつまで開いてるのだろう?と道々、KさんやPさんが心配していたのですが、何しろ朝の早い職業柄、夕方まで開いているかどうか微妙ですね。それに、下山した後の林道歩きもありますし・・・。
お豆腐屋さんの店じまいに遅れないよう下山しないといけないので、ぼつぼつ下ることにします。
下山を始めたのは12時25分でした。

牛ノ背三角点に着いたら、まずは自宅で作ってきた冷えたポカリを300mlほど一気に飲み干しました。この日はそれほど暑くもなかったのですが、それでも6月に入っているというのに、3時間近くも何も飲まず登ってきたのも、最近では珍しいことでした。
お腹もすいていたので、おにぎりも一個食べました。
この先、天狗塚の急登が待ち構えているので、空腹では登れませんから・・・。

まずまず急な尾根道を登っていると、やがて、なだらかな尾根へと変わってきて、辺りは気持ちの良い森になってきます。
周囲には針葉樹の立派な株が見えています。

6月の第2週末は、ここのところ良くご一緒しているPさんとどこかに行きましょうとお誘いメールを入れてありました。Pさんのお休みの日は15日だろうと、勝手に推測していたら、13日に返信メールが来て14日にご主人のMさんも一緒に3人でどこかに登りましょうということです。
14日は娘一家が来ることになっていたのですが、着くのは夕方のはずなので、何か適当に夕食を作ってさえおけば、14日でも特に不都合はないはず・・・。ということで、13日夕方から山行用の行動食を少し買い込んだり、娘たちの夕食用に鶏肉と白ネギを20本ほど串に刺して冷蔵庫に入れたりしておきます。焼き鳥用のバーナーはあるので、私の帰宅が遅くなったら、娘に焼いてもらうつもりです。
行先は前夜に最終的に打ち合わせをして、久しぶりの天狗塚にしました。

当初の予定では東山の手前の分岐でヒュッテ方面に下る予定でしたが、そちらを通ると樹林の中を歩くそうです。やっぱりツガザクラやアカモノをもう一度良く見たいということで、来た道をそのまま下ることにしました。
嬉しいことに登りでは見つけそびれたホソバシロスミレが咲いていました。

登る前は西赤石なんて楽勝などと思っていたのに、やっぱり撮影枚数が多いのと暑さのために、ペースもだんだん遅くなってしまいました。
Rさんが「12時までには山頂に着かないと・・」と仰っていたのは、たぶん、その頃はまだ前赤石まで歩こうという希望を捨ててなかったのでしょうが…(^_^;

登って行くうちに、石鎚山系の稜線がせりあがってきました。
これも山登りの醍醐味の一つですね。

銅山峰ヒュッテの周囲では、早くも元気のよいアカモノが出迎えてくれました。
丁度陽射しを浴びて、花が輝いています。

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