ようやく登山口への道がわかり、ほっとして歩き始めました。
しかし、すでに午後二時半を回っているので、気持ちがちょっと焦ります。この時期は夕方5時半ごろまでは何とか明るいし、それまでには下山できるだろうと思うのですが、この日は夜7時半から用事があるので、逆算すれば6時半には帰宅したかったのです。
1月18日に鳴門市にある大麻山(538m)と言う山に登ってきました。
大麻山に登るきっかけは年末に徳島の花友さんのTさんから電話をいただいたことでした。
Tさんは花の苗を4000株も育ててらっしゃるので、時間が出来たら取りに来てくださいとのことでした。年末は忙しくて伺えないので、1月になって時間が出来たら、山歩きも兼ねて伺うことにしました。
徳島の山は剣山や矢筈山といった比較的高い山は冬以外のシーズンには良く登りますが、徳島の里山は登ったことがなく、また、Tさん宅で花苗をいただく時間も計算に入れておかねばならないので、2~3時間で登れる山を考えていました。
そこで思い出したのが鳴門の大麻山です。
2,3年前に、東京の義兄がみえた折に鳴門に案内したことがあり、そのときに立ち寄ったドイツ館付近から大麻山が見えていて、いつか登ってみたいと思っていたのです。
畑や民家の間を縫って登るのは、いつもの山登りとは一味違う歩きです。
畑になっている野菜や果物を眺めながらの歩きは、私には面白いのですが、何しろ普通の山道よりもうんと急な道ばかりで、お世辞にも登りやすい道とは言えません。
1月初旬の3連休最終日である1月9日に高知の蟠蛇ケ森に登ってきました。
蟠蛇ケ森には二年前の1月3日にも登っていますが、そのときにもコショウノキの花が思いがけず早く咲いていたので、春の花の開花が早そうな今年は咲いているかもしれないし、また海岸に近いので、海岸に立ち寄れば、まだ花が咲いてるかもしれないと思ったのです。
高松の山友達のRさんをお誘いしたら、いつもの山仲間であるEさんやKさんにも声をかけましょうということになりました。
弥谷山を過ぎて、黒戸山方面へと足を伸ばすことにしました。
しかし、黒戸山まで行き、久保谷方面へと電力の保線路を下ると、下山口から登山口まで車道歩きが30分はあります。そうなると、帰りが遅くなるので、実家に電話して、母が迎えに来てくれるようなら黒戸山まで行くことに、だめなら黒戸山への途中にある分岐から弥谷寺方面へと下ることにしました。
電話をかけてみたら、運の良いことに母は家にいました。特に予定はないとのことで、迎えに来てもらえることになったので、16時半に鉄塔保守路の鶏月まで迎えに来てもらうよう頼みました。ところがこの後、携帯の電源が切れたのです。
風もなく寒さを感じない歩きでしたが、竜神平までやってきたら少し風が出てきたので、愛大小屋の中でお昼を食べることにしました。
この日は、おいわさんの写真展見学という次の予定があるのと、私の足の不調もあって、山頂はパスするという話になっていました。皿ヶ嶺は、山頂はあまり面白くない山だし、今まで10度は山頂を踏んでいるので、パスしても構わないでしょう。
登るにつれて少しずつですが、積雪も多くなってきました。
年齢を経ても、真っ白な雪の上を歩くのは童心に帰って、心がはやります。
山を歩く人間の精神年齢が若いのは山から常にこういった感動や刺激をもらっているせいでしょうね。
雪でも降ってから時間が経った雪は遠目には綺麗でも、近くに行くとあんまり綺麗ではないですね。
でも、この日の皿ヶ嶺の雪は文句なしの新雪…新雪をまとったものは雪のない時と違い、枯草でもなんでもすごく魅力的です。
11月末に足を故障したこともあって、12月は里山歩きでお茶を濁そうかと考えていました。そうこうするうちに押し詰まってきたら、大掃除などで山どころではなくなるでしょう。
ところが、久々に開いたメールボックスに、おいわさんから滝の写真展のご案内のメールが届いていました。おいわさんは私のネット山友さんの中では一番古くからのお付き合いのある方で、10年来、HPや掲示板、ブログなどを通じて活躍ぶりを見聞きしています。特に今年の5月初めには陣が森から皿ヶ嶺のコースを案内していただいたりもしましたので、写真展にはぜひ伺おうと思いました。、高松の山友達のRさんに連絡したら、一緒に行きましょうということで、すぐに話がまとまりました。
最近のコメント