寒風山でオオヤマレンゲのお花見、その6、桑瀬峠でコーヒータイムして下山
寒風山は裏寒風から登ると、表の下山はおまけのようなものですね。
道もよく整備されていて、安心して歩けます。
寒風山は裏寒風から登ると、表の下山はおまけのようなものですね。
道もよく整備されていて、安心して歩けます。
寒風山では、たいていお昼は山頂ではなくて西峰でいただくことが多いです。
この日はオオヤマレンゲ見物の方たちが多く、西峰の岩場も盛況でした。
ところが・・・・
裏寒風も3度目ともなると、ルートもわかってきて、道標がなくとも今度はあっちに行くのだなとわかります。ただ、ここは岩場にお花が多いので、ついつい寄り道してしまうのですよね。
第二展望台では一人の男性が三脚を立てて、裏寒風の素晴らしい眺めを撮影中でした。
空がすごくきれいなんだけど、逆光なのか撮影するとあまり綺麗に写ってないのが残念・・・
考えてみたら、前回、裏寒風を登ったのは去年の5月のことでした。
まだ大きな手術から半年ほどしか経ってない時期でしたが、古い山仲間の山じいさんをエントツ山さんに引き合わせるという任務のための山行でした。エントツ山さんに「裏寒風登頂所要時間5時間という最長不倒記録を打ち立てた」などと茶化されたほどゆっくり登りました。コロナの最初の自粛期間でほかに誰も登ってないという時期でしたが、今は自粛と言っても皆が動き回っているという・・・・。人間ってどんな状態にも慣れる生き物なんですね。
前後に次々と人が登っているという、これまでになく珍しい状況でした。
そんな中、Aさんが早速、何かを見つけられたようです。
6月第2週の週末は予報では雨だったので、Rさんとの山行はお流れとなりました。
翌週の第3週の週末は20日の日曜日が天気が良さそうです。ところが、この週末はいつもの山仲間のRさんは田植えのため、山行はお休みだそうだしPさんはお父さんの具合があまりよくないので、やはりお休みです。オオヤマレンゲをまだ見てなかったので見に行きたいけど、標高から考えると、寒風ぐらいがちょうど良さそうです。高知の山仲間のAさんに連絡したら、ご一緒してくださるとのこと。この時丁度Aさんから綺麗なオオヤマレンゲの花画像が届きました。え?もうオオヤマレンゲを見ているのに、またお誘いするのも悪いな~と思いながら、エントツ山さんにも声をおかけしました。するとエントツ山さんからもタカネバラとオオヤマレンゲの画像が届きました。お二人ともすでにご覧になっているのに、私に付き合ってくださるとのことで、有難いことです。感謝感謝ですね。
20日は最初は晴れ時々曇り程度の天気予報でしたが、前日になると快晴との予報が出ました。
一ノ沢上部に登るにつれ、崩壊がひどくなり、近寄ると恐怖を覚えます。
オキナグサの咲いているところからさらに少し登ったら、今度はツガザクラが出てきました。
登るにつれて、だんだん花が増えてきて、稜線をバックに咲いているのがいかにもアルペンチックです。
崩落しかかっているガレ場の縁に登山道がついていて、その後もずっとその道を登っていきます。
綺麗な淡いピンクのイワカガミが咲いていました。
堰堤を越えて少し登ったところで、最初の水分補給のために少し休憩しました。
大山は夏場はとても暑い山で、この日は朝方は寒いぐらいでしたが、木陰がないので水分補給を早めにしておかないと熱中症などになったら大変です。
2年前の秋に岡山在住の山仲間のYさんが亡くなられました。
亡くなったことを知った日は、私が退院してきたその日のことでした。
同じような病気でしたが、彼女は返らぬ人となりました。その後、彼女の仏前に山仲間とお参りに行ったときのこと、彼女の遺影は大山一の沢でイワカガミの咲き乱れる中でほほ笑んでいる写真だったのでした。
その時同行していた山仲間たちで、Yさんを偲んで一ノ沢に行こうという話が出ました。ところが、去年はコロナ禍で大山の花の時期にはとても遠出ができる状態ではなかったのでした。今年は山ならコロナ感染の心配もそれほどないということで、一ノ沢行きの話が復活しました。
ルートをご存じのエントツ山さんにお願いしたところ快諾いただき、6月6日に決行となりました。
なお、このルートは事後に知ったのですが、登山禁止となっているそうで、アップに当たっては悩みましたが、私的な記録ということで、ご勘弁いただきます。2年前に私自身も病気をして一か月の入院を2度経験しましたが、山歩きももうできなくなるかもしれないと思いながらの病床で、自分自身のブログで山の記録を振り返ることが唯一の心の支えでした。そんな経験を踏まえて、今回も花と風景に重点を置いて記録させてください。
西寒峰からの下山はこれまた道のない尾根を下ります。
西寒峰山頂はだだっ広い場所なので、下り始めに間違って変な方向に下るととんでもないことになるので、中津山を正面に見て、境界杭の入った場所を探してもらいます。
結局、寒峰に着いたのは3年前よりもまだ5分遅れていたようです。
尾根に乗るのに時間がかかったのでしょうね。
Pさんに山頂からラインしたら、返信がありました。いろいろと花を見つけておいてくれたようです。
あまりPさんを待たせては気の毒なので、そろそろ下山しましょうか。
たまたま休憩を取った場所のすぐそばでシャクナゲが咲いていました。
寒峰でシャクナゲの花を見たのなんて初めてのことでした。
同じ頃に来ても、やはり違うものが見られるものですね。
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