琵琶湖湖北の花の百名山赤坂山へ、その2、コアジサイの道
階段道が終わって、ようやく平坦な道になってやれやれと思いながら、少し歩いたところで道のわきにアジサイが咲いていました。
階段道が終わって、ようやく平坦な道になってやれやれと思いながら、少し歩いたところで道のわきにアジサイが咲いていました。
コロナが少し落ち着いてきて、県境を越えた移動ができるようになって直ぐ、主人と二人で琵琶湖周辺を小旅行してきました。10年ほど前から司馬遼太郎の「街道を行く」を読んでいて、近江に興味を覚えるようになりました。5年ほど前にも、青春18きっぷを利用して彦根城や近江八幡を歩きました。
今回は電車利用はまだ控えた方が良いので、マイカーで一泊二日で行ける範囲ということで、九州か琵琶湖周辺を考えたのですが、最終的に琵琶湖辺りを回るということに。末っ子に水やりを頼んで出かけるので、末っ子が休みの9日~10日と出かけることに。
近江周辺を巡るとともに、いつの日か登って見たいと思っていた花の百名山赤坂山登山も頭に入れていたので、宿は琵琶湖湖北の木之本に決めました。
赤坂山を地図で見て、30分程度で登山口に行けるところと思って探したのですが、この宿が食事も美味しくて、たまたま私たち夫婦の貸し切りだったようで、良いお宿でした。
登山したのは6月10日のことです。
下山口から登山口の飯谷までは小一時間の車道歩きになります。
前の週の鬼ノ城では下山の時に膝が少し痛かったので、今回も少し心配していたのですが、この日は膝の痛みもなく下ることができました。天気も良かったし、あのきつい登りもこなせたし、私にしては上出来でした。
コーヒーを飲んで落ち着いたところで、いよいよ下山にかかります。
樹走路ではギフチョウに会わなかったので、なにとぞギフチョウに会えますように・・・・Aさんはギフチョウをそれまで未見だったそうなので、なおさらです。
すると、うまい具合に下山し始めた途端にギフチョウに会えました。
そろそろイズモコバイモが出てきても良い頃だな~と思っていたら、第一コバイモ発見。
ようやく勾配も緩やかになり、やれやれと思いながら歩きます。
それにしてもい、これで5度目の大江高山ですが、大江高山に登る日は見事に晴れ渡るものですね。
確か、明るい尾根に出たらシハイスミレが咲いているはず・・・・
急登も毎回、シハイスミレに癒されながら登ったのでした。
今年はどうかな?
やがて、神社の建物が見えてきました。
3月29日の鬼ノ城からの帰り道、Pさんと次の週はどこへ行こうか?という話が出ました。
アケボノツツジはまだ咲かないし、大江高山はちょうどイズモコバイモも咲きだしてるだろうけど、遠いので毎年は行けないし…などと話していました。
ところが、私たちが鬼ノ城に行っていた日に、高知の山仲間のAさんもいらっしゃってたそうです。あとでわかったのですが、その後、連絡を取ったところ、次の週はAさんは大江高山にいらっしゃりたいとのことです。高知からは相当遠いので、大江高山はさすがに無理だろうと思い、お誘いしたこともなかったのでしたが・・・でも、Aさんがいらっしゃるのなら、私たちもご一緒したいかな、それに花の場所も案内できるでしょうし・・・。Pさんに連絡したらPさんも乗り気です。
それが前日になって、Pさんは都合で行けなくなったのです。私だけで行くのもどうかな?と迷ったのですが、ネットで調べるとミスミソウもイズモコバイモもギフチョウも今年はもう出ているとのこと。イズモコバイモのあの可愛い花姿を今年も見てみたいという誘惑には勝てず、同行させてもらうことにしました。
Aさんは高知から国道194号で今治方面に来られるとのことで、今回はしまなみ海道経由です。しまなみ海道ができてすぐに九州からの帰り道に通ったことはありますが、もう長い間、通して走ってないので、それも興味津々です。
結局、6時に湯ノ浦温泉の道の駅で集合ということになりました。
稜線歩きの途中では数人の方とすれ違いましたが、ギフチョウが目的の方やお花が目的の方が多いようでした。この時期は大江高山はいちばん賑わうと思うのですが、それでも静かなものです。
飯谷側の急登は避けられているのか、皆さん、山田側から登られてくるようです。
山頂に着いてしばらくしたら、薄曇りになってきて、午前中の強い日差しはなくなってしまいました。
でも、花の撮影にはあまり強い光線はギラギラした画像になってしまうので、薄曇りのほうがちょうどよいかも・・・
12時46分、下山を始めます。
この日もピストンではなく、山田側に下山するので周回になります。
思った通り、急登に喘ぐ私たちのためにシハイスミレたちが待っていてくれました。
山麓に山辺八代姫命神社という神社があって、神社への参道になっていると思われる道をまっすぐに登っていると、傍らにはミヤマカタバミがいっぱい咲いています。まだ日があまり当たってないので、ほとんど閉じたのが多いですが、中には綺麗に咲いてくれている花もあります。
用意をして歩き始めたのは9時45分。
短時間で登ってこられる山とは言え、けっして早い出発とは言えません。
私が初めて大江高山に登った10年前にはなかった説明板や案内板が登山口に立ってました。
最初の2009年は単独で訪れ、2度目の2011年にはRさんと二人で、そして3度目の2017年にはPさん、Eさんと一緒に登りました。
今回はいつもの3人で登ることができます。
鈴振崖の上にはMさんたちご一行の方たちと登る途中で出会った単独の若い男の子が休憩されていました。男の子とは「また上でお会いしましょう」と言われていたのですが、私たちのずいぶん遅い到着で驚いていたことでしょうね。よほど山の好きな子なのか、山頂の岩の上で横に寝そべって展望を楽しんでいるようです。
私たちはともかく、お昼ご飯にします。もうお昼を回っているので、お腹も空くはずですね。
その前に、北側の展望をと思い、回り込んでみてみたらなんと大山が見えてるではないですか。
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