何とか間に合った高知花散策、その3、早くもスミレに出合う
急登は終わって、緩やかな勾配の道を歩いていると、足元にスミレの花が咲いていました。
飯山でも気の早いスミレが咲いてないかな~と探したのに会えませんでしたが、さすがに南国高知ではスミレももう咲いています。
急登は終わって、緩やかな勾配の道を歩いていると、足元にスミレの花が咲いていました。
飯山でも気の早いスミレが咲いてないかな~と探したのに会えませんでしたが、さすがに南国高知ではスミレももう咲いています。
標高を下げているので、途中でブナの芽吹きが始まっている木が見られました。
やっぱりブナの芽吹きは素敵ですね。
春の山の楽しみは何といってもいろいろなスミレに会えること。
低山ではすでに花が終わったスミレも、標高を上げればいろいろなスミレたちがまだまだ咲いています。
去年は4月下旬に訪れていますが、今年は10日以上も遅い訪問だったせいか、いつも見られるヒゴスミレがほぼ花が終わっていたのが誤算でした。今年は花が遅れていると思い込んでいましたが、何度も寒の戻りがあった今年の春はいろいろな花の時期を読むのがずいぶん難しい年でもありました。
その代わり、遅い訪問だったせいか、クロバナアケボノスミレの数が随分多く見ごたえがありました。
稜線歩きの途中では数人の方とすれ違いましたが、ギフチョウが目的の方やお花が目的の方が多いようでした。この時期は大江高山はいちばん賑わうと思うのですが、それでも静かなものです。
飯谷側の急登は避けられているのか、皆さん、山田側から登られてくるようです。
登りが緩やかになったので、やれやれと思いながら道沿いの花を楽しみます。
たぶん標高は650mは完全に超えたと思うのですが、最後の一登りと言うところですね。
クロモジの花が出てきて目を楽しませてくれました。
充分に休憩したので、ここからは登山道となりますが、何とか 登れそうです。
最初は民家の立ち並んでいるのを見ながら、車道を歩きます。
この日はきっと気温が上がるだろうということで、私は歩き始めから半袖ウエア一枚です。
最初は勾配も緩やかで鼻歌交じりに歩けそうな道です。ここ勝浦は確かひな祭りでも有名な土地柄で、つい3月にNHKが取材した番組で勝浦のひな祭りのことを見たばかりでした。
昔からお雛様が盛んに飾られたということは、裕福な土地柄なんだろうなとは思っていましたが、道沿いに建つ家を見て、その感を強くしました。どの家も木造総二階の立派なお宅ばかりです。家は綺麗に築かれた石垣の上に建てられていて、銅の雨どいを使っています。
この町は一体、何で栄えたの?と思いながら歩いていたのですが、しばらく歩くと道沿いにミカン畑がいっぱいあります。なんと、香川ではミカン畑と言えば海沿いのだんだん畑にあると相場が決まってますが、徳島では海からはあまり近いとは言えない、こんな山の中にあるんですね。
後で徳島在住の花友さんにお聞きしてわかったのですが、徳島ではミカンと言えば勝浦のミカンなのだそうです。山登りで来なければ、勝浦と言う場所を訪れることもあまりなかったと思いますが、山登りはまさにプチ旅でもあり、各地の自然だけでなく風土や産業も知ることができます。
4月4日の散策で、思いもかけず見ることができていちばん嬉しかったのはヒナスミレがたくさん咲いていたことでした。
ユキワリイチゲにはちょっと遅く、イチリンソウやニリンソウにはまだ早いというこの中途半端な季節に敢えて訪れたからこそ見られたスミレです。
いつ来ても葉っぱだけしか見たことがなく、ここのヒナスミレは咲かないのかとさえ思っていたぐらいでしたが、訪れる時期を選ばないといけないんですね。
3月末から4月初めにかけては、ここ数年、岡山に花散策で訪れています。
四国ではその時期にはまだ咲かないカタクリやその他の花を見に行くわけですが、今年は高知の山仲間の方も同行される予定だったので、3月20日ごろに下見をしてきました。
下見の段階でいちばん気になっていたミノコバイモがすでに開花しているのを確認できたので、あとは日程調整です。今回ご案内する高知のAさんのご都合に合わせて3月末の週末と日程を決めましたが、天候が微妙で悩みました。結局、直前の予報を見て少しでも天気の良さそうな3月31日に決行と決めたのですが、それでも岡山の当日の予報は午後からはあまりよくなくて,最悪、雨もあるかな?と覚悟しました。
岡山から帰ったら、讃岐富士にも登る予定なので、集合は丸亀の某所に7時とします。
お昼を食べたら、いざ山頂を目指します。
山頂の標高はそれほどないので、あと一登りと言うところかな?
イズセンリョウを見た場所から数分歩いたところで、滝を発見。
と言っても轟々と音を立てて落ちる滝ではなくて、小規模な滝です。
ランチの途中、これから走る道をgoogle地図で確かめていたら、白鳥神社の近くに「日本一低い山」というのがあるようです。白鳥神社は与治山に行く途中、横を通りがかるので、立ち寄ってみようということになりました。日本一低いのですから、何しろ登頂時間は大したことないはず…(^^;)
標高の低いところでは株が大きかったタカネバラもさすがに稜線で咲いているものはそれほど大きな株はありません。
その代わり、ここ東赤石のトレードマークである茶色っぽい橄欖岩をバックに撮影することができるのです。
4月下旬は県境にスミレ類を見に行きました。
いつもと違う、道を歩いたところ、見慣れない…といっても四国では見慣れないスミレを見ました。
この日見かけたタチツボスミレの仲間はナガバノタチツボスミレ、コタチツボスミレでしたが、オオタチツボスミレまで見られるとは・・・ふつうはオオタチツボスミレというと豪雪地帯に咲くスミレで、岡山と鳥取との県境などに行くと見られるのですが、徳島にも咲くとは意外でした。
検索すると徳島の絶滅危惧1A類だそうです。
どんどん下っていたら、今度はエイザンスミレのようなスミレが出てきました。
でも、ここから近い大河原高原のスミレはアカバナスミレと言われているので、ここのものもアカバナスミレかな~?などということが頭をかすめます。
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