高知花紀行その7、自生のサザンカなど
通り抜けてきた大堂トンネルを再び通り抜け、R321へと向かいます。
綺麗な道ですが、観光客などはほとんど通りません。海岸ですから、メインはやはり夏場ということなんでしょうね。
Nさんがサザンカらしい白い花が見えたというので、またまた車をとめます。
« 2007年11月 | メイン | 2008年1月 »
通り抜けてきた大堂トンネルを再び通り抜け、R321へと向かいます。
綺麗な道ですが、観光客などはほとんど通りません。海岸ですから、メインはやはり夏場ということなんでしょうね。
Nさんがサザンカらしい白い花が見えたというので、またまた車をとめます。
一通り観察した後、車に乗って、そのまま進行方向に進みます。私の頭の中ではこのまま海岸線を辿っていけば、足摺岬に行くような気がしていたのです。
道は一切休憩所から東は細い道です。ところどころで離合可能なように待避所があります。しばらく走ったところで、その道が柏島に通じる道であることに気付きました。海岸伝いに走っても足摺方面にいけなくもなさそうですが、道が細いし曲がりくねっていて、スピードはとても出せないので、時間がかかりそうです。地図をもう一度見てみます。やはり、もとのR321に戻ったほうが走りやすそうということで、再び元来た道を引き返すことになりました。
引き返す途中で、道端の赤い実に目がとまりました。
12月初めに高知を訪れたときにも、サネカズラとサルトリイバラの赤い実をいやと言うほど見かけたので、高知にはツル物が多いということは実感していました。高知は気温は高いし、降水量の多いところなので、ツル性の植物やシダの仲間がものすごく多いのです。
ここ大堂海岸付近も例外ではなく、赤い実がよく目に付きます。
大堂トンネル付近でしばらく散策した後、再び車で走ります。何しろ、今日は長距離を走るので、一箇所で時間を食っていると、香川に帰るのがとんでもない時間になってしまいます。
大堂トンネルはまだ新しいトンネルで、恐らく海岸線まで迫っている山々を貫通して、海岸に直通できるようにつけられたのでしょう。案の定、およそ2kmはあろうかというトンネルを抜けると、そこはもう海でした。
しかし、私が思い描いていた海岸ではないようです。これも後で調べてわかったのですが、大堂海岸は高さ100mもの断崖が続いた海岸だそうで、そんなところは瀬戸内にはないと思います。
トンネルを出て直ぐに分岐があって、左方向は大堂山展望台とかお猿公園とか書かれています。一見、山道のような感じなので、パスして、ここはそのまま直進です。すると、どれだけも走らないうちに休憩所のような展望台のようなところがありました。眺めも良さそうなので、そこで車をとめてみます。
後でわかったのですが、そこは一切休憩所というところで、東屋だのトイレも設置されており、まだ新しくて綺麗です。駐車場は道際に3,4台しか置けなさそうですが、特に他の車が来ることもなさそうです。
さて、宿毛の道の駅で、美味しそうなものをたっぷり買い込んだら、今度こそ、足摺方面に向かいます。
ガソリンが少なくなったので、ガソリンスタンドの見つかる間に見つけて給油します。香川を出るときに、満タン近くだったガソリンが200キロ以上走ったので。かなり減っています。何しろ高知の最西端まで来てしまったのです。しかもここからは人家もまばらな場所を走るのです。
再び、ガソリンを満タンにして、これで安心して走れます。少し走ると宿毛から大月町と言う標識に変わりました。そして、大堂海岸という標識がちらりと見えました。大堂海岸はNさんによれば自然がまだまだ残っている場所で、足摺岬よりもまだ西に行くので、高知の人でもなかなか行けないのだそうです。
それを前もって聞いていたので、大堂海岸という標識を見たら反応してしまいました。地図を見るとR231からさらに南に7キロほど走った場所です。車で7キロというのは道路状況さえ良ければ、ほんの10分か15分で行けますので、3人で相談した結果、「行きましょう」ということに。
標識を右に曲がると左右を低い山にはさまれた小さな川に沿って道路がついています。空はその頃には青くなり、青い空に青々とした山肌が初冬と言う季節を忘れさせるほど。道端に、時折赤い実があって、運転する私の目に入りますが、撮影は帰り道でもできると思い、そのまま進みます。しばらく走ると、いきなり横風が強くなって、ハンドルを取られそうになり驚きました。海に近くなったので、風が強くなったのでしょう。
なおも走ると、何か鮮やかな色をした花が目に飛び込みました。TさんとNさんも「あれは何?」と叫びます。車をとめて観察することにします。ドアを開けるとかなり強い風が吹いていて、ダウンコートを慌てて着込みました。
蛇紋岩地の花々を見たところで、次の目的地の足摺岬に向けて出発です。本日は携帯のナビを使わずとも、Nさんが道案内してくださるので、迷うことなく高速インターに乗ります。
高速は須崎までは延びているので、須崎までは勿論高速利用ですね。朝日を受けながら走っていると、南国高知は暑いぐらいです。この前来たときは周囲の山々はまだ紅葉してなかったのが、今回はコナラの紅葉と思しき紅葉が見られました。そのほかにも低山に多いハゼやウルシなどという木々の真っ赤な紅葉。そして高知にはススキがなぜか多いのです。Nさんに「高知の道路を走っているととススキがよく目に付きますね」と言うと「見慣れているので、こんなものだと思ってました」というお返事です。
香川では山間部と平野部がはっきり別れていて、普段私が走る道は平野部の道ですから、道端でススキはあまり見かけません。お月見のときにススキと思っても、ちょっと山の麓に行かなければ、見つからないのです。ところが高知では、いたるところにススキが大群生しています。
高速は須崎が終点なので、須崎で下りたら、まずは竹崎というお店に寄って、おにぎりと卵焼きを買います。2年前の四万十行きでたまたま立ち寄って美味しかったので、須崎を通るときは寄ることにしています。Nさんの話では高知では有名なお店だそうです。しかし、その後は、今回は足摺まで寄り道をせずに、真っ直ぐ行こうということにしていたので、窪川の道の駅にも寄らず、ぐっと我慢です。四万十川付近でタコノアシと言う珍しい植物が見られるというのを、前もって野草友達に聞いていたので、それだけは見ていこうかと迷いました。しかし、四万十川を渡った後で、たぶんあっちに走ればいいんでしょうね、などと話していましたが、道を逆戻りするような感じになるので、やはり帰りに寄ろうと言うことになりました。
女3人寄ればかしましいとはよく言ったもので、ぺちゃくちゃと話しているうちに「宿毛」と言う標識が目にとまりました。「え~?」確か、宿毛に行く道は足摺岬に行く道とは別の道だったはず。地図で見ると四万十川を渡ったところで、左折なのです。おしゃべりしてて地図を確かめなかったのが失敗でした。
車をとめて現在位置の確認です。近くを歩いていた地元の方に尋ねたら、宿毛の手前まで来ているそうです。それならば引き返すよりもいっそのこと宿毛まで出て、そこから海岸伝いにR321を走って足摺方面に行こうという事になりました。また、」足摺岬はかなり観光地化されているらしいので、少し外したほうが良いかも知れません。
年末の総集編の途中ですが、ここで、突然、関係ない記事に手をつけてしまうことをお詫び申し上げます。
実は12月2日に、高知にアシズリノジギクを見に行こうと思い立って、出かけたのでした。ところが、足摺岬に到達する前に、高知には美味しいものや見るものが満載で、見たり食べたりしている間に、足摺岬までは到底いけない時間になってしまい、窪川付近で引き返すことになりました。(^。^;)このときも焼きたてのカツオのたたき、ウスベニニガナとの出会い、久礼の港町の大正市など、たくさんの画像を撮影してきましたが、なかなかアップする時間もなかったのです。
その後、親しくさせていただいている山友達の方がやはりアシズリノジギクを見たいということで、なんと12月中にもう一度高知まで行くことになったのでした。日時は山友達Tさんの休日に合わせて12月14日と決まりました。
さて、昨日は、一眼の14-42mmレンズでいろいろと写真を撮ってみましたが、キットについていた40-150mmのレンズを昨日は出しませんでした。
私の頭の中では、まだ一眼カメラに対する認識が不足していて、マクロレンズ、望遠レンズ、広角レンズの役割や意味ぐらいはなんとかわかりますが、何mmのレンズが一体どのような撮影ができるのか?なんてことはさっぱりわかりません。
ともかくも実際に撮影して見るのがいちばんと、今日の午後、カメラに40-150mmのレンズをつけました。しかし、取り説のどこにも望遠撮影の仕方なんてことは書いてありません。
とりあえず庭に出て撮影です。
年末の総集編の途中ですが、ここで、飛び入り記事をアップしようと思います。
というのも、昨日の夕方、一眼デジカメを購入したのでした。一眼デジカメについては、ネット花友さん達が二年程前にこぞって買い換えられたことがあって、そのときにもいいな~とは思っていたのです。
3月に入ると野山でもいろいろな花が咲き始めます。まずはアオイスミレなどのスミレ類、そしてエンゴサクも低地ではそろそろ咲き始める頃です。
今年は徳島や高知の山で白花ショウジョウバカマというのをよく見かけました。それまではこの季節は近場の山にばかり行くことが多かったので、白花ショウジョウバカマが春先に咲くということを知らなかったのでした。
二月になるとユキワリイチゲと前後して、セツブンソウなどがいち早く咲き始めます。
セツブンソウだけは四国には咲かないので、瀬戸大橋を渡って見に行くことになります。今年は野草友達のRさんとそのお仲間からお誘いがあって、岡山の自生地に見に行ってきました。
最近のコメント