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10月下旬といえば、里山にイヌセンブリを見に行く時期です。
イヌセンブリは5,6年前にたまたまこの場所を歩いていて見つけた花です。最初の年はそれでもまずまずの株数があったのですが、どんどん減ってきて、ここ2,3年は「今年はちゃんと咲いているだろうか?株がなくなってはないだろうか?」とびくびくしながら見に行ってる感じです。
特に去年は猛暑に加えて夏場の雨が降らなかったので、湿った場所を好むイヌセンブリが消えているのではないかと心配したものです。
今年は春からずっと雨が多いので、それほど心配はしてませんでしたが、それでもその秋初めて訪れるときはひやひやものです。
お昼を食べながら、下山は13時15分に始めようということになりました。
素晴らしい青空の下、少しでも長くこの眺めを楽しみたいものですが、帰りの時間を考えるとそのあたりがリミットです。
その前に池の風景だけは眺めておかなくてはと、少しだけ稜線を東に歩きました。
私たちは南側から登っていたので、全然気づかなかったのですが、山頂の北側直下の斜面は霧氷がきれいについていました。
実をいうと、前日の天気予報では、26日朝はこの秋一番の冷え込みと言っていたので、もしかしたら石鎚方面に行けば霧氷が見られるかなとは思っていたのでした。しかし、いざ高知側から登り始めて素晴らしい三嶺の姿を目の当たりにしたら、霧氷がどうのこうのという思いはどこかに飛んでいました。
やがて、Tさんから聞いていたように鎖場が現れました。
鎖場といっても石鎚のように岩場にかけられた腕力で登る鎖場ではなく、急坂を転落しないように補助的に使う鎖です。
大岩の横を登りきったら、踏み跡がついていて、大岩の先端のほうへも行けそうです。踏み跡がついているということは展望が素晴らしいということでしょから、こんな日は登らねば損とばかり、もちろん踏み跡をたどりました。
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