11月末の里山散策で ツルリンドウのネックレス
前々から、高校時代の友人に、彼女の自宅に近い里山に案内したいと頼まれていたのですが、11月末にたまたま彼女に用事があって伺うことになり、都合をつけて二人で2時間ほど里山を歩いてきました。
いつの間にか里山も紅葉が進み、地味ながらもコナラなどの紅葉も楽しむことができました。
前々から、高校時代の友人に、彼女の自宅に近い里山に案内したいと頼まれていたのですが、11月末にたまたま彼女に用事があって伺うことになり、都合をつけて二人で2時間ほど里山を歩いてきました。
いつの間にか里山も紅葉が進み、地味ながらもコナラなどの紅葉も楽しむことができました。
この日、私としてはいちばん嬉しかったのが、以前から一度見てみたいと思っていたワジキギクを見られたことでした。
実はナカガワノギクのことを知ったのはもう7年ほど前のことになりますが、ワジキギクのことも同じころから名前だけは知っていました。3年前に那賀川流域を訪れたときにもワジキギクを見てみたいと思っていたのですが、そのときは見つからなかったし、案内してくださったKさんもワジキギクをご覧になっていないとのことでした。
ところが今回はKさんにワジキギクの自生場所をお聞きすることができました。
ワジキギクは徳島の旧鷲敷町(わじきちょう)で発見されたのでその名がありますが、シマカンギクとナカガワノギクとの自然交雑種です。
教えて頂いた場所へと車を走らせていると、時折シマカンギクの黄色い花が目に入ります。徳島で祖谷方面を走っているとこれでもかというほどシマカンギクの咲く場所があるのですが、那賀川流域はシマカンギクがそれほど多くはないようです。
シマカンギクを見かけてから少し走ったところで、白いキクの花を見つけたので、車を停めました。
この日のもう一つの目当てだったナカガワノギクは二か所で見ることができました。
私の持っているレッドデータブックには以下の記載があります。
「徳島県の固有種で、那賀川流域の岩盤の割れ目になどに生える。日本産のキク属ではもっとも分布域が狭い。生育地は増水時に冠水するような場所で、葉がくさび形をしていることから、渓流沿い植物の一つとして分化したと考えられている。頭花はリュウノウギクに似ているが、線形の総苞外片は長さが約1センチでリュウノウギクの倍近くある。逆に草体は10~50センチと低い。・・・」
ツチトリモチを見た後は、海岸沿いから場所を移して、この日のもう一つの目的である渓流沿いの花を見に行きます。
もう一度行ってみたいと思っていたその場所では、ウメバチソウが今年は惜しげもなく咲いていました。
3年前にもツチトリモチを見た場所へは、前もって地図で確かめはしていたのですが、Kさんが先導してくださったおかげですんなりと着くことができました。たぶん、私たちだけでは、道も間違えたかもしれません。
そして、前日に調べていたネット情報では、ツチトリモチの見られる場所で野生のサザンカも見られるということです。
3年前にツチトリモチを見に行ったときにはサザンカを見た記憶がありません。さて、今回はどうだろう?と思いながら歩いていくと、咲いていました。
鈴ヶ峰はヤッコソウの自生地として知られていますが、四国にはほかにも高知の足摺岬方面や室戸方面でも見ることができます。
足摺岬の白皇山は、私もかなり以前からヤッコソウの自生地として知っていたのですが、高知でもこの時期はあれこれ見たいものがたくさんあって、なかなか山に自生しているヤッコソウを見ることが出来なかったのです。
最初の目的の植物だったヤッコソウはたくさん出ていて、今まで見た中では一番良い時期に見られたと思います。
毎年、11月末から12月になると、高知か徳島にノギクを見に行きたくなります。
去年は南国インターで下りた後、迷った挙句、高茂岬にアシズリノジギクを見に行ったのですが、今年は久しぶりにナカガワノギクを見に行きたいものだと考えていました。
11月18日は幸いにも週間予報では晴れるとの予報が出ていたので、この日に出かけることにしました。日曜日なので、山友達のRさんをお誘いしてみることにしました。時期的に丁度ヤッコソウも見られる時期なので、今回は低山に登ってヤッコソウも見てみようという欲張った計画です。Rさんの都合もつき、せっかく遠くまで行くので、いつも花散策に誘っていただいているYさんご夫妻にお声をかけたところ、Yさんたちも参加されることになりました。
晩秋の山を歩く楽しみは紅葉ともう一つ、いろいろな木の実です。
食いしん坊の私は今まで山でいろいろな木の実を見たり食べたり、果実酒にしていますが、その中でも思い出深いものはヤマブドウ酒、サルナシ酒、マツブサ酒でしょうか。ナナカマド酒やマタタビ酒も漬け込んだことがありましたっけ。
里山にはそんな珍しい果実は有りませんが、それでもガマズミは良く見かけました。
この日はこの時期としてはずいぶんたくさんの花を見られたのですが、何と言っても嬉しかったのはヒキヨモギを見られたことでした。
ヒキヨモギは前々から名前だけは知っていて、実はこの秋にも咲いている場所を教えて頂いていたのですが、都合がつかなくて見に行くことができなかったのです。
四国の山地に咲くキクの代表選手と言えば、何と言ってもリュウノウギクとシマカンギクです。
ところが、その両方を見られる山は意外と少なく、狭い香川でも私の育った西讃の山に咲くのは何と言ってもシマカンギクです。それが、県境の山や中讃の山になるとリュウノウギクがかなりみられるようになります。
今回散策した山では標高の低い場所にはリュウノウギクが多く、高い場所にはシマカンギクが多いのです。これは標高に関係するというよりも地質に関係しているのかもしれません。
この日の散策ではこの時期の散策らしく、キク科の花がずいぶん多くて圧倒されるほどでした。
この時期、キク科の花が多いのは当たり前と言えば当たり前ですが、歩を進めるにつれて次々と花が咲いているというのはちょっと珍しいのではないかと思いました。
先ずは、私のお気に入りの花であるヤマジノギクです。
11月に入ると、今年見られる花は後幾つだろう?と思ってしまいます。
四国に住む私はそれでも少しドライブすれば、高知や徳島の海岸部で花を楽しめますが、寒い地方に住まわれている方にとっては、たぶんセンブリやヤマラッキョウ、キッコウハグマが今年最後の花になるのでしょうね。
今年はあまり遠出は出来ない事情もありますが、それでも里山なら往復の時間と登りの時間を入れても半日もかからないので、天気のよさそうな日を選んで出かけることにしました。風が強い日は撮影には向かないし、9日は所用があったので結局11月8日に出かけました。
先ずは、今年も咲きだしたというムラサキセンブリを見に行くことにしましたが、実を言うと、この日の目的はリュウノウギクを見ることでもありました。例年だと、もっと高い山ですでに見ているはずのリュウノウギクですが、今年は10月末に県境の山にも徳島の山にも行ってないので、リュウノウギクをまだ見ていません。
ところが、幸運にも、今年はムラサキセンブリとリュウノウギクのツーショットを見られたのです。
センブリを見に行った翌日、イヌセンブリを見に行きました。
私の頭の中では里山ではイヌセンブリのほうがセンブリよりも早く咲くという認識があるのです。
センブリがすでにこれだけ咲いているなら、イヌセンブリも咲いているはずという思いでした。
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