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2009年7月

2009-07-31

北アルプス最北の山旅、その20、下山

休憩途中で、営林署の方なのか、二人の男性が朝日岳方面に向かっていきました。ザックも小さく軽装なので、ちょっと上までしか行かれないようです。実際、この方たちには蓮華の森付近で、この後、追い越されたのでした。日々、山を仕事場にして歩かれている人は歩みも速いですね。

お昼休憩を終えて、私たちが最後の歩きにかかったのは11時半でした。

ここ白高地沢から蓮華温泉までのコースタイムは地図には細かく表示はされてなくて、ひっくるめて2時間20分となっています。また、朝日小屋から蓮華温泉までのコースタイムが7時間ですから、前日に続いてまずまずのロングコースなのです。

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北アルプス最北の山旅、その19、ワタスゲ

五輪の森という道標を過ぎたら、急に今までの樹林が切れて、目の前がぱっと明るくなりました。

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2009-07-30

北アルプス最北の山旅、その18、タチカメバソウ

吹上のコルからほんの少し下ったところに、かなり大きな雪渓があって、これは傾斜があるので、危なそうだなと思っていたら、ちゃんとステップが切ってありました。

前日に朝日小屋の直前で、ショベルを持った小屋の若い男の子たちとすれ違ったのは、このステップを切りに行ってたのですね。

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北アルプス最北の山旅、その17、ウサギギク

17日朝は予定では小屋の朝食は食べずに、やはり4時半か5時には出発するつもりでした。ですが、その夜はとうとうずっと雨が降っていて、朝になっても辺りが暗いので、仕方なく4時半頃に起きました。

この日はガスコンロを出さなくとも、最初から小屋の方にお湯を分けていただき、Yさんが持参していたフリーズドライのお粥を食べ、後はクッキーやみかんを食べ、コーヒーを飲みます。みかんは重いのに、なんと、最終日まで食べずにきてしまいました。これも3日目が涼しかったからでしょうね。

3泊4日の最終日になって、初めて雨具としての雨具を着ます。16日も着ていましたが、これは風除けに来ていたものです。パッキングを終えて、小屋の方に挨拶します。「昔はここから栂海新道を日本海まで下る予定だったんですよ」、と小屋の方に言ったら「今は栂海新道も整備されていて、とても歩き易くなってますから、是非、また来てください」と言われました。あー、昔の夢を果たしたいような気もするけど、でも、やっぱり夏に来るなら、高い山に登りたいですよね。

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2009-07-29

北アルプス最北の山旅、その16、オオサクラソウ

いい加減登ったな~と思うのですが、まだ山頂には着きません。

Yさんはかなり前を歩いていますが、私は相変わらず、目にとまった花を撮影しながらマイペースで登ります。かなりの高さに登ってきたので、また風が出てきて、暑さは感じなくなりました。

これが風のない日なら、午後になってから、こんな500mもの登りがあったら、きつくて大変なところでした。涼しい日でほんとに幸いでした。

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2009-07-28

北アルプス最北の山旅、その15、ミズバショウ

先ほどからイワイチョウやリュウキンカなど湿性の花がボツボツ見られるな~と思っていたら、やがて木道の道へと変わりました。

後で知ったのですが、ここは「小桜ヶ原」と呼ばれるところのようです。

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2009-07-27

北アルプス最北の山旅、その15、シラネアオイ

雪倉の下りは思っていたより大きく下ります。途中で、若い男女二人組みが雪渓近くのお花畑で写真を撮っていたので、先に行きましたが、さすがに若い人は歩くのが早く、下りの途中でまた先に行ってもらうことになりました。

何しろやみくもに撮影しているので、立ち止まってばかりですから・・。

かなり下ってきたと思われる頃、その若い男女がザックを下ろしてなにやら撮影しています。見ると、シラネアオイが咲いているのでした。

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北アルプス最北の山旅、その14、雪倉岳を下る

山頂に着くと、お腹もそろそろ空いてきたことだし、なんと言っても絶景を見ながらお昼を食べるほど贅沢なことはないので、ここでお昼ご飯にします。

といっても、西風が相変わらずビュンビュン吹き付けています。、山頂直下の東側がお花畑になっていて、風も当たらないので、そちら側で食べることにします。そうこうするうちに、白馬大池でも出発が同じだった九州からの10名近くのパーティーもやってきて、私たちがお昼にしているのを見て、やっぱりお昼休憩にするようです。

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2009-07-26

北アルプス最北の山旅、その13、雪渓トラバース

鉢ヶ岳は雪倉岳の直ぐ南にある山ですが、縦走路は鉢ヶ岳の稜線を外して東側斜面をトラバースしています。肉眼で見ると、稜線を通っている道も見えたようですが、メインのルートは東側のトラバース道です。

鞍部を越して鉢ヶ岳の東斜面に入れば、山の陰になるので強い西風も少しはましになるかと思いましたが、少しは弱くなったものの、まだまだ雨具を脱げるような状態ではありません。

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北アルプス最北の山旅、その12、雷鳥とと黄色いスミレ

風は相変わらず強いものの、まさかこんなに早く青空が広がり、天候回復になろうとは夢にも思わなかったので、足取りも軽くるんるんで白馬山頂から下ります。

朝露をたっぷり身にまとった花たちは、朝の光の中で、ものすごくチャーミングに見えますね。

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2009-07-25

北アルプス最北の山旅、その11、劇的に晴れた

山小屋に泊ると、夜は何度か寝返りなどを打って目が覚めますが、16日朝も何度か目が覚めました。その都度、風の音が聞こえます。この風では朝日小屋までは無理かな?折角楽しみにしていたコースですが天候には勝てません。

3時半ごろトイレに行ったついでに窓から外を見ると、雨は降ってないようです。部屋に帰って、二重窓を明けて確認します。風は相変わらず吹いていますが、雨は降っていません。辺りはガスに覆われているらしく何も見えませんが、風だけなら何とかなるかも?

4時になったのでYさんも起きたようです。ほんとはこの日は4時半ごろには出発するつもりだったのですが、この天気では仕方がありません。とにかく朝食を食べるつもりで、ガスコンロと食料を持って1階の自炊室まで降りました。談話室にはすでにストーブが炊かれているので、お湯を沸かしてコーヒーを入れ、ストーブのそばで食べさせてもらうことにしました。その後、小屋の方がポットにお湯やお茶を入れて用意してくださったので、熱いコーヒーやお茶で体が暖まって有り難かったです。この日は手早く食べられるクラッカー類などを朝食にしました。私たちが朝食を済ませた後、小屋の朝食の用意が出来たようです。小屋の朝食は早くても5時なので、それから支度をしているとどうしても出発が遅くなるので、ロングコースを歩く日は朝食を頼まず、早発ちが有効だということがよく分かりました。お弁当は白馬山荘では前夜に渡してくれたので、それを朝食に食べてもいいですね。勿論、自分たちで余分の食料を持つという前提があってのことですが・・。

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2009-07-24

北アルプス最北の山旅、その10、ミヤマオダマキ

白馬山荘には早く着いたので、白馬の直ぐ西に見えている旭岳に行ってこようかという話も出たのですが、翌日は何しろ行動時間が長いので、白馬付近の散策程度にしようということになりました。その前に、この日はお弁当を頼んでないことだし、小屋の直ぐ横に、スカイレストランがあるので、先ずはここでお昼を食べようということになりました。

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北アルプス最北の山旅、その9、ツクモグサそして白馬山荘へ

辺りは次第にお花畑の様相を呈してきます。

さすがに花の山といわれるだけのことはありますね。

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2009-07-23

北アルプス最北の山旅、その8、ウルップソウ

小蓮華山を通過する前から、稜線では風がすごく強くなりました。風当たりが強いところでは休憩していても体が冷えるので、風を避けて休憩する必要があります。

晴れてはいるのですが、風のおかげで暑さを感じないので、水分補給もそれほどせずとも済みました。しかし、まだ登りが続くので、軽くポカリと行動食を口に入れます。

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北アルプス最北の山旅、その7、鹿島槍が見えた

雷鳥坂を登り終わると山道は西に向かいます。

少し先でYさんが立ち止まっていると思ったら、なんと、そこから鹿島槍が見えているのでした。

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