三平山登山とセツブンソウ、その8、セツブンソウ
岡山にはセツブンソウの自生地は数か所あるようで、私も2~3か所に行ったことがあります。
三平山の帰りに立ち寄ったのは、いつも良くいくほうの自生地で、人家のそばにあります。
そして、その前に人の手の入ってない自生地のほうも立ち寄ってみました。
岡山にはセツブンソウの自生地は数か所あるようで、私も2~3か所に行ったことがあります。
三平山の帰りに立ち寄ったのは、いつも良くいくほうの自生地で、人家のそばにあります。
そして、その前に人の手の入ってない自生地のほうも立ち寄ってみました。
こんなところになぜ土塁が?
訳がわからなくて調べてみたら、分県ガイドに出ていました。
それによると明治30年代から陸軍の軍馬育成場だったようで、放牧された馬が逃げないように56キロにも及んで構築されたそうです。陸軍の軍馬と言えば、「坂の上の雲」の秋山好古の乗っていた馬も、この辺りで飼育されていたのだろうか?などと想像したりしています(^_^;
ところで、その土塁の道標に着いた途端、大山を背にして登って来る単独の男性が見えました。
林道入り口には車が2台ほど駐車してあって、私たちが準備をしている間にも一台の車がやってきました。
雪は前日に降り積もったばかりの新雪のようですが、トレースがついているので、最初はワカンなしでも歩けそうです。
が、EさんとRさんは最初からスノーシューをつけています。さすがに中国山地の山は四国の山と違い、最初から雪上歩行です。
伊吹山から帰った2,3日後に、山友達のTさんに電話をしてみました。
そろそろセツブンソウが開花している頃なのです。
自分でも呆れるのですが、2003年に初めてセツブンソウを見に行ってから丸10年が経ちましたが、その間、セツブンソウを見に行かなかった年はなかったように思うのです。毎年、毎年、瀬戸大橋を渡って見に行っているのです。
電話は、毎年のように一緒にセツブンソウを見に行っているTさんの都合を尋ねるためです。去年同様、今年もセツブンソウの咲き始めるのが遅く、満開は2月下旬になりそうなのですが、私は生憎と2月下旬にすでに予定があって、16,17日の週末ぐらいしか行けません。Tさんも17日はなんとか行けそうということでした。
その後、伊吹山にご一緒したRさん、Eさんにも声をかけたところ、二人とも17日はOKとのことです。幸い、天気も良さそうです。
問題は最近膝の調子が悪いというTさんが、どの程度まで山に登れるかと言うことでした。ここ5年ほどはセツブンソウを見に行くだけでは時間も余るし、山登りと組み合わせて岡山まで行っています。
2010年、2011年は毛無山登山をしてからセツブンソウを楽しみ、昨年2012年は天神山登山とセットでセツブンソウを楽しんでいますが、どちらの山も歩行時間がかなり長いのでTさんが登れるかどうか?
セツブンソウ自生地は英田にもあるので、2日間ほど岡山の分県ガイドと首っ引きで山の選定をしていました。Rさんにもメールで連絡したところ、候補の山の一つに三平山が上がりました。三平山と言えば、2011年2月に登る予定だったのが、あまりの豪雪に道路が雪崩で通行止めになって登山口までたどり着けなかった山です。しかし、分県ガイドでコースタイム等を調べたら、山頂まで1時間ほどで登れそうです。標高差も300m程度。これならTさんにも登れるかもしれないし、最悪、途中で待ってもらうとしても待ち時間はそう長くはない筈です。
何と言ってもTさん自身の要望を訊くのがいちばんなので、再度電話したところ、今年のセツブンソウは三平山行きとセットで楽しむことに決定しました。
今年は寒さが例年より厳しく、野草の開花も遅いのかと思いきや、高知のシコクバイカオウレンは満開というらしいし、南大王のフクジュソウ祭りも始まったらしいです。
一方、香川の早春の花と言えば、何と言ってもユキワリイチゲですが、例年だと1月上旬に開花していることも珍しくないのですが、今年は開花が遅れているようでした。
とはいえ、1月末や2月初めには咲いているはずなのですが、風邪を引いたりほかの用事があったりで、なかなか様子を見に行くことができませんでした。
晴れて気温が上がりそうな日を待っていたのですが、2月14日は条件にぴったりの日となりました。
南に向かって車を走らせるのですが、最初5℃だった気温がぐんぐん上がって、現地に着くころには10℃近くまで上がりました。これなら開花間違いなさそうです。
私は折角ガスコンロとコッフェルを担ぎ上げたので、ここはどうしても沸かしたてのお湯でコーヒーを飲みたいところです。
皆のポットに余ったお湯をコッフェルに入れてお湯を沸かします。自宅に冬用のガスボンベの残りがあったのを持参してきたので、あっという間に熱々のお湯が沸きました。
伊吹山山頂には、登山口でお逢いした単独男性が先着されていました。
Rさんにとっても私にとっても初めての山頂と言うことで、記念に一枚だけ、その方にお願いしてシャッターを切ってもらいました。
伊吹山山頂からもう少し西に進んだところに見晴らしの良い笹原があるというので、そこでお昼を食べることにしました。
もうすぐ霧氷が見られると思うと、自然に足取りも軽くなります。
それでも、瓶ヶ森林道は5センチほど積もった新雪の下は凍っていて、時々滑りそうになるので、なるべく雪のちょっと深い滑り難そうな場所を選んで歩きます。
ブナが見え始めるとともに、瓶ヶ森方面の展望も望めるようになって、撮影枚数が増えるばかりです。
花はなくとも、この季節、展望に恵まれると一日に500枚近く撮影する日もあるので、前日の夜にメモリーの空き容量を充分確保してきて良かったと思いました。
前にも書きましたが、このコースは昭文社の地図にも記載がなく、また冬場のこととて、雪の状態などでコースタイムは異なりますが、シラサ峠まではだいたい2時間ぐらいの行程と聞いていました。
歩き始めて50分ぐらい経ったことでもあり、それほど急ぐ理由もないので、休憩場所におあつらえ向きのところで、一本取ることにしました。時刻は9時23分です。
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