9月24日の県境散策、その2、アケボノソウ、ミゾソバ
今でこそ、阿讃山脈に足を向ける回数は少なくなりましたが、10年ほど前はそれこそしょっちゅう訪れたものでした。どの季節にどの場所で何が咲くかということはおかげで頭に入っています。
アケボノソウが咲く場所もそんな散策で見つけた場所で、高知や徳島に行けばそれこそ草のようにたくさん生えていますが、阿讃山脈ではそこまで自生地も多くありません。
一時期、人の手が入りアケボノソウが咲かなくなっていたのですが、今年はかなり復活していました。
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今でこそ、阿讃山脈に足を向ける回数は少なくなりましたが、10年ほど前はそれこそしょっちゅう訪れたものでした。どの季節にどの場所で何が咲くかということはおかげで頭に入っています。
アケボノソウが咲く場所もそんな散策で見つけた場所で、高知や徳島に行けばそれこそ草のようにたくさん生えていますが、阿讃山脈ではそこまで自生地も多くありません。
一時期、人の手が入りアケボノソウが咲かなくなっていたのですが、今年はかなり復活していました。
今年の夏は当地では日照りが続いたと思ったら、9月半ばからは一転、雨続きの毎日です。
熱帯地方並みに雨季と乾季に分かれたかと思うほど、9月後半は台風やら秋雨前線で山歩きもままなりません。おまけに野暮用が続き、風邪をひいてしまいました。そんな折、9月24日だけは晴天になりそうな予報が出たので、久しく行ってない県境方面へ秋の花を見に出かけることにしました。
直前に連絡が取れた山友達のPさんも同行してくださることに・・・。
目的地に向かう途中、白いソバ畑と彼岸花が目に飛び込んできました。
花の大好きなPさんと私のこと、見逃すはずがありません。
2年ほど前から本州方面へ行くと、気にかかっている花があります。
珍しくもなんともないと思うのですが、それは綺麗なブルーの野生の朝顔です。
夏は青春18きっぷで旅することが多く、朝の時間帯に電車の窓辺に座っていると線路わきで咲いているブルーの朝顔が気になって仕方がありません。岡山あたりではよく見かけるのに、香川ではどういうわけかあまり見ないのです。
娘宅近辺を歩いていたら、気にかかっていたアサガオも咲いてました。
比婆山に登った後は岡山の娘宅で一泊したのですが、その日は早朝起床だったのと結構歩いたのとで、9時前から孫と一緒に即寝状態でした。
当然ながら翌朝は4時半ごろから目が覚めてしまい、明るくなると同時に周辺に散歩に出かけました。娘宅の周囲は最近急速に開けつつある場所ですが、背後に低いながら山があるので、中途半端な自然も残っていて、我が家周辺とは生えている植物も違っているので面白いです。
最初に山すそ辺りを歩いてみたら、エビヅルが早くも実っていました。
植林帯の中を下っていくと、下りきったところが出雲峠です。
最初に登った時と二度目はセンターから出雲峠経由で反時計回りで歩きましたが、今回は時計回りの周回で、出雲峠に下ってきたのは初めてです。
池の段から少し歩いたところで、ちょっとしたお花畑に出たので、そこでお昼にしました。
去年はこの下までかなり下って花散策に行ったのですが、今回は出雲峠まで行くので、時間がなくて花散策は諦めます。
立烏帽子の下りは去年も特に花が多かったという印象がありましたが、今年は嬉しい花も咲いていました。
休憩を終えて、11時47分、まずは立烏帽子を目指して登ります。
比婆山連峰はいくつもの山を周回しますが、それぞれの標高差はせいぜい100m程度しかないので登りも20分程度で楽なものです。
確か、私の記憶では立烏帽子周辺は花の種類がいちばん多かったはず。
遠望園地では特に休憩するというわけでもなく、眺めをちょっと楽しんだらすぐに歩き始めました。
歩き始めた途端、ツルニンジンが目に留まりました。
9月に入って、それまでの忙しさがちょっと一段落しました。
今年は秋の花が早く咲いているので、比婆山へも早目に行こうといつもの山仲間と話していたのですが、9月の第一週の週末は私が都合が悪く、それに天気予報もあまりよくなかったので次週に見合わせになりました。ところが第二週の週末は私以外のPさん、Rさんともに都合がつかず、私だけが参加できることになりました。一人で瀬戸大橋を渡るのも億劫な気がして岡山のYさんご夫婦に連絡したところ、Yさんご夫婦とFさんとともに比婆山を歩けることになりました。
岡山には娘一家が住んでいるので、比婆山を歩いた後は娘宅で孫の顔を見ることにしました。問題は岡山までの足ですが、今回は瀬戸大橋を渡るのは私だけということで、電車利用にしました。
9月7日は友人宅に立ち寄った後、実家へ向かいました。
その道中で見かけた花です。
まずは、毎年見に行っているナンバンギセルです。
タヌキマメの咲く場所を見つけたのは数年前の事でした。
湿っぽい草地に咲くので、今年みたいに日照りのような年は株数が減っているのでは?と心配していたのですが、訪れてみるとそんなことはなく、今年は大群生でした。
今年の夏は例年になく暑くて雨も少なかったです。
そろそろ咲いているだろうなと思いながらも、標高の低い里山の暑さを想像するだけでとても歩けないと敬遠していましたが、8月30日は台風が関東や東北を通り過ぎていき、その吹き返しのような涼しい風が吹いたのです。里山に行くには絶好の日です。
急いで支度をして、里山に向かったは良いのですが、ストックは忘れるし、肝心かなめの一眼カメラを忘れる始末でした。
仕方なくスマホで撮影しましたが、ただでさえ風が強い日の事、スマホではろくな写真も撮れませんでしたが、まぁ、自分の記録なのでアップします。
五合目で休憩していると、小屋の前に「氷」と書かれた吊り旗がはためいているのに気付きました。
「ここって、かき氷があるのかしら?」とPさんに話しかけると、反対側に座られていた男性が「五合目小屋はかき氷があるんですよ」と代わりに答えてくださいました。
去年はここで炭酸飲料を500mℓを一気飲みしてから一気に調子悪くなったという因縁の場所ですが、今日は下りなのでかき氷を食べても今後の道中に差しさわりはないでしょう。
登山道を下っていると、まだ8時半というのに、下から登ってこられる方が結構います。
この時間に山頂着ということは4時~5時に登り始めたということでしょうか。早朝に登山開始なら暑さでばてることもないでしょうから、良い登り方ですね。ただ、私たちのようにゆっくり歩くものや花をゆっくり見たいものにとっては、ちょっと時間が足りないかなという気もします。
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