久しぶりの剣山、その4、ヒメウツギ
アズキナシの木の直ぐ向こう側にはヒメウツギの木が見えてきました。
この場所は標高1800mぐらいあります。ヒメウツギはここ剣山や西赤石の山頂手前などでしか、以前は見たことがなかったので、ヒメウツギ=高山にだけ自生と思い込んでいたのでした。
アズキナシの木の直ぐ向こう側にはヒメウツギの木が見えてきました。
この場所は標高1800mぐらいあります。ヒメウツギはここ剣山や西赤石の山頂手前などでしか、以前は見たことがなかったので、ヒメウツギ=高山にだけ自生と思い込んでいたのでした。
アズキナシを見た後、再び登山道に戻り、今度は行場を目指して歩きます。
尾根筋の登山道をそのまま剣山頂のほうに向かったことは、今まで20回近く来ている剣山ですが、多分1度ぐらいしかないと思います。
行場へ向かおうとしたとき、道沿いに何やら紫の花が見えました。
剣山に見ノ越から登るのはほんとに久しぶりなような気がします。
キレンゲショウマの時期や連休にはたくさんの人が訪れる剣山もこの時期にはさすがに登る人も少なそうです。6月のましてや平日ですから・・・。
周囲はさすがにひんやりとしていて、私にしては珍しく、歩き始めはウインドブレーカーを着てしまいました。
久々に神社の階段を登って歩き始めます。歩き始めは8時50分です。
6月14日、約2年ぶりぐらいで剣山の山頂を踏んできました。
剣山と言えば、山歩きを復活した10年前ごろには毎月のように登っていた山です。
2002年ぐらいだったでしょうか、初めてキレンゲショウマを見に行って以来、足繁く通ったことがありました。その頃は、キレンゲショウマが鹿に食べられることもなく、谷を埋めて咲き、尾根筋にはいろいろなお花が咲き、まさに花の山だったのです。
それがその2,3年後ぐらいからシカの食害がひどくなり、キレンゲショウマの自生地は見るも無残な有様になり、シコクフウロなどのお花畑も消えてしまい、見るに忍びなくて足が遠のいていました。
今回は山友達のTさんが新しい山靴を買ったので、靴馴らしにどこかに登らないとねと言っていたのですが、その候補地に剣山が上がりました。私自身も学生時代以来30年ぶりぐらいで本格的な登山靴を買ったのが04年の秋田駒行きの前のことでした。そのときもやはり足慣らしに剣山に登ったことを昨日のことのように思い出します。剣山はリフトもあるので、もし、慣れない靴で足が痛くなったときなど、リフト利用で簡単に下山できるのもよいところです。
トラバース道は、尾根道に比べるとアップダウンがあまりなくて、楽に丸滝山まで戻ることができます。危険な箇所もないので、のんびりと散策ペースで帰ります。手箱に寄らなかったおかげで、下山の時間を気にすることもありません。
筒上の山頂はさすがにゴヨウツツジの時期だけあって、思いのほかにぎわっています。
何しろ、前の週の週末も雨だったし、しかも翌日も雨の予報が出ているので、この日がワンチャンス?なんです。
そう言えば、2年前に高校時代の友人のHさんと来たときも筒上山頂でお昼を食べたのですが、結構な人だったのを思い出しました。そういう私自身もゴヨウツツジの時しか山頂を通らないのですが(^_^;
シャクナゲやイワカガミなどを見ながら歩いていると、筒上の尾根道分岐には直ぐに着きます。
この日は尾根道の分岐には10時23分に着きました。
ゴヨウツツジは分岐からすでに咲いています。
尾根道の最初のほうの株は、この前の台風の雨と風にやられたか少し咲き傷んでいるようですが、登るにつれて傷みの少ない綺麗な花が現れて来ました。
岩黒山にはもう何度となく登っています。今回で10度目ぐらいですが、冬場を除いて、春はツツジ類のお花見に、夏は手箱山のお花畑を見に行く途中に通るし、秋は展望や紅葉を楽しむために来るのです。
筒上にゴヨウツツジを見るのが目的の人は、土小屋から丸滝小屋までのトラバース道を通ると早いので、稜線伝いに歩かない人も多いのですが、私は毎回、往路では岩黒山に登ることにしています。トラバース道と稜線伝いの道の分岐は土小屋から5分も登らないうちにあります。
今年はどうも週末に雨が降るパターンが多いです。
5月末の週末に早々と台風が来て大雨になった日、山に登れず、時間をもてあました山仲間3人で集まりました。そのとき、そろそろ筒上へゴヨウツツジのお花見にでもと言う話が出ました。
去年は娘の結婚式のため、5月末~6月初めにかけてハワイ行きだったので、ゴヨウツツジを見ることができなかっただけに、今年こそはぜひともと思っていたのです。
このコースは10年近く前に登ったときは、まだ踏跡に毛が生えた程度の道だったように思うのですが、次第に整備がきちんとされてきて、歩きやすいコースになってきました。
それと今、思い出したのですが、このブログのアクセス数が50万を越えていました。10日ほど前に越えていたようですが、あまり気にしてないのと、10日ほど前は関東行きの準備や庭仕事が忙しくて、そこまで気付かなかったようです。(^_^;
山頂ではヤマナシの白い花を見ながら、の~~んびりとお昼を頂きました。
この日の気温は暑くも寒くもなく、何時間でも山頂にいられそうな快適な気温です。そのくせ、湿度が低いのか、歩いてもびっしょり汗ばむと言うこともなく、ほんとに山登り日和です。
竜神平には御馴染みの赤屋根が可愛い、愛大小屋があります。
確か2年前に皿ヶ嶺を訪れたときは、4月も末だったのにずいぶん寒くて、愛大小屋の中でお昼を食べてほっとしたのでした。
もう10年近く前のことになりますが、当時小学生だった末っ子を連れてきたときには、末っ子が100人以上の親子ハイキングの団体さんについていってしまい、はぐれたことがありました。そのときは竜神平と山頂の間を2度も早足で往復して真っ青になって子供を探し回ったのです。結局、末っ子は団体さんについて風穴までとっくに下山していて、やれやれと胸を撫で下ろしたのも今は良い思いでです。
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