山歩き

2006-07-22

北岳に登る、その10、お花畑

夕食までにはまだまだ時間があるので、肩の小屋周辺のお花畑を撮影してみる。

小屋に着くまでの稜線上にはいろいろな花が咲き乱れていたが、後でゆっくり撮影しようと思っていたのだ。

去年の仙丈小屋の周辺はキバナシャクナゲは多かったが、こんなにいろいろな花は咲いてなかったと思う。

ガスのために視界が悪くて、すぐ近くに寄らなければわからないが、ほんとに見事なお花畑だ。

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2006-07-21

北岳に登る、その9、山頂へ

キタダケソウを見た後、私とSさんはピークに行くことにする。Oさんは去年の仙丈での高山病のこともあり、今回はパスすると言う。昔、北岳のピークは踏んでいるそうだ。展望も今日のところは全然期待出来そうもないので、翌日もう一度登るときにご一緒するのも良いだろう。

午前11時過ぎ出発。コースタイムは登りが50分、下りが40分で丁度一時間半だから、12時半すぐには小屋に戻れるだろう。小さいバッグに地図、ペットボトル、非常食だけを入れて歩き始める。ガスっているのと風があるので前もって雨具を着用。

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北岳に登る、その8、キタダケソウとチョウノスケソウ

稜線上はガスがひどくてぼんやりとしか周囲が見えないけれど、それでも礫地に色とりどりの花が咲いていることはわかった。

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2006-07-20

北岳に登る、その7、ミネザクラ

ゆっくりペースが幸いしたか、Oさんも快調のようだ。

よかった。すでに御池小屋から400mは登っていると思われるので、後は300mばかり登ったら稜線に出るはず。そうすればあとはアップダウンもそれほどない。

この高さまで登るとさすがにチョコレートやキャラメルなどの行動食が美味しい。

15分ばかり休憩して出発。

雨がぽろぽろし始めたので折り畳み傘を差して歩く。降ったりやんだりという感じで、傘を差したり仕舞ったりを繰り返す。

白根御池から上を見上げたときも、視界があるのは下のほうだけで、標高2500以上にはガスがかかっているように見えた。

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北岳に登る、その6、シナノキンバイ

13日朝は5時起床。小屋の朝食時間が5時半なのだ。

前夜の睡眠不足を取り戻すべく、ぐっすり眠れた私とは対照的に、Sさんはあまり眠れなかったらしい。朝食後のコーヒーは200円なのだそうで、コーヒー中毒の私は迷わずお願いする。SさんとOさんも付き合ってくれ、山の中で優雅なコーヒータイム。

6時にはパッキングも完了。

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北岳に登る、その5、白根御池小屋

15時50分二股を通過後。トラバース道に入ると、今までの雪が嘘のようになくなり、辺りは針葉樹などの樹林帯に変わる。地図上では等高線とまったく平行についている道で、アップダウンはほとんどないようだが、それでもまったく平坦な道というわけではない。二俣からのコースタイムはわずか30分なので、そのまま休憩を取らずに行くことにする。Oさんも、幸い、その後は体調も戻ったようだ。

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2006-07-18

北岳に登る、その4、雪渓とサンカヨウ

トップのSさんは昔から歩くペースが速い。後ろをついて歩くと、普段、山にしょっちゅう登っている私にとっても、決して楽なペースではない。真ん中を歩くOさんが、少し苦しそうに見えたので、時間も時間だし二本目の休憩を入れる。14時40分。そろそろダケカンバも出てきたので、高度もかなり上がっていると思われる。

Oさんが頭を抱えている。「少し眠い」と言う。もしかしたら高山病が少し出ているのかも知れない。今日の行程は御池小屋までだし、それほど急ぐ必要もないので、ペースはゆっくりでもいいのだ。先頭がSさんだとどうしてもペースが速くなりそうなので、私がトップを歩く事にした。私のほうは最近は花を撮影しながらののんびりペースなので、Oさんにも負担が少ないだろう。

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北岳に登る、その3、ヤグルマソウなど

広河原から大樺沢二俣までのコースタイムは二時間半になっている。

白根御池小屋への分岐も通り過ぎ、1時間ほど歩いたところで一本取る。空は晴れてはいないが、雨の降りそうな気配もなく、登りの天候としては申し分ない。まずまずのペースで登っているので、すでに標高1800には達しているだろう。行動食として途中のSAでチョコレートやキャラメルなどを買ってきたが、四国を出るときにミカンを買えば良かったと思った。暑い時期の登りは水分をたっぷり含んだものが無性に欲しくなる。

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2006-07-16

北岳に登る、その2、ミヤマハナシノブ

野呂川の吊り橋を渡ると直ぐに、いかにも山小屋風の作りの広河原山荘の建物が目に付く。

この日の泊まりは白根御池小屋で、御池小屋には樹林経由のルートが直接小屋に通じているが、暑い時期だし、沢沿いのほうが涼しいとだろうと言うことで大樺沢(オオカンバサワ)経由のルートを取ろうと前もって話し合っていた。

トップを後輩のSさんに歩いてもらい、次に先輩のOさん、そして私。

Sさんは北岳には卒業後も家族で2度ほど登っているらしい。ルートも良く知っているので安心だ。広河原山荘の直ぐ横に道標が立っており、それにしたがって進む。

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北岳に登る、その1、広河原まで

ここ数年、7月の10日過ぎから夏休み前までの比較的静かな時期に、学生時代の先輩や後輩を誘って本州の山に登るのが恒例となっている。

今年はどこに登ろうかと、5月頃から、時々電話で話をしていた。

去年、仙丈からその姿を垣間見た北岳、もしくは、八ヶ岳にも久しく登っていないので、南八つ辺りにということまでは決った。最終的に、先輩のOさんからのメール中の「北岳のほうが花が多く見られるそうです」という一言で、北岳に決定した。

後輩のSさんも北岳は4度目らしいが、また登りたいといっていたので、すんなりと話がまとまった。

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2006-06-10

女4人で西赤石山へ、その7

13時5分ピーク到着。誰もおらず、ピークを一人占め。

山頂に立ちたいと思い始めて3年、ようやくピークを踏むことが出来た。

一回目の山行でなんなく登れる山もあるが、こんな風に何年越しで山頂を極めると言うのもいいものだ。

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2006-06-09

女4人で西赤石山へ、その6

西赤石山は前山が邪魔になって本峰が見えず、幾つかの偽ピークを越してようやく本物のピークに辿り着くと言う具合だ。

二年前にうちの末っ子が「もういや」とごねたのは、眼前のピークが目指すピークではなくて、まだその先があると知ってがっかりしたからだった。こういうときは気持ちをゆっくり持って、まだまだしばらく歩くものと思っていたほうが良いものだ。一ヶ月前に歩いたばかりのRさんが、まだかなりあるのではないかな?と言うので、地図を出して今まで歩いたルートと照らし合わせる。その時は平坦部を歩いていたが、すでに山頂手前の登りの少し前と思われた。

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2006-06-08

女4人で西赤石山へ、その5

登山道はそれほど大した登りもなく、よく踏まれたいい道で、歩きやすいことこの上ない。

時折、思い出したようにまずまずの登りがあるが、その他はほぼ平坦な歩きで楽だ。

この前の笹倉~筒上がハードだったので特にそう感じるのかもしれない。

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女4人で西赤石山へ、その4

銅山越えで登山道を右に折れる。そのまま下ると銅山峰ヒュッテがあるようだが、私はそちら方面はまだ歩いた事がない。稜線に出てしばらくは樹林帯の中のほぼ平坦な道を歩く。

地図を見る限り、ここからはそれほどきつい登りもなさそうだ。

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2006-06-07

女4人で西赤石山へ、その3

ダイアモンド水を後にして歩き始めると、山道は小さな橋を渡って再び沢の左岸に出る。

女性2人組みのパーティーが私たちの前を歩いていたが、「お先にどうぞ」と言われ、失礼して先に行かせてもらう。

Rさんがギンランを見つけた。この山では二年前にもギンランやイチヤクソウを見ているので、多分咲いているだろうとは思ったが、思いのほか早く見られた。

早速撮影するが樹林の下なのでピンボケ。しばらく行ってまた同じ沢を右岸に。

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