初めての中津峰山へ、その3、太郎坊と次郎坊
標高はまだまだ上がってないと思うのですが、それでも100mや200mは登ったでしょうか。
道路法面ではこんな花も出てきました。

標高はまだまだ上がってないと思うのですが、それでも100mや200mは登ったでしょうか。
道路法面ではこんな花も出てきました。

最初は民家の立ち並んでいるのを見ながら、車道を歩きます。
この日はきっと気温が上がるだろうということで、私は歩き始めから半袖ウエア一枚です。
最初は勾配も緩やかで鼻歌交じりに歩けそうな道です。ここ勝浦は確かひな祭りでも有名な土地柄で、つい3月にNHKが取材した番組で勝浦のひな祭りのことを見たばかりでした。
昔からお雛様が盛んに飾られたということは、裕福な土地柄なんだろうなとは思っていましたが、道沿いに建つ家を見て、その感を強くしました。どの家も木造総二階の立派なお宅ばかりです。家は綺麗に築かれた石垣の上に建てられていて、銅の雨どいを使っています。
この町は一体、何で栄えたの?と思いながら歩いていたのですが、しばらく歩くと道沿いにミカン畑がいっぱいあります。なんと、香川ではミカン畑と言えば海沿いのだんだん畑にあると相場が決まってますが、徳島では海からはあまり近いとは言えない、こんな山の中にあるんですね。
後で徳島在住の花友さんにお聞きしてわかったのですが、徳島ではミカンと言えば勝浦のミカンなのだそうです。山登りで来なければ、勝浦と言う場所を訪れることもあまりなかったと思いますが、山登りはまさにプチ旅でもあり、各地の自然だけでなく風土や産業も知ることができます。

4月に入って最初の週末はPさんがご主人のMさんと青春18きっぷを使った山行に行かれるので、Rさんと私の二人でどこかへ行こうということになりました。
4月上旬だとあまり高い山はなにも咲いてないし、標高1000m以下の山が花を見るには良さそう・・。一度登ってみたかった中津峰山はどうかな?秋には花が多いらしいし、標高もちょうど良さそうです。Rさんに相談すると、北側からは登ったことがあるそうです。
去年、たまたま東赤石でお会いして以来、香川の山を案内したり時々電話で花情報を交換していたYさんが阿南にお住まいで、中津山をよくご存じのようなので、電話で登山口の情報をお聞きすることができました。中津峰山の位置がイマイチはっきりしない私にとっては、まずどこから登ったらよいのか?と言うのがいちばんですが、中津峰山は徳島でも人気の山だし、登山口の駐車スペースがどこも狭いとお聞きしました。悩んでいるとメールで星谷からのルートなら星谷運動公園に車置けますとのこと。
運動公園なら駐車スペースも十分だろうし、トイレなども完備しているはず、Rさんもこのルートは登ってないだろうからちょうど良さそうです。ということで、4月6日に中津峰山山行決行となりました。

Aさんのリクエストとして、この日は讃岐富士へも登りたいということでした。
ほんとは朝一番で讃岐富士に登りそれから岡山に行ってもよいのですが、それでは朝が早過ぎて咲いてない花もあるので、岡山からの帰りに立ち寄ることにしたのです。
瀬戸大橋を渡っている最中に前方を見ると、讃岐富士の丁度上あたりに嫌な色の雲が・・・・
もしかしたら、あれは雨雲?

3月末から4月初めにかけては、ここ数年、岡山に花散策で訪れています。
四国ではその時期にはまだ咲かないカタクリやその他の花を見に行くわけですが、今年は高知の山仲間の方も同行される予定だったので、3月20日ごろに下見をしてきました。
下見の段階でいちばん気になっていたミノコバイモがすでに開花しているのを確認できたので、あとは日程調整です。今回ご案内する高知のAさんのご都合に合わせて3月末の週末と日程を決めましたが、天候が微妙で悩みました。結局、直前の予報を見て少しでも天気の良さそうな3月31日に決行と決めたのですが、それでも岡山の当日の予報は午後からはあまりよくなくて,最悪、雨もあるかな?と覚悟しました。
岡山から帰ったら、讃岐富士にも登る予定なので、集合は丸亀の某所に7時とします。

山頂でただ一人お会いした単独の男性は、お話を聞いてみると高松から来られているとのことで、まだ登山を初めて半年ぐらいだというのに、赤星に北側から登ってこられ、これからまだ豊受山を周回して下山されると言います。お若く見えましたが、もう40を超してますとのことでした。
そのぐらいから山歩きの楽しさにはまられたら、四国の山では満足できず、きっとアルプス方面へも行かれることでしょう。

案の定、尾根に出たら霧氷のトンネルでした。
確か2016年にPさんと来た時も尾根道に出た途端、霧氷が素晴らしくて歓声を上げたのでした。

お彼岸も過ぎた週末、山仲間のPさんは3月23日にはご主人のMさんと青春18きっぷ利用で須磨アルプスへ行かれるとか・・・それでも翌日24日も私たちとどこかに行きましょうということです。なんとまぁPさん元気だね、Rさんと噂をしました(^^;)ただ、連日の歩きでは疲れもあるでしょうし、所用で早めに帰宅しないといけないそうなので、近くて登りの時間もそれほどかからない赤星山に行こうということになりました。いつもだと周回コースを歩くのですが、今回は早めの下山を目指して林道登山口からピストンすることにしました。

山道から、一転、のどかな田園歩きとなりましたが、前方に何やら見えてきました。
あれは??

駐車場まであと0.2キロとなって、やれやれと言う感じでした。
初めての道と言うのは様子がわからないだけに長く感じるものですが、この時はその典型的なパターンだったかも・・・

展望場所からは平野部も一望できます。
この日の安芸方面はすでに水田に水が入り、ハウスもたくさん立ち並んでいて、香川の田んぼや畑とはかなり違う眺めになっています。ハウスは後でわかったのですが、どうやらナスのハウスのようでした。

13時30分ちょうどに山頂と記された場所に着きました。

池の周囲の遊歩道を辿りだしてすぐに、Rさんがヤマザクラが咲いているのを見つけてくれました。
全国でも逸早く桜が開花する高知ですから、きっとどこかでヤマザクラぐらいは咲いているかな?と思わないでもなかったですが、意外と早く出会えたので皆で大喜びしました。

イズセンリョウを見た場所から数分歩いたところで、滝を発見。
と言っても轟々と音を立てて落ちる滝ではなくて、小規模な滝です。

いよいよ洞窟内に入りますが、こういう場所に入るのはちょっと久しぶりなので、少し緊張しますね。

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