色付き始めた寒風山へ、その5、赤い実、黒い実
梯子場を登ったところに、見事な枝ぶりのドウダンがありました。
紅葉真っ盛りとは言えないものの、黒々とした幹や枝は息をのむほど美しいです。一体、どのぐらいの樹齢なんでしょう?この木にも今回初めて気づいたのです。

梯子場を登ったところに、見事な枝ぶりのドウダンがありました。
紅葉真っ盛りとは言えないものの、黒々とした幹や枝は息をのむほど美しいです。一体、どのぐらいの樹齢なんでしょう?この木にも今回初めて気づいたのです。

桑瀬峠から20分も登ると、そこは寒風山のブナ林になっています。
ブナは紅葉しているのかいないのか、微妙な状態でしたが、それでも灰白色や黒っぽい幹を見るだけでも存在感抜群です。

中に、一輪、開き始めているアサマリンドウがあって、これは嬉しかったですね。
下でもすでに終盤だったので、上で開きかけた花が見られようとは思ってもいませんでしたから・・・。

この日は登山口の気温を見るのを忘れたのですが、恐らく10℃以下だったと思います。
暑がりの私にとっては、気温低目は有難いです。ウエアも9月までは半袖でしたが、この日はさすがに長袖のウエアにしました。
しかし、気温は低めでも、最初の15分は急登続きなので、汗ばむほどです。

9月19日にはアサマリンドウと石鎚山系の展望を楽しみに登った寒風山でしたが、10月17日に再び登ってきました。
9月も忙しかったのですが、10月は友人や子供たちが立て続けで帰省してきたこともあって、何かと忙しい日々でした。梶ヶ森に9月24日に登って以来、山に行けない日々だったのですが、息子が関東に帰って行った翌日の17日は天気もまずまずのようで、この日は予定もなかったので、前日からどこかに行こうとは思っていたのです。
しかし、その前からの疲れが出ていたのか、体調があまり万全とは言えず、当日は5時50分に目覚ましをセットしていたものの、すぐに起きることが出来ず、何度目かの目覚ましの音で、ようやく6時10分に起き上がることができました。
いつもなら前夜にパッキングも済ませ、着るもの一式を出しておくのですが、この日は起きてからパッキングをし、着る物を用意します。結局、家を出て高速に乗ったのは6時50分ぐらいでした。

親類に不幸があったり、関東から息子が帰省していたり、庭木の剪定などの雑用もあって、ブログアップの時間がなかなか取れないでいますが、今回で梶ヶ森の記事は最後になります。
実は梶ヶ森山行の途中で、アサマリンドウとリンドウが直ぐ近くで咲く場所がありました。
毎年のように、その場所を見ていたのですが、今回はリンドウとアサマリンドウの交雑種らしい株を見かけました。

この日もいろいろな秋の花をかなり見ることができたのですが、まだタカネハンショウヅルだけを見ていません。
最後の下りでたぶん咲いているはずなので、上のほうを見ながら歩きます。タカネハンショウヅルはツル性の植物なので、木に絡まって、上のほうで咲いていることが多いのです。
見ていると、案の定咲いてました。

下りは車道をのんびりと下るのですが、ここでもアケボノソウを見ることができました。

急勾配の梯子場や階段を登りきると、そこには東屋があって、やっと一息つけます。
いつもだと東屋で休憩を入れたりしますが、この日は歩き始めが遅かったので、もう一頑張りして、天狗の鼻まで登ることにしました。
東屋を過ぎると少しですがブナの木が見られます。

何度も寄り道したせいで、この日の登山口である龍王の滝駐車場に着いたのは、なんと10時半でした。
歩き始める前に、まずは駐車場近くで咲いていたアケボノソウを撮影します。

そろそろ下りにかかろうと思っていたら、単独男性の方が下るのに出会いました。
岩場ではいろいろな花が咲いていそうですよと仰るので、お願いして一緒に下らせていただきました。

山頂に着いたら、意外にも山頂には先客の方がいませんでした。
でも、私のすぐ後から歩いてきた若者たちがすぐに8人ほども登ってきたので、直ぐに賑やかになりました。
四国の山でこんなに大勢の若者を見たのは初めてかも?
山頂に着いたら、まずは笹ヶ峰とちち山方面を眺めます。

寒風山は岩場の多い山でもあります。
登山道も岩場近くを少しだけ通るのですが、梯子などが設置されていて、安全に登ることができます。岩場ではダイモンジソウが咲いていました。終盤に差し掛かった花ですが、とりあえず撮影します。
今日は展望が良いので、花は帰りに写すとして、まずは天気の良いうちに山頂へ行くとしましょうか。

桑瀬峠は風の通り道になっていて、涼しい風が吹き抜けているのですが、この日はあまり風がなかったようで、休憩していても、上から一枚羽織ることもありませんでした。
先に行っていただいたご夫婦は高知から来られたそうですが、寒風茶屋まで来て、瓶ヶ森林道の通行止めを知ったのだそうです。仕方なく、瓶ヶ森に登る予定を変更して寒風山に登ることにされたとか・・・。四国の山仲間の掲示板などネット情報では早くから通行止めの情報がわかっていたのですが、インターネットを普段ご覧にならない方は、そういうこともあるのでしょう。
10分足らずほど、山の話などした後、ご夫婦は先に出発されました。

寒風山の登山口では9月に登ると、いつもウスゲタマブキが目につくのですが、今年はひょろひょろしたアケボノソウも目につきました。
寒風山トンネル北側から車道を登ってくると、車道沿いにアケボノソウが咲く場所があって、例年はそこでアケボノソウを見ていたのが、その道が通れなくなり、この日は高知側から走ってきています。高知側の道はもともとアケボノソウを見てないのもありますが、この日は特に草刈直後だったようで、何も咲いていませんでした。なので、このアケボノソウが今年初めて見るアケボノソウです。

最近のコメント