花と雪渓の北アルプスへ、その3、雪渓
地図ではわさび平から小池新道の登山口までのコースタイムは20分です。
歩き始めて直ぐにKさんが「わさび平でルートの様子を訊くのを忘れてた」と言います。何でも鏡平の小屋に宿泊予約の電話をした際に、下のわさび平小屋で、コース途中の沢の橋がかかっているかどうかを確認したほうがいいといわれたとか・・。笠が岳付近は雪渓が異常に残っているのは覚悟してましたが、鏡平にいたるまでも、どうやら普通の夏道を通して歩けるわけではなさそうです。
地図ではわさび平から小池新道の登山口までのコースタイムは20分です。
歩き始めて直ぐにKさんが「わさび平でルートの様子を訊くのを忘れてた」と言います。何でも鏡平の小屋に宿泊予約の電話をした際に、下のわさび平小屋で、コース途中の沢の橋がかかっているかどうかを確認したほうがいいといわれたとか・・。笠が岳付近は雪渓が異常に残っているのは覚悟してましたが、鏡平にいたるまでも、どうやら普通の夏道を通して歩けるわけではなさそうです。
この日の予定は鏡平までです。鏡平まではコースタイムにして5時間半ほど。少しでも早く歩き始める予定だったのに、出だしから大幅な遅れです。
わさび平までは林道歩きで1時間20分、蒲田川沿いの道を歩きます。
今回の山歩きは、当初予定では二泊三日で新穂高温泉~わさび平~鏡平~弓折岳~笠が岳~笠新道経由で新穂高というものでした。
しかし、一日目に同行した後輩が体調不良、加えて、弓折岳から笠が岳に至る稜線が例年になく雪渓が多く、アイゼンも12本爪のアイゼンが必要といわれ、軽アイゼンしかもっていってなかったこともあり、コースを変更して鏡平~双六岳というゆったりとしたコースに急遽変更しました。
ここ数年、7月半ばは、学生時代の山の同好会の先輩や後輩と本州の山に登っています。
私の都合が良いのと、山の花もこの時期はとても種類が多くて、梅雨時で天候の兼ね合いも難しいのですが、それ以上に花との出会いがすばらしい時期です。それに昔からの山仲間と再び山での時間を共有できるというのが素晴らしいです。
アカショウマはこの辺の山ではもっとも普通に見ることが出きるショウマです。
名前にショウマとつく植物にはにはいろいろな種類があって、ざっと思い出しただけでもサラシナショウマ、ヤマブキショウマ、ルイヨウショウマ、アカショウマ、オオバショウマなどがあります。サラシナショウマやルイヨウショウマは見た目が違うので見分けが簡単ですが、アカショウマ、ヤマブキショウマ,アワモリショウマは花の時期も花の格好も似ていて同定が難しいですね。
東赤石ピークから東は、私にとっては未知の領域です。
まだ歩いたことのない道を歩くのはいつになってもわくわくします。
山頂出発は14時20分頃。
やはり樹林を潜り抜けたり岩の上を歩いたりの繰り返しです。岩場歩きは通常の山道と違って足をぐっと上げないといけないので翌日の筋肉痛が怖いね~などと皆で言います。Iさんが「翌日に出てくれるといいけど、月曜に出そうだな~」と言います。私達の年ですとそれもそうですね。
稜線に出てからしばらくは樹林の中の歩きです。悪路と言うにはちょっと大げさですが、それでもメインルートに比べると、木の枝に引っかかったりすることが多く、快適とは言いがたいですね。
やがて、八巻山に近づいてくるといつのまにか岩場歩きに変わります。稜線の南側はそれでもある程度視界が利いて、赤石山荘などが時折見えます。反対に北側はガスが濃く立ち込めていて,ほとんど何も見えません。この稜線はいつもこんな風です。
タカネバラの咲いている辺りから上は通称ロックガーデンと呼ばれているところで、7月末から8月にかけて固有種のオトメシャジンやシモツケソウ、コカラマツ、 シコクギボウシなどが咲き乱れるところです。今まではそれらの花盛りの頃に来ていましたが,丁度一ヶ月早いのでオトメシャジンなどは花芽も上がってなく、代わりによく目につくのはシライトソウです、
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