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10月末に登った時はサルトリイバラの実はまだ色付いていませんでした。
ツルウメモドキの実も弾けていませんでした。
それが11月に入ると、サルトリイバラの実は葉っぱこそまだ青々としていますが、ちゃんと赤くなっているし、ツルウメモドキの実も弾けています。それにガマズミの実も真っ赤になっていますね。
今年は去年に比べると約10日は紅葉が遅れているようです。
里山の紅葉はまだまだですが、いろいろな木の実がどんどん熟し始め、晩秋の花が咲きあがってきたようです。
いつもの里山にヤマラッキョウを見に行きました。
再び剣山系の山々が見えてきたので、雨が降っていても、気分は上々です。秋山は一旦、雨が降ると、寒いわ、展望はないわで、大学3年の南アルプス赤石岳~塩見岳への縦走で、ずいぶんつらい目に遭ったことがあります。濡れた体で、稜線で風に吹かれようものなら、体温が奪われて下手すると遭難の危険も大きいのです。
しかし、この日はなにより幸運だったのは、稜線で風がほとんどなかったことでした。私の雨具は購入して5年ほどになりますが、最近は防水が少し利かなくなってきて、この頃には中に着込んでいた開襟シャツも濡れ始めました。靴の中も少し濡れてきたような?
いつまでも剣山系の山々を見ていたいところですが、まだピークに登ってないので、歩き始めます。
三嶺や剣山を眺めたコルからピークまでは地図では50分のコースタイムとなっています。
一部、二重山稜になっているところに出ました。二重になっている稜線の間隔は約20mほどです。Tさんが「マユミ」と叫びます。二重になった稜線にはさまれた窪地にマユミの赤い実が見えました。
後ろを振り返ると、烏帽子山方面にガスが流れています。
烏帽子山というのは落合峠をはさんで西に位置する山で、形が烏帽子の格好をしています。丁度矢筈山とは反対側になります。標高は1669mで落合峠からはやはり二時間足らずで登れるようです。また登ってみたい山が増えました。
いつも歩き始めの一本はペースがつかめなくて速かったりしますが、今回は特に歩き始めが遅かったので、気が急いていたようです。それに夏と違って、花はほとんど終わっていて、撮影するものがないので、自然とペースが速くなるのかも知れません。
登山道からなにやら踏跡みたいなのが出ていてたぶん展望の良いところなのだろうな~と思って、辿ってみると(といってもほんの2,3mです)こんな光景が広がっていました。
落合峠は標高1520m。四国の峠の中で標高もトップクラスだと思いますが、雄大なスケールと展望のよさで、ほんとに素晴らしい峠です。
前々から、京柱峠とともに憧れていた峠ですが、去年の10月末に思いがけず友人夫婦が誘ってくれて、落合峠に立つことが出来たのでした。因みに京柱峠のほうは3年前に一人旅ならぬ一人ドライブで行ってきました。
なぜか秋には峠道が良いですね。
落合峠には9時55分頃に到着しました。車道の下、西側にある駐車場に車を入れますが、平日とあって他の車は一台もとまっていません。もともと四国は山が多いので、紅葉狩りといってもあちこちに人が分散するので、一箇所に集中したりはしません。それに紅葉狩りに来る人もその前の土日が天候も良かったので、敢えて天気が下り坂の今日を狙ってくる人も少ないのでしょう。
身支度して出発します。歩き始めは10時5分です。甲高い声がして、一瞬、女の人が話しているのかと思ったらTさんが「鹿が鳴いている」というので、納得。そう言えば去年の11月初めに大菩薩峠に登った時も鹿野鳴き声を聞きましたっけ。
この日は一応登山するつもりなので、登山口まではあまり寄り道しないほうがいいのですが、紅葉あまりにも綺麗で、止まらずにはおれません。もし、天候があまり悪くなったり、時間的に無理なら、山頂を諦めても良いよね、などとTさんと話します。
道端のとある場所に4WDの軽四がとめてありました。車の中は誰もいなくて、こんなところから山にでも登ったのでしょうか?キノコ狩りにはもう遅いはずです。ちょっと様子見しようと私たちも車から降りてみます。
昨日(11月5日)はここ3,4年来の念願だった徳島の矢筈山に登ってきました。
去年の10月末に友人夫婦がドライブで登山口の落合峠まで紅葉狩りに連れて行ってくれ、長年の夢だった矢筈山登山に一歩近づいたのでした。
今年も9月頃からずっと行きたいと思っていて、山友達のTさんと何度も行こうという話が持ち上がってはいたのでした。10月はTさんも私も行事などで忙しく日程が合わず、ようやく11月5日がTさんの休日で、この日は私も予定がなかったので、矢筈山に登ろうということに・・。
ところが、11月に入って天気予報をみると、5日はよりによって雨の予報です。さ~困った、幾ら山が好きといっても、最初から雨が降っていては登る気になれません。仕方ない、山道ドライブでもということで、来年のタキユリの下見も兼ねて、高知のオーベルジュにでもご飯を食べに行きますかという話になったのが3日のことです。
その後、4日の予報を見ると、今度は5日午前中の降水確率が10%程度まで下がりました。4日夜、電話でもう一度打ち合わせして、山は山でもあまり歩かずに済む徳島の野鹿池山にでも行きますか、ということに・・。
遊歩道を歩いていると、なんだか見たことがあるな~という草が生えています。
ちょっと考えたけど、思い出せません。
そのまましばらく歩いていると、また同じ草が生えています。よく見てみようとしゃがみこんでみると葉っぱの下に赤い実が・・。
思い出しました。
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