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東北から帰ってから1週間後の10月7日は、ここ6年ほど、私にとっては恒例行事になりかけている梶ヶ森行きでした。調べてみると06年以来、毎秋、訪れていました。
お彼岸頃に行くことが多いのですが、9月末は東北行きだったし、10月10日以降は秋祭りの準備に忙殺されるので、その前に行こうということで、山友達のTさんと3,4日前に立てた計画でした。
ミツバベンケイソウは一昨年初めて見つけた花で、正直、こんな低山に咲きそうな花には見えませんでした。
ブナに着生する珍しい花でアオベンケイという花を見たことがありますが、それを大型にした感じで、深山の花という雰囲気があります。
10月に入ると、そろそろオケラが咲き始めたかな~と気になります。
今年は咲き始めの良い時期に行けました。それに、去年は雨が少なく暑い年だったので、葉が焼けてしまいかわいそうな姿で開花していましたが、今年は葉も青々としていました。
9月末は東北までドライブしてきたので、帰宅してすぐに野草散策というわけにもいかないと思ったのですが近場の里山なら3時間ほどで行って帰れるので、10月3日に登ってみました。
まずはカワミドリの花がお出迎えしてくれました。
29日に仙台を発つ予定にしていたのですが、8時頃に出発すると渋滞に巻き込まれるということがよくわかったので、娘宅から徒歩で3分という親友宅で、お茶をいただいたりして渋滞の時間をやり過ごすことになりました。
7年前の秋田駒登山の前は、新築されたばかりの彼女のお宅で泊めていただいたことがあり、今回は二度目の訪問でした。彼女とは18の頃からの親友で、互いの実家にも何度か泊まったり泊めてもらったりしている仲です。でも、彼女がうちの母に会うのは、30数年ぶりだったでしょうね。
平泉周辺では観光バスがずいぶん多く、東北へ観光して支援しようという動き、特に、おりしも世界遺産に選ばれたばかりの平泉を観光しようというブームのようなものを感じました。
平日だというのに、駐車場にもかなりの車が駐車しています。
中尊寺は小高い丘のようなところに建てられていて、膝の痛む母はゆっくりとですが、何とか見て歩くことができました。
栗駒山荘を出発した後の28日の予定は、いろいろと迷いました。
まずは来たのと同じ道を引き返すと、平泉がすぐ近くなのがわかり、世界遺産に登録が決定されたばかりの中尊寺などを見学しようという心づもりでした。角館なども行ってみたかったのですが、翌日はまた長距離を運転して帰ることを考えると、二日続けて長距離運転は疲れそうなので、この日は厳美渓と平泉の見学だけをすることに決めました。
栗駒山荘に泊まった日は快晴だったので、もう一つ、楽しみにしていたことがありました。
それは露天風呂から眺める星空です。
お風呂は深夜12時~早朝4時まではお湯の張替のため入れませんが、それ以外はいつでも入れます。結局、夜10時ごろと早朝4時過ぎの2度、満天の星を眺めながらお湯に浸かりました。外気温は一けた台だろうと思うのですが、熱めの温泉に浸かりながら眺める星空は何とも贅沢でした。
朝風呂から出たら、ウインドブレーカーなどを着こんで、そのまま日の出と散策を楽しみに出かけました。
今回の旅で一番楽しみにしていたのは、宿から鳥海山を眺めることでした。
幸運にも滞在中の2日間は絶好の晴天に恵まれて、2日間とも鳥海山が見えました。
栗駒山から宿に帰ってきて、まずは汗を流そうと、楽しみにしていた展望抜群の露天風呂へ向かいました。
私が栗駒山荘へ泊まろうと決めたのも、この露天風呂の写真をガイドブックで見たからなのです。下山して宿への道を歩いていたら、岩手側の須川温泉の浴衣を着こんだ女性ばかりの5,6人のグループが栗駒山荘へと歩いているのを見かけましたが、この方たちも山荘の露天風呂からの眺めを楽しみに日帰り入浴をしに来たようでした。で、なければ、同じお湯が岩手側の温泉でも眺められるはずですから・・。
露天風呂からの眺めはそれはもう素晴らしい眺めでした。
鞍部になっている天狗平が秣岳方面への分岐となっていて、宿の方に展望が良いのでぜひ行ってみるようにと勧められたのでした。
ほとんど勾配のない道を歩いていきますが、通る人が少ないのか道が今までより少し荒れています。
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