山好き、花好き

土小屋から山に登る人は何と言っても石鎚方面に登る人が多くて、岩黒山方面に登る人は少なめで静かなものです。

アケボノの時期だけは岩黒山にアケボノだけを目当てに行く人も多いようですが、アケボノはすでに終わっているでしょう。

毎年、5月の下旬になると、そろそろゴヨウツツジの季節だな～と気にかかります。

2006年5月下旬に筒上山で初めてゴヨウツツジを見てから、その真っ白で気品あふれる花に惹かれて、ほぼ毎年のように飽きもせず見に行きます。

今年は5月20日から岡山の娘夫婦のところの孫が検査入院していて、岡山まで行ったり来たりの忙しい日々だたので、山の予定がなかなか立ちませんでした。24日に無事退院したので、いざ山へと考えていたら、一番天気が良さそうな25日土曜日は市内の花友さんから庭を見に来てと熱心なお誘いがあって断れず、山へ行くのは26日のワンチャンスです。天気はどうだろう？と気にしながら26日、自宅を5時20分に出ました。雨こそ降っていませんが、曇り空の中高速を走ります。西条で立ち寄ったいつものコンビニからも石鎚の姿は見えませんでした。

5月はちょっと高い山に行くとオンツツジが咲いていて、車で走っていても真っ赤な花が目につきます。

5月に見る樹木の花は何と言っても白い花が圧倒的に多いのですが、そんな中、ナツハゼの木は花も葉も赤く染まってとても綺麗でした。

シコクカッコソウは今年は見事な群生を二度も見ることができました。

二度目に見た群生です。

去年はタカサゴソウを見に行ったのは4月末のことでした。

かなり長い間咲く花のようなので、今年は去年よりかなり遅くに訪れましたが、それでもちゃんと咲いていました。

イワカガミは北アルプスに登ると、ごく普通に咲いている花ですが、四国の山地でみるとやっぱりうれしいものですね。

野草散策を１０年以上もしていると、初見の花も少なくなってきますが、今年は立て続けに２種類も見ることができました。

その一つがフナバラソウです。

5月になると、ランの仲間も次々と開花し始めます。

今年は今までとは違う場所でクマガイソウを見ることができました。

風穴の駐車場から水ノ元までも歩いて下ります。

いつもはここから眺める皿ヶ嶺の色が芽吹き前の茶色い色をしているのが、今回は青々としているのが印象的でした。

下り道でもいろいろな花が咲いているので、その都度撮影しながらゆっくりと下ります。

皿ヶ嶺は人気の山なので、花の時期はいつも１０人やそこいらの人がいます。

上林峠から階段を上り詰めた林の中で、後から来られたパーティーに先に行っていただきましたが、そのパーティーにまたお会いしたので、お尋ねしたら、岡山から来られたとのこと。本州からもわざわざ来られるとは皿ヶ嶺も全国区の山になりましたね。

私たちが伯州山や朝鍋鷲ヶ山に今年は連続で登ったとお伝えしたら、向こうも驚かれてましたが(＾＿＾；

結局、竜神平でもまったりのんびりして、それでも山頂目指して出発したのは11時15分です。

この調子なら、お昼は山頂でしょうね。

上林峠では、お腹が空いたので早くもおにぎり一個を食べてしまいました。

ここからは階段道がしばらく続き、このコースでは一番きついところなので、お腹が減っていては登れません。

平日ですが、天気がすごく良いので、登ってくる人もちらほらと見かけました。

ヤマブキソウやユキザサ、コンロンソウの群生もさることながら、圧倒されたのは木々の緑でした。